「運命の香水に出逢う方法」という超ベタなタイトルについて

Oct 19, 2009


(おしらせ)
今月より、携帯コラムの連載のほうを再スタートさせていただきました。
当しゃんしゃんTVをご覧の皆様には、いつも大変お世話になっております。
本当にどうもありがとうございます。

(※モバイルサイト『香水屋さん』を検索→トップページ「香りのコラム『香々つれづれ』」でお入りいただけます。)
こちらで、これからも色々と書かせていただきたく存じます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
    
新たに、『香々つれづれR』と“R”をつけて呼んでください。(笑
     
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◆「運命の香水に出逢う方法」なんて超ベタなタイトルで、その連載に文章をおもわず掲載してしまいました。どっかの恋愛本みたいですいませーん(笑
でも女の子のみなさんにも読んでもらうためには、こういうタイトルにしてご興味をもっていただく必要があったのです。
     
香水なんて興味ない人から見れば「運命だなんて何を大げさな。」って話で申し訳ないです。(笑
香りが好きな人にとっては、フレグランスのことを親友とか恋人、はたまた伴侶?くらい、かけがえのないパートナーみたいに想うもので。
香水にかぎらず、何でも、自分の趣味性を強くおびた物品というのは大概そういうものですよね。
   
香水をパートナーとして期待するほどの重い思い入れでさえ、香水様はだまって静かに受け止めて付き合ってくださる、このご慈悲。香水にはそんな魅力がある。
…なにも香水を神格化しているわけじゃありません。そのくらいの感謝をこめて接すると自分も気持ちよく香りを楽しめますよ、ということが言いたいのです。これはコツです。ですので、そこは誤解なく。
香水は香水、ただの良い香りの液体です。だけど、ちょっとしたコツをつかむと、たちまちそれは有り難い存在に化けるわけで、そのコツとやらを自分なりに書いてみようと思ったのです。(※携帯で受信の方、点字でご覧の方、引用も含めて本文が長いのでご注意ください)
   
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香水に興味のない方は、
退屈でしょうから、
「香水」の部分を
「恋人」とか「異性」に
置き換えて読んでみてください。(笑
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自分にとって、この1本こそ最高!と思えるような香水に出逢いたい、という方から、「そういう香水を見つけたい(出逢いたい)のですが、どうしたらよいですか?」
というおたよりをいただくことが、とても多いです。
乙女ゴコロですね♪
    
男性と運命的な出逢いをしたいと願う乙女ごころに似ています。
     
私は、「これは運命の香水で、これは違う…」と振り分けたり間柄や関係性にこだわる必要はないと思うから、変に意識して振り分けたりしないほうがよいですよと今までそのように書きつづけてきましたが、なかなかどうして、そんな説明ではご納得していただけない実情があります。(笑
「そうはいっても、女性なら誰しも、本命の彼氏(=香水)と結ばれたいと願うものでしょう!?」「他の香水に浮気しても、いつでも安心して本命に戻って来られる。そんな決定的な香水が1本ほしい!」と多数。
    
お気持ち、なんとなくわかります。
そういう1本に出会えないかぎり、なんだか気持ちも落ち着かないまま、無数の香水を買いあさってお金ばかり注ぎ込んでいる状態なので、この状態から抜け出して早く落ち着きたい、という現実的なお悩みだと思います。
   
      
…次の二つの指摘を、受け入れられますか?
    
1.「そのような1本に出逢えたとしても、あなたは以前と同様に気持ちも落ち着かないまま、あいかわらず他の香水が魅力的に見えてしかたがない。当然、生活も何も変わらないし、その香りについて周囲の評判も良いのか悪いのか不明で、まるで手ごたえ反応ナシ・・・。そんな状態でも充分に満足ですか?」
   
2.「そのような運命の1本に出逢った瞬間から、あなたはその香水に飽きはじめます。なんだか流行に乗れてない感じもするなーと思う。さらに素敵な香水をつけている他人をうらやましく思うことが続く・・・。それでも自分のその香水を愛用しつづけますか?」
    
以上の二点をこころよく受け入れることができるなら、近いうちに運命の香水に出逢えると思います。(すでに出逢っているかも?)
この二点を受け入れられないと、その後も購入しては「これもなんだか違う…。」を繰り返して、運命の1本にたどりつくまでに時間がかかってしまいそうな予感がします。
   
※運命の香水に出逢うと上記のようになるというわけではありません。悪いイメージは絶対に持たないでくださいね。安心してください。(笑
これは例え話です。
何が述べたいかというと、要するに、「見返りを期待せずに、こっちから先回りしてその香水との出会いに感謝して愛すれば、どんな香水とだって仲良くなれますよ」ということです。相手に条件を出さずに、シンプルに大好きな気持ちを維持できれば、どんどん仲が深まるので、その日々をつみかさねていくのです。
万一その香水とうまくいかなくても、次にもっと良い香水を見つけることができます。
なぜなら「香水を見る目」が正しく育つからです。
出逢う前からあれこれ条件を出すなんてことは、しないほうがよいです。
     
善は急げ!早く楽しくなりたいですよね☆(笑)   
ですので上の二つをご承知いただいて一日も早く楽しく香水と付き合っていただきたいのです。
「こんなにすばらしい香水を使える自分はなんて幸せなんだろう!」という感激の日々がずっと続きます。
あ、でも、この感激の日々がおとずれることを期待しないでくださいね。っていうパラドックスです(笑) 利益や効果を期待すると、それはおとずれないけれど、何も期待せずに愛情をそそぐと予想以上に嬉しい展開になる。
いつでも愛するのは「自分が先」なんです。
この順序さえ守れば大丈夫です。
これをさっさと覚悟しちゃえば、後は早いです。
   
     
“なんとなく”という感覚を大切にしてください。ということも私は連載で書きました。
そこに書いたものを以下、一部、抜粋させていただきます。
   
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◆自分に合う香水は、「見つける」ものではなく、関係性を深めて「育ていく」ものだと考えていただくと分かりやすいと思います。
   
◆香水に接する気持ちとしては、
“なんとなく…?”
この感覚です。
特に、「…?」の部分が大切だと私は感じます(笑)余韻ですね。よく分からないけど信じようかな…?という、ぼんやりとした余裕です。気持ちのゆとりが大事です。
「これって自分に合ってるのかな?似合わないかな?」と最初は半疑問ながらも、とりあえず大切に想う。いい香りだなあ、あの時おこづかいをはたいたけど無事に購入できて本当によかったなあ、としみじみ想う。
すると、なんとなく使う頻度は年々高まっていき、何度もリピート購入に至り、気づけば「もう10年も使い続けていた」といった具合に…長いこと一緒に人生を歩んで今では絶対に手放せない存在になる香水は、「いつのまにか」かけがえのない存在になってゆくものです。
   
ですので、最初はなかなか「運命性」に気づきにくいともいえます。
出会った瞬間にビビッと来た!というパターンもあるかもしれませんが、おおむね、ビビッと来たものは、色あせた瞬間に見向きもしなくなるなど、距離感も極端になりがちです。関係が不安定なのです。
一方、なんとなく…?と、日々なんとなく手に取る香水は、距離感もゆっくりゆっくり時間をかけて縮まっていくので、土台が強固になりますから、ちょっとのことでは関係も崩れません。
      
◆運命の香りというのは、最初から運命の香りとして存在しているわけではなく、自分とその香水との関係性を「育ててゆく」ものです。
日々その香りに感謝しながら関係性を育ててゆくのです。この気持ちは大切です。
「いま使っているこの香水よりも、もっと縁の深い香水に早く出会いたい」と他の香水に目移りした状態で使い続けると、その香水は悲しみます。(笑)
ともかく先のことは分からないので、あっさりと「よろしくね☆」と思いながら使うほうが、はるかに仲は深まります。
    
◆今現在、そういう香りになかなか出会えず、もどかしい思いを抱えている方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。丁寧に育てれば、どんな香りだって、運命の香りに育てあげることが可能です。(抜粋、以上)
    
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“愛で愛は芽ばえる”
「こちらが真の愛情をもって接すれば相手も悪い気はしないだろうし、やがて心をひらいてくれるかもしれないけど、ひらいてくれなくてもOK、見返りは期待しない。どんどん愛せ。愛情は無限なんだからケチケチしなさんな。」
・・・そう自分に言い聞かせていた二十歳のころの私は、けなげでした。(笑)
      
香水も、人間関係も、見返りを期待しなければ、残るは美しい感謝だけです。
その美しい感謝をいかに維持するか。テンションは高く。ノイズにも負けずに。
これは便利なコツです。
気に入っていただけましたら、どうぞご利用ください。
      
結婚して幸せになりたいという憧れにも似てますが、結婚後の生活で今よりツラくて苦労することもあるだろうけれど、それでも結婚したいと思うほどの強い覚悟があれば、その人は未来も明るく発展していくと思います。なぜなら見返りを期待していないからです。
思いがけず幸せな生活をさせていただいています。と何十年か後に笑顔で過ごしているかもしれません。
その状態を見た独身の人が、結婚するとああいうふうになれるんだと憧れて、ならば早く自分も結婚したいぞ!と思うと、なかなかそういう状況がやってこない。けれども、そんなことはまったく考えたことのない人が、相手のことが好きでたまらなくて、この人に出会えた自分はなんて幸せなんだろう!神様ありがとうございます!と感謝していると、思いがけず相手との関係がぐんぐん急接近、どんどんうまくいくようになる。という法則は確実に存在します。
   
香水も、まったく同じです。   
    
「永遠に私の気に入る香りでいてくれるのなら、私はその香水を大切に愛用します。」
というスタンスは、
「あなたが永遠に私のことだけをたっぷり愛して満足させてくれたら、私もあなたを愛してあげます」というのと同じです。
先に条件を掲げて、まず相手に要求しているのです。
   
そんなもどかしいやりとりをしていたら、人生の時間がもったいないです。
   
香水でも人でも(恋人でも友人でも仕事関係者でも同性でも異性でも物でも動物でも植物でも空気でも…)どこかで何かと出会ったら、まずは、こっちから先回りして愛するのが発展の近道です。こういう条件を満たすものならば私は愛せます、というものが目の前に現れるのを待っているのは、あまりにも時間がもったいないです。
とりあえず感謝して大切に想いながら接していけば、その香水とも仲が深まるし、万一その香水がダメだったとしても悔いなく次の香水へ行けるし、前よりも良い条件のものにめぐりあえます。
見返りを求めているうちは、出逢った香水の魅力にもなかなか気づけません。
関係性を育てるということは、なにも香水が自分好みの香りに変化してくれるわけじゃなくて、自分の気持ちが変わることによって今までは見えていなかったその香水の魅力にどんどん目が行くようになる。だからますます大好きになって仲が深まるのです。
それが香水の真相です。
     
     
私には、なんとなく以上のような軌跡が見えますので、それについて書かせていただきました。長くなりました。
    
   
何はともあれ大丈夫です。安心してください。未来は早く、すぐに明るくなります☆