モスキーノの香水

Jul 7, 2010


◆今期の新作フレグランスの中で、モスキーノの『モスキーノ・ライトクラウズ(MOSCHINO Light Clouds)』、かわいいです。青空に雲のボトルね。
香りも、つかみどころのないモワモワ感、ふわふわっとしたエアリー感があって嫌味のない感じで、「新食感」という言葉が似合いそうな。
     
“モワモワつながり”といえば…
ドルチェ&ガッバーナ(D&G)の『ライトブルー』という香水もそんな雰囲気です。あれはとても売れましたが、あれよりもベースノート(最後に残る香り)が軽くて柔らかいです、今回のモスキーノ(ライトクラウズ)のほうが。
…D&Gのベースノートは、ふわふわと見せかけて、意外に頑固なんです。(笑) 香りに重量感があるので、取り巻くその空気を動かしがたい感触がある。四角い大きな箱を力いっぱい押して、ようやくゴゴゴッと動くような…
対して、モスキーノのほうは、吹けば飛ぶような綿毛級の軽さ。
この軽さが、人によっては「つけてもつけても香りがしない?!」という感覚におちいりがち、かもしれませんが、こういうものだと思えば、それで良いのではないでしょうか。(解決したようなしないような…?)
香りの強さは…この程度でも充分に周囲に届きますので、「お気になさらずに!」ということで。ハイ、解決ね!(笑)
   
   
◆モスキーノ『アイラブラブ』
上記『モスキーノ・ライトクラウズ』と同じシリーズで、オレンジ系フローラルの香りをしている『モスキーノ・アイラブラブ』という香水もかわいい。
“120%フルーツ・ブーケ交際”
というコピーが瞬時に浮かんだのですが('80年チックな語感でキメてみました(笑))、これは、フルーティーすなわち果香と、フローラルの花香が、楽しく会話をはずませているような、そんな明るい午後の空気のようなこの香水をめでて詠んだ(?)コピーでございます。
   
このアイラブラブは、柑橘の中でもオレンジの香りが一番目立つように思います。そのオレンジの陰で、甘さがむやみに広がり過ぎないようコントロールしているのが「シナモン・リーフ」の香りです。香り全体がダレないよう律する働きと、あと、嗅ぐ人にナメられないよう監視する役目、『見張り役』ですね。…嗅ぐ人がどんな態度に出るか、ってね。(笑) 木の陰にこっそり隠れてジーッとこっちを見てるんだよ、この香水の中でシナモンリーフはつねに人間を見張ってる。(調香師さんは全然ちがう意図でシナモンリーフを使ってると思うけど、私にはそう見える。(笑))
     
シナモンリーフ。
シナモン(=肉桂、ニッキ)の葉の香りです。
    
皆様おなじみの「シナモン」は料理でも多用されますが、あれはシナモンの木の樹皮を乾燥させたものが多いです。香料の分野でも、シナモンの幹の部分から採取される精油は、シナモン「バーク」というふうに、シナモンリーフと区別するためにバークをつけた言い方をする場合があります。一般的に「シナモン」とだけ書かれている場合は、おそらく92%くらいの高確率でバークのことを指していると思います。
    
では、リーフとバークで、香りの違いはどうか?
東北弁と関西弁くらいの違いです。
同じ「日本語」という言語を細分化すると、パーツごとに微妙に違う。というふうに、同じ「肉桂」という植物の香りを細分化すると、シナモン・バークの香りとシナモン・リーフの香りに分かれて存在します。
   
バークのほうは、皆さんもご存知だと思います。ニッキ飴とか八つ橋のような、シャープな刺的感触をともなう香りです。
   
リーフのほうは、バークの香りにサフランライスとインドカレーをひそかにプラスしたような香りです。(←この説明、OKですか?(笑))
バークに比べてリーフのほうは、香りの表情が若干ふっくらとしていて、許容感?とでも言いましょうか。なんか精神的に許してもらってる感触のある香り。それでいて、アジア料理っぽい匂い。アジア的な複雑さをはらんだ香りなのです。
   
モスキーノ・アイラブラブを店頭で初めて嗅いだとき、このオレンジとシナモンリーフのバランスが印象的でした。
店員さんに「いかがですか?」と顔をのぞきこまれてコメント求められたので、
「オレンジと…ほのかにシナモンリーフみたいな香りがあって、素敵な香りですね♪」
と明るく感想を伝えました。すると店員さんは「え?シナモンなんて入ってたかな?」と言いながら商品の詳細がメモられた紙を見、「ええと…シナモンは…あ!ほんとだ!すごい!!!シナモンリーフって書いてあります!!え?どーしてわかったんですか!?」と驚いてました。「シナモン」どころか「シナモンリーフ」と精密に言い当てたのでビックリ不気味な客だったと思います。私もなんとなく適当に口にしたのですが、偶然それが当たっていたらしい。(笑)
店員さんに「どうやって嗅いだらシナモンリーフとか細かい香りまで嗅ぎ分けられるんですか?」と質問されたので、プロの方に向かって失礼かと思いましたが、私のほうから自分なりにつかんでいるコツをご説明させていただきました。
   
コツは、
「オレンジを支えているものは何なのか?」を考えることです。
この香りを陰で支え補強しているものは何者なのか。
プラスマイナスのバランスをとるために配合されているものは何者なのか。
   
“おかげさま”という素晴らしい日本語があります、まさにそんな感じです。活躍する人物を見て「この人を陰で支えている存在は何者なのか?」という気配を探るのです。そうすると、周囲の香りスタッフ陣が見えてきます。
   
といっても、たいていの場合は、香りの成分が一つ一つバラバラに表れることは少なくて(というか、そういうバラけた構成のものは、香水としては低評価といわれることが多いようです)、香水そのものの香りは、ひとかたまりに見えるように作られているのですが、それをルーペやサーチライトのごとく拡大したり照らしながら嗅ぎ探ります。なんか捜査してるみたいだけど(笑)
普段つける時は、もちろん、そんな嗅ぎ方はしていませんよ☆
     
    
     
◆こういった内容のフレグランスに関する私の話を連載させていただいていた『香水屋さん』という携帯サイト様が、このたびリニューアルなさるそうです☆
私の連載は終了とさせていただきました。今後はこちらのほうで昔のように書かせていただこうと思います。
香水屋さん(コスメ屋さん)をこれからも皆さんで一緒に応援していきましょう☆
    
    



シャンプーの香りシリーズ

Feb 15, 2010


◆「イエス!イエス!イェ~ス!!」という外人女性のCMは、あれは日本のテレビCMとして大丈夫だったんでしょーか?(笑)
テレビでもおなじみの『ハーバルエッセンス』です。
なつかしいところでは『ティモテ』とか、これもそうだけど、外人女性が出演してるCMって、日本で放映すると、女性よりもむしろ「男性に」ダイレクトに届いているのではないかと思えてならない。(笑)
    
                  CIMG0842.JPG
   
香りの種類がいくつかあるけど、これの中ではブルーのコンディショナーが私は好きです。ブルーでも、コンディショナーは好きだけど、シャンプーはあまりピンと来なかった。
ハーバルエッセンスは、ピンク色がたしかローズ系の香りで、オレンジ色がシトラス系で、ブルーはマーメイド系(というかフルーティー系?)だったと思う、たしか。
     
ブルーのコンディショナーは、マーメイド系ということで、デザインとか全体的に海的なものを意識していると思いますが、香りは、ピーチとかアプリコット系をココナッツミルクで割ったような、ちょいクリーミーな甘酸っぱい果実の感触です。まあ、ギャル香水チックといえば、そうかもしれませんが(笑)、なんとなくフレンドリーな感じがします。
コンディショナー自体は上記のような香りですが、洗っている最中は、ペア(=洋梨、ラフランスみたいな)のような香りが出現します。「…エステル系?」みたいな感じで。 …エステル系は、酸っぱくいフルーツの香りです。青リンゴ等で感じるような。この濃度が高くなると、セメダインぽく感じられることもあります。ワインとか飲むと、たまにエステルの強いやつがある。それが良いことなのか悪いことなのか私は分かりませんけど…
    
※このコンディショナーは、もちろん、セメダインの匂いもしないし、ココナッツミルクもほとんど感じないので大丈夫です。
    
男の人はコンディショナー(リンス)とか使うのか分からないけど、もしリンスをするのであれば、ハーバルエッセンスのブルーのこの香りは男性にも似合うと思います。
   
   
◆このコンディショナーに、あのコロンがあればなぁ・・・。
遠い昔に販売終了になってしまったカネボウiffiコロンの、エメラルド色の『南の島の香り』。これと合わせて使ったら、かわいかっただろうなあ♪と思います。好みが別れると思うけれど、価格の安さのわりには冒険してる香りだと思いました。
(言っちゃ悪いけどイフィーのコロンて、好きなやつは廃盤になり、好きくないやつが・・・。(笑))
このコンディショナーはそんなに香りが残るタイプではないので、どんな香水であれ、香りどうしケンカしたりすることはないと思います。   
   
     
◆生協
生協の商品は、会員にならないと、なかなか手に取る機会も少ないと思いますが、一度だけ生協のお店に入れてもらえるチャンスがあった時に、そこに売っていたシャンプーを一つだけ選んで買ってみたら、香りが素敵でした☆☆☆
「こっ、これはっ! …ティモテじゃないか!」と叫ぶほど、なつかし系のハーバルなフローラルの香りでした。
    
   
◆ティセラ!
ココナツで思い出した、『ティセラ』もなつかしい! ティセラで、一時期トコナッツココナッツって香りがあった! これはちょいグリーン系のココナッツ。アキシスっていうフレグランスがあって(昔はピンクとグリーンの2種があった)そのグリーンのほうは、こんな感じのココナツ香だった記憶があります。
    
ついでにティセラCMの歌も思い出しました。
…といっても、あやや氏の胸キュンピーチとか最近のじゃなくて(それも最近でもないか)、もっともっと古いバージョンのやつ。
「♪ティっセラ! 香りィ?が続くシャンプー?ってイイ感じ? “いい感じ!”」っていう。「ナイスお返事!」。
当時はこのCMのせいで商品を買いませんでした(笑)。「だよねー?」とかも反発して極力言わないようにしてたし。
それでもティセラはすごく安かったから一度ぐらい買ったかな?CMが落ち着いた後で買ったかも…香りが軽すぎる感じでした。
資生堂さんといえば、大御所『ばら園』とか、スーパーマイルドシャンプーのイメージがあったので、当時ティセラが発売されたときは「資生堂にしては薄っぺらい香りだな」と思った記憶がある…(笑)、あの透き通った液体の感じが、なんか台所洗剤っぽく見えてしまって…。ごめんなさい!
しかしそれにしても当時は他のシャンプー達にも色々とメロメロになっていたなあ…☆
       
最近では、どのシャンプーも似たような香りばかりですが、このころは商品によって香りも全然違っていたし、面白くて楽しんでいたように思います。
      
リニューアル続きで、香りもどんどん変わってしまう最近のシャンプー。
『ナイーブ』桃の香りのシャンプーの香りが大好きでしたが、あれもリニューアルされちゃって買わなくなってしまいました…。あの香り、シャネルの香水とよく合うのに! 残念すぎる。
      
めげずに他のシャンプーを渡り歩きます。
      
何のシャンプーを使おうかな♪って迷う時間は、至福のひとときですね。
     



<CM>ファーファのぬいぐるみ

Jan 19, 2010


ふと通りかかったら、UFOキャッチャーにファーファが山盛りになっていたので、とりました。
      
UFOキャッチャーなんて、ふだんは全然しない私なのに、偶然迷いこんだ売り場にファーファが…!
嗚呼、なんという出逢いでしょう!!(感激)
      
         CIMG0761.JPG
      
         全長約10cm。手触りふわふわ。無香性。
    
      
◆ファーファ・グッズは、権利関係のあやしげなニセモノも含めて、意外と多いんですよ。
しかも大きな声じゃ言えないがニセのほうがかわいかったりする…。(笑)
      
今回のこれは本物だと思います。
ファーファは固形石鹸なんかも出てますね。でも香りがファーファ独特のあの香りじゃないのが残念。  
ファーファ同様、スナグル君のグッズも、なんとなく買ってしまったりします。
(※クマ系のキャラクターが全般的に好きなんです)
    
     
ファーファも「かわいい♪」などと女の子たちに言われる今日ですが、
だがしかーし!そんなことはどうでもよいのです。
見た目なんて、どうだっていい。
それよりも、このようにグッズが充実したりすることで、ファーファの商品(洗剤・柔軟剤)自体が盛り上がって話題になり、そして商品の売り上げが向上してくれれば、私はそれでよいのです。
        
この香りが世に広まることが私の喜びです。
        
    



『エチケットライオン』でハミガキ、『arau』の香りを自宅でも…

Oct 27, 2009


◆11月の朝は、エチケットライオンで歯磨き。
気持ちのよい朝を過ごせますよ♪
    
20091111
●エチケットライオン/LION
        
薄荷(ハッカ)の香りの中に、シナモン系の香りがこっそりと隠れた、なんともいえない日本の朝がここに在ります。
11月の朝。
快晴の朝。
時刻は6時です。
朝ごはんを食べたら、エチケットライオンで歯を磨いて、外に出て空気を吸ってみてください!酸素が超おいしいから!(笑
ですから朝6時までに朝食を食べ終えなければなりません。11月はね。
でももし朝寝坊しちゃったなら、百歩ゆずって6時45分まではギリギリ大丈夫です。(「ゆずって」の意味が分かんないけど(笑)
     
◆最近は、余分な香気成分の入ったハミガキも多ございますね。オホホホ…
磨いていますと、なんとなく、邪魔な香気の気配を感じるのです。オシャレ系に仕上げたいがゆえの香り添加だと思いますが、その添加こそが「飽き」を招く要因になっていることに気づいてしまうと、もう、しょんぼりです。(笑
ある香気がピョンと飛び出してると、食品添加物のように、どうも気になって全体テンションが下がる。
     
エチケットライオンはそういう心配がないところが素敵です。
カッコつけてない純朴さに心を打たれます。ひたすら爽快感だけをめざす尊さ。ロングセラーに乾杯です。
      
私は、17年くらい前、エチケットライオンのファンになりました。

特に、小さいサイズのチューブが大好きです。
98円くらいの。
このサイズを使うと、にゅーっと中身を歯ブラシに出した時、細く出るんです。大きいサイズだとそれが太いのですが、ミニサイズのやつは、細くて、それがなんとも丁度よい具合なんですねぇ…(笑
     
     
◆そして・・・
11月の夜8時以降に外を歩くときは、
『クロレッツ』ガムを噛みます。
夜霧よ今日もありがとう!って言いたくなるほど空気の味がありがたく感じられるから。(笑
     
<CM>
CM001.jpg
●クロレッツXP(粒ガム)     
  

◆秋も深まり、寒くなりました。
寒くなると部屋の中でも香りが恋しくなるもので、室内で精油(エッセンシャルオイル)を香らせています。
天然ハーブも好きなのですが、
手元にあるもので済ませようということで…
ミント系の精油(エッセンシャルオイル)を、お湯を張った容器にポタリと1滴たらして、それを下からロウソクの火で温めています。よくあるアロマグッズで千円くらいで売ってる簡単な構造のものを使ってます。
     
※火を使わない安全なタイプもありますので、火が心配な方はそちらのほうがオススメです。
※湯を入れる容器は、使用ごとに洗剤で洗って、もしそれでも香りが落とせない場合はアルコールで洗浄します。手軽な方法は、除菌ウェットティッシュ。これにもアルコールが付いているので、これで拭くとよいです。
      
加湿器もいいですね。
加湿器は、精油を入れられるタイプのものがあるので、これからの季節そういったものを使うのも手ですね。(※故障を防ぐために、ご利用の加湿器が精油を入れて使えるタイプかどうかご確認ください)
     
◇今日の精油は「ラベンダー&スペアミント」にしました。
このコンビネーション、みなさん思い出してください、
洗剤『arau』の香りですよ☆
アラウ・アコードと呼んでます。
     
ラベンダーは、スパイク・ラベンダーではなく、「真正ラベンダー」。
ミントは、「スペアミント」です。
量は、ミントよりもラベンダーを多くすると良いです。ラベンダー7:ミント1くらいかな。
さらに、ほんの気持~ち、つまようじの先につけるぐらいの微量ですが、ローズなどフローラル系の精油をわずかに加えると豪華さがアップします。
      
しかし。本来、アラウ・アコードは、熱に弱いタイプの繊細な香りなので、本当は加熱しないほうが良いのです。なんだけど、ラベンダーの香りをかいでいたらテンションも上がってきて「・・・おもわず加熱しちまったぜ!!」(笑)「いざ着火ーッ!」もちろんチャッカマンでね。
ラベンダーは落ち着く香りのはずなのに、私はテンション上がります。「いいねぇ、いいよぉ~」とカメラマンのようにオイルにむかって声をかけながらの着火式。うつくしき炎のゆらめきに、チャッカマンを持ったまましばし見入ってしまいます。
     
◇「午後のティータイム」とかオシャレなひとときレディには、
「ブルガリアン・ローズ&ペパーミント」
その優雅さが女性の心をくすぐります。
↑だからって、男性が部屋でこの香りを焚いて女性を招いたらイヤラシくて嫌だよ(笑)それは×です。
     
ブルガリアンローズは、ちょっと高級なローズのオイルです。
ペパーミントは、上のスペアミントよりも線の細いシャープな香りです。
ローズだけだと、もたれる(※胃じゃなくて「鼻」です)感じがするので、ミントか、あるいはアニスとかシナモンとか、サーッと爽やかに洗い流してくれるような香りが添えてあるとグーです。「いいねぇ、グーだねえ」と、ササモト・ガスクロマトグラフィー(通称:ササクロ)が香りを感知しながら、そのように申しております。
     
     



今まで書いたものを整理しています

Mar 16, 2009


■『香々庭園』って憶えてますか??? 
昔、私が書いたものなんですけど…
     
20090316.jpg
      
こんな画面でした。
    
香々庭園だけでなく、今まで書いたものを全部いったん整理してみようかなと思い立ち、ただいま確認している最中です。
…といって、べつに深い意味はないのですが…
イラストなんかもあるので、どこかに残しておきたいと思ったので。
     
■『香々庭園』とは、その昔、香水・その他の香りグッズについて自由に書かせていただいた香りのエッセイのことです。
このエッセイのすさまじさは、『シャネルNo.5』と『ダイエースプレー』が同じ土俵に登場してしまうという超フリーダムなところでしょうか。やりたいほうだい、「野放し」とはこのことです。
『キンチョール』の香りとか、
資生堂『霧子』とか、
『ロゼット洗顔パスタ』の匂い考察、そしてフタの開閉の説明図まで念入りに、
世界的に有名な『シャネルNo.19』と同じテンションで書かれているという。
     
本名さらして、こんな意味不明なことを書くヤツは世界中で私ぐらいなもんでしょう。
恥知らずだけがウリです…
     
■『香々パピルス』という連載なんかもありました。
これはですね、クレゾールだとか薬くさい香気成分、特定の匂いについて、ひたすら執念深く書いています。
これまた、まったく何の役にも立たない。これぞ純愛です…私の香りへの愛です。
      
       
■そして携帯サイトの連載では、インターネット検索されたらまずい香りネタを書かせていただいたりとか・・・
     
■その他にも、ちょこっと別の場所で書いたものなど。香りに関係ない文章も少しあるのですが、それはどうしようか迷い中。
とにかく今は片っ端から確認作業です。
    
■たとえ香々庭園のキンチョールの回を英訳するのは不可能だとしても…(笑)
世界的に超有名なディオールの『ディオリシモ』というフレグランスと、キンチョールの香りが似ているという事実を、世界に向けて発信しなければ。
マラリアとか蚊がすごい地域で、現地の虫除け薬よりも日本のキンチョールのほうが強力ってのは一体どういうことなのか。
「かの有名なディオリシモに似た香りで蚊を退治しちゃうなんて☆ ジャパンて、なんだか不・思・議…☆」
海外からの影響を受けてる場合じゃありません。
むしろ日本から発信です。
      
■・・・とまあ無謀な海外野望はさておき、
この他、香り関係のお話なども、機を見てどんどん増やしていけたら楽しいかなと思っています。
      
■日本には面白い香りがいっぱいあるんです。
    
昔なつかし、トイレの青い液状せっけんとか。(アルボース?)
あの匂いの偉大さに、どれほどの日本人が気づいているでしょうか。
どんなにジメジメした薄暗いトイレでも、あの青せっけんの香りがあると、調和がとれる。マイナスにマイナスをかけるとプラスに転じるようなミラクル作用が、あの薄暗いトイレの中で…!! この現象を「偶然こそ神」といいます。(笑
     
・・・そんな思いのすべてをつめこみたいのです。      



桃/クリスマスプレゼントは買いましたか?

Nov 13, 2008


■お友達や恋人(あるいは夫婦など)に、クリスマスとかお誕生日のプレゼントって、みなさん積極的に買いますか!?
私は気まぐれ…。ごくたまに買う。
      
“☆”今年は、その久々の「配ろうかなyear」にさしかかっている。三の酉よりもレアな感じです。
       
そんな私の今年の「身内にそっと配る気まぐれプレゼント」ですが…
      
『良い香りの寝具』
を配ろうかな、なんて思ってる♪たとえばパジャマとか。
       
洗濯したら香りが落ちてしまうじゃないかって!?
…たしかに。
3回ぐらい洗濯したら落ちると思うけど、
最初だけでもイイじゃないスか。
最初だけで充分。
いや、
「最初だけがイイんだ!」
やがて消えてなくなるからこそ価値がある。
     
     
香りをどうやってキレイに出すか、考えているけど、クリスマスまでに準備が間に合わなかったら、この企画そのものはボツになる。急ごう。
パジャマとか寝具そのものに香りをつけるのではなくて、ラッピングを工夫することで芳香をかもしだそうという大作戦なんですけど。
     
☆…☆ 香りは、どんな香りがよいかな ☆…☆
クリスマス系の香りか、
ラグジュアリー系の香り。
この二つだったらラグジュアリーのほうが良さそうだな。(夢はふくらむ♪)
     
        
みなさんは今年のお誕生日やクリスマス、お友達に何をプレゼントしますか?
      
    
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■桃キュン☆
    
最近、急速な勢いで“桃”を欲しています。
自分で『桃キュン』現象と呼んでます。
ピーチの香りの香水とか、香料でもピーチ系がやたらと気になって、そのことばかり考えてしまうし、お盆でもないのに桃が食べたくなって桃の缶詰を買って食べてしまうし。にわか桃キュン。「桃ネエさん、アタイ、こんな気持ち、初めてだよぅ!」桃を深く知るチャンスが今、目の前に到来しようとしています。
夏は果実をまるごと一個かぶりついて。この季節は桃の缶詰をちびちびと行儀よく。どれも良いものです。
桃缶のシロップ(つゆ)を水でうすーく薄めて、『ニセ・桃の天然水』なんていうのも愉しんでおります。
      
先日などは、
「桃を食べるための下準備として、鶏肝のパスタを作る」という、
そこまでの気合いの入れよう。どーですかお客さん!(笑)このテンション。
    
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鶏肝と桃は、一連の流れがあるので、相性がよろしい。
オリーブオイルで鶏肝をあたたかいパスタに仕上げて、食後の桃のキュートな味をきわだたせようと考えました。
桃は、ブラックペッパーとも意外と合うから、パスタにはブラックペッパーを効かせて、その余韻の中でデザートの桃缶をいただきます。今回パスタの薬味はパセリよりもセロリであるべきでしょう。
鶏肝→ブラックペッパー→セロリ→再びブラックペッパー→桃→エスプレッソ。そんな輪ができたある日の昼食アコード。もっと甘いものを欲しているなら、デザートの桃の缶詰に生クリームをそえてもよかったかもしれません。
      
香りとしての桃・・・
冬本番に向けて、めずらしくアロマキャンドルなんぞ買ってみましたが、それも安っぽいピーチの香りに惹かれる始末。なんとなくベタベタ甘い香りっていうの?この人工的なのがたまんないんだよねー。(笑
     
ベタベタ甘い通称“恋の香り”といえば、女性に大人気のイヴ・サンローランの『ベビードール』というフレグランスですね。
以前こちらで、「ベビードールはかわいくて昔から気になっていますが、私はがんばって我慢します」とわけのわからない宣言をしました。まだ買ってません。依然、禁欲生活は続いています。
そしたら、たまたま通りがかった雑貨屋に売っていたアロマオイル(合成モノ)が「ベビードールのような香り」っていう商品で、香りを嗅いでクラッときました。あまりにも安かったし、あまりにもかわいらしいので買いそうになりました。危ないところだった。
…こういう有名な香水に似せた香りって、訴えられたら勝てないと思うんだけど。
特に、この「ベビードールのような香り」は、実物にかなり似てるから(噂によれば「実物を越えた?」とも(笑)、そうとうヤバイんじゃないか。
このアロマオイル、『恋に効く香り』とか正面から書いてあって、そういう卑怯な売り方はやめるべき。(笑
          
いかにもピーチな真正面からの桃の香りもキュートですが、お上品な香水の中に、感知できないほど微量に桃の香りのキー成分がこっそり入っていたりする姿なんかも色っぽくて、テンション上がりますね☆
「桃UP!!」
       
     
<CM>
20081106.jpg
●紅茶専門店マリアージュのキャンドル各種
     
白茶の香りなど、ほのかで素敵な香りが勢ぞろい。
ですが私はまだ買ったことがないのです。
キャンドル1個で8000円もするの…。(涙



『奈良』、石鹸

Oct 18, 2008


■奈良
     
この間まで、ちょっと仕事で奈良に行っていました。
     
奈良といっても奈良市の都心部ではなくて桜井市のほうに用事があったので、恐れ多くも大和三山(※畝傍山、耳成山、天香久山)の付近にお邪魔して滞在させていただきました。
    
せっかくですので、早朝、周辺を歩いて拝見しました…
山にある神社でお参りをしたのですが、その時の香りがとにかく素晴らしくて、本当に感動しました。
     
基本的に海も山も滝も田畑もどこでも好きですし、どの山の香りも好きですが、特にここの山の香りは、大尊敬したくなるほどに神秘的な香りでした。
ちょうど良いタイミングで季節の花々も香っていて。これであと3日ずれていたら、あのアコードは成立しえなかったと思います。それぐらい繊細なバランスで、景色とも調和のとれた香り(=すなわち「アコード」)だったのです。
     
これぞ、まさしくアコードです。
     
今の季節の芳香花といえばキンモクセイですが、この花もちょうど咲き始めた瞬間で、香りがとてもフレッシュだったし、
姿は見えなかったけれど、ショウガの花かな?そんな香りもただよっていたり、
レモンの果皮のような、爽やかな香りもただよっていて、
そして霧雨の降る、山の湿土の香り。
柿の実。
稲穂は黄金のじゅうたんのように輝いていました。
     
この地域の方たちに、「とても素敵な香りですね!」と気持ちを伝えたかったけれど、…山にも、その周辺にも、人が誰もいらっしゃいませんでした。
…ですので、この文書を、奈良県の方が読んで下さることをひそかに祈りながら書いています。(笑
     
     
香り商品なり、フレグランスなり、
この香りは、どこかで、再現されて実現されるべきです。
でなければ、私一人だけしかこの素晴らしい香りを嗅げないなんて、そんな残念な事ではいけませんから。
しっかりメモして帰ってまいりました。         
     
ところで、和歌山県には行ったことがありませんが、和歌山県も素敵な香りがただよっていそうな予感がして、ひそかに気になっています。…なんて。
「嗅ぎたがり」です。
    
      
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●もらいものの石鹸を使っています。柚子ゼリーのような黄色がかわいいですけど、香りは特にありません。     
   
   
■サンリオは好きでした。特に香りが…☆
     
サンリオの中でもキキララが特に好き。
キキララの「紙せっけん」が昔ありました。紙のように薄くて小さな石鹸で、一枚ずつ取り出して使うんです。一回の手洗いにつき一枚。
     
この紙せっけんの香りが好きで好きでたまらなかったのです。香りといっても、「香り」というほど何かの香りがするわけではなくて、なんとなく、ぼんやりと、「なんか香りがする?」くらいの感触なのですが、あの物足りなさが当時たまらく私の心をくすぐったものです。
グリセリン・ソープ(透き通ったタイプの石鹸)に、うっすら、普通の石鹸(牛乳石鹸とか)の香りが乗ったような、・・・とにかく薄い香りなんです。あの薄さがたまらない!!(笑
     
☆キキララだから、星の形をしていて、何色かパステルカラーで・・・幼稚園の時だったかな、この紙せっけんをお友達に誕生日プレゼントでもらったんですよね。もったいなくて使えなくて…、あまりにもかわいくて困りました。
今これと同じものが売っていたなら、私もまわりの女の子にプレゼントしていることでしょう。
     
その昔、サンリオの文房具の香りは、他メーカーとは格が違う!とひそかに私は確信していたわけなのですが、当時とても偉大なパフューマ-さんがサンリオ文具の香りを担当なさっていたという噂を聞いたことがあります。(←噂です)
「やっぱりな。」と、またもや私は再度確信しました。
       
          
■なぜかここ最近、石鹸の香りに関する話題が、私のまわりで多く聞かれます。
     
「良い香りのする石鹸」という価値は、今さら、当たり前すぎる話でもあります。
   
しかし、
その「良い香り」という範疇の主軸を根本的に見直す必要があるし、それによって革新的に香りそのものが生まれ変わる可能性は充分に考えられます。
     
狭い価値観だけに偏った「いい香り」の時代は、もう終わりつつある。といえるでしょう。
   
ある意味、これからが楽しみな時代であります。
       
<CM>
CM015.jpg
●ナショナル浄水器
      
     
おたより、快速メール、その他、いつもどうもありがとうございます。
更新がだいぶ開いてしまって申し訳ありませんでした。
これからも心よりお待ちいたしております。       



男の人のシャツの香り…洗濯洗剤

May 11, 2008


■男の人が目の前をよこぎる時、ふと、洗たく洗剤(柔軟材)の匂いがすると、なんとも複雑な気分になります。特に、ひとり暮らしの男性から匂うと。
仕事から帰ってきて、疲れているのに洗濯をしている姿を連想してしまう・・・こう、脱水が終わって、洗濯物を取り出してる様子とか思い浮かんでしまったりして、見てはいけない姿をのぞいてしまったような申し訳ない気分です。
        
みなさん洗剤は何をお使いですか?
…快速メールでこっそり教えてください。
      
私は今まで『ファーファ』の粉末洗剤&柔軟材を使っていましたが、新たにファーファの柔軟成分入り液体洗剤が出たので、そちらを使いはじめています。
つかめそうで、つかめない香り、シャボン玉のように現れては消える愛くるしい香り・・・ファーファで洗ったタオルケットは赤ちゃんのようにやすらかで、あどけない。
      
     
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香りで見ると、『ボールド』とか『レノア』を使う人も多いみたいだけど、私は別のもののほうが好きです。
あまりにもしっかりと匂いすぎるのも、しらじらしいというか、わざとらしいような気がして、なんか照れくさい…♪ いや、本当は楽しくて嬉しいんだけど。…それでも照れちまうんだ!(喜びながらキレる人)
新バージョンのボールドは素敵な香りです。感動しました。
       
ペリカン石鹸さんという企業は石鹸類等をたくさん作られているそうで、ホテルのアメニティ系などもペリカンさんの商品をたまに拝見するのですが、こういう香りの洗濯洗剤があったら夢のようです。
ラグジュアリーなリネンウォーターとか☆ 考えただけでワクワクする。
              
             
■このような洗剤とかシャンプーとか、ユーザーが毎日接するであろう商品の「香りづけ」というのは本当に難しそうです。
   
“良い香り過ぎないこと”
     
これが決め手かなあと思います。
…ほら、食べ物だって豪華に美味しすぎる料理は、たまにはいいけれど毎日となるとムリでしょ?それと同じで香りも、華やかに良い香り過ぎてもリピートされないと思うんですよね。
何か輝くものがあって、なおかつ、いい香り過ぎない。それはとても難しい。
       
最近では、洗剤も「香り見本」というものが充実していて、各メーカー、香りをアピールしているようです。
ファーファもね。ファーファのぬいぐるみ(ミニサイズ)に商品の香りをしみこませて、それを香り見本として店頭に置いたなら、売上は今の10倍以上になることでしょう。(笑
もしくはファーファの商品写真のビーズクッションでできた香り見本とか。かわいすぎて誘拐されることでしょう。
         
香り見本・・・
お客さんたちは各メーカーの商品の「香り」が色々あることに目移りしてしまうので、なかなかリピートしてもらいづらいのではないかと思うのです。
楽しい反面、1種類にしぼりづらい、目移りしやすい、ということもあります。
香水なんかでも、目移りしちゃって、次から次へと違う香りを買ってしまって「自分は、この香水だ!」という1本にめぐりあえない人が大変多いようですから、そこは賢く香りとも付き合っていく必要があるでしょう…
       
          
■「あてがう」
香水のように、洗剤も他人に「あてがう」今日この頃です。
「あなたには『部屋干しトップ』が似合うでしょう。っていうか買ってきました。どうかお願いですからこれを使って下さいッ!」と無理やり他人の家に洗剤を置いてくる。新聞屋まがい女。
「置き逃げ」です。
     

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スープ、柑橘、イルミネーション、他

Dec 11, 2007


■日々いろんな「スープ」を試作しています。
以前あるお店で、ブロッコリーのスープというのをいただいて、それがとても素敵な味だったので、私も芸術的な味をめざして色々スープを作ってみようと実験しているわけなのです。
スープって、何の技術もない私のような者が、野菜をじっくり煮込んで作るだけでも、それなりに食べられる味になるからありがたい。
        
香りも熟成させることによって新たな素晴らしさを見出したりするように、食べ物も…さつま揚げやちくわを煮た汁で、翌日、豚肉やタマネギやブリ魚を煮たりする、一晩ねかせたその「時間」こそ芸術です。…例えはイマイチだけど、残ったつゆで煮ると、味がまろやかになるんですよね。
スープにも、その戦法を導入しようと、たくらんでいる…。
        
それとは逆の話でいうと…
カレーを作るとき、カレー粉を入れる直前の、あの肉と野菜が煮えて台所にただよう匂いが大好きで、とても親しみ深いものがあります。なんだったら、ここでカレー粉を入れずに、このまま食べてしまっても美味しいのではないかという予感がして、鍋の中の具をそっと取り出してそこに醤油やソースなど、あらゆる調味料を駆使して食べてみたことが昔ありました。…意外とイケる。(笑
その記憶があったので、次の機会に、それとぴったり同じ工程で作ってみたんだけど、それだとなんだか美味しくない。目の錯覚のように不思議な現象なのですが、つまり、肉と野菜を煮込んで調味料をかけたものが「完成形」だと思って食べると美味しくないのです。なんだけど、カレーの完成をめざしていたのに途中でつまみ食いをするように取り出した肉と野菜に調味料をかけたもの、すなわち「これはまだ作っている途中なんだ」と思いながら食べると美味しいという。(笑
この“つまみ食い感”が効いているのだと思いました。自分一人で勝手に予定変更をする贅沢さですね。
       
オーソドックスに、肉・野菜・果物をミックスしてスープを作ることもあります。
こうしてチキンやタマネギなどと一緒に煮込んだスープですが、次の日このスープを元にして、ミートソースを作ると美味しいです。古い喫茶店のランチのような味になる。
     
寒い冬は手作りスープで。
        
       
■ごく個人的に、毎年12月は柑橘祭です。
11月末からクリスマスにかけて、この期間は、紅茶だったらアールグレイを飲んじゃおっ♪なんて神聖な気分に浸っています。
紅茶の葉に「ベルガモット」という柑橘のフレーバーをつけたものをアールグレイと呼ぶそうですが、ベルガモットの香料は、すごく良い香り。夏みかんや沖縄名物シークワサーのような、若干、青みがかったオレンジ&グレープフルーツ&レモンの香りというか。「すがすがしい」のに、なぜか「あたたかい」香り。神聖なあたたかさ。心がくすぐったくなるような喜びに満ちた香りです。
「アールグレイの紅茶は、アルミホイルを噛んだような味がするから嫌いだ」
と可笑しいことを言った人がいますが、たしかにベルガモット香料の香りにも金属っぽいようなメタリックな角度があります。そこがこの香りの面白いところです。活かしどころ、というわけです。
12月のアールグレイは神聖な味が致します。
     
シークワーサーの果汁もおいしい。コップの水にシークワサー果汁を少したらして湯上りに飲むと、スーッと体内にしみ込んで、気持ちがいい。お酢の酸味と違って、もっとシンプルでフレッシュな酸味なので、体内がさっぱりするんですね。
      
和食では柚子の香りも毎年恒例でなつかしい。
白菜の漬物に、きざんだ柚子の皮を乗せるただけでもお正月気分。まだ時期的にはフライングなんですけど。お醤油を1滴たらして。
ここに日本酒で。
     
柚子はバルサミコとも相性がよくて、柚子とバルサミコでドレッシングを作って刺身と食べてもおいしい。フランス風。
          
前にも書いたけど、
タマネギをスライスカッターで薄ーくスライスして、そこに柚子の果汁をたっぷりしぼり、それをビニール袋の中で30秒くらい揉む。そこにキムチの素をティースプーン1杯分くらい(少しで大丈夫)混ぜて、仕上げに柚子の皮をきざんだものをたくさん散らばせる。
カレーや焼肉、ハンバーグなどの漬物がわりに。
    
柚子の砂糖漬けも楽しみ、早く食べたいなあ。
       
      
■クリスマスシーズンの今月、ホテルやショッピングモールのイルミネーションがきれいです。
クリスマスツリーのディスプレイをあちこちで見かけますが、そこに「香り」があれば尚いいんだけどな…。
     
なぜ、芸術には“香り”が無いのでしょう。
    
香りといっても、ホテルのロビーのように、くつろいで長居する場所に香りがあったら、それは人それぞれ好みもあるから香りは邪魔でしょうけれども、エントランスや通路など、一瞬で通り過ぎる場所のディスプレイには香りがあったほうが面白いと思うのです。
通り過ぎる瞬間、ディスプレイに近づいた瞬間、フッと香りがただよう。
今はアロマポッドではなく、高性能なディフューザーがありますから、熱に弱い香料もきれいに表現できると思いますし…
香りも芸術的アプローチとして人々に受け入れられるスペースがあってもよいのではないか、と思います。
      
いけばな等も、花そのものだけでなくて、花を含めたその空間全体をデザインするわけですから、そこに香りがあれば、臨場感もワイドに広がるであろうと私は思います。
     
「香り」と「芸術」。
たとえばローズの花のディスプレイだからといって、そこに「ローズの香り」をさせるような、そんな単純な事ではないと思います。もっとクリエイティブであるべきです。
私の「あてがい」は、そんなんじゃなくて、もっとスゴイんだ。
空間そのものに、あてがうくらいの。…あてがってやるさ!
     
芸術の域として、香りが存在するのが夢ですね。
これからそういう時代がおとずれることを願っています。
     
     
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●マロニー
     



白檀

Aug 4, 2007


■夕方、庭に打ち水をしている家の前を通りかかると、なんともいえない夏の香りがします。
打ち水を終えた後、透き通る空気のような香りをした白檀の「香(こう)」を1本つけてみたりなんかしても素敵です。打ち水に似合う。
     
今ぐらいの季節は私も、夕方に白檀の香をつけて香りを観賞してます。他の季節でも使っている通常の香にプラスして、夏は一つ余計に買ってきて使うんです。
香は、特に高級店で買うでもなく、葛飾・柴又とか小岩あたりで適当なものを買うことが多いです。
     
             
■というわけでサンダルウッド。
オリエンタルな香りを演出するなら、サンダルウッドですね。
サンダルウッド(白檀、ビャクダン)の香りです。
この香りが効いているフレグランスを嗅げば、「Oh!Oriental デスネ!」と外国の方も感じてくださることでしょう。
香水を全然知らない人にとっては、こういったフレグランスを見せても「線香みたいな匂い」と言われてしまったりすることもあるでしょうけれど、サンダルウッド好きの皆様、めげずに愛用の道を貫きましょう☆
      
           
■「サンダルウッドの香りをしたフレグランスだったら、多少の“脚色”が欲しいところです」という話を別のところで書いたばかりです。
      
シナモン的な鋭い刺激や、パチュリ-の静かな深さ、ムスクの温感、そういった香りがサンダルウッドと合わさることによって、東洋の神秘がうまれます。
そして、それは時に、扇情的な表情をも見せる。
扇情・・・扇情・・・扇情・・・・ (←エコーっぽく響かせてる)
じつに素敵なことになっているじゃあございませんか。
       
     
■インドのサンダルウッド
一昨年インドに行った友人がみやげを買ってきてくれて、サンダルウッドの香りモノもいくつかもらいました。
特にサンダルウッドの石鹸が良かったです。価格的なランクは聞けないのでわかりませんが、香りもよろしく、この石鹸で体も顔も洗ってみました。好感触でした。石鹸がくるんであった中の紙も良い香りだったので、しばらくカバンの中に入れておきました。
     
サンダルウッドの石鹸は香りもしっかりしていますので、石鹸をタンスに入れておくだけでも衣服に芳香がうつって素敵ですよね。
     
質はピンからキリまであるでしょうけど、インドはサンダルウッドの名産地ですから、街でサンダルウッドの香りモノも色々と売られているみたいです。東京・高円寺のむげん堂とかも、お香とかインド雑貨販売のついでに、こういうインドの香り石鹸なんかも取り扱ってくれたらいいのに♪ (もしかしたら売ってるかもしれない。売ってたらごめんなさい。最近行ってないから分かりません…)
インド雑貨というと小物かスパイス系のものか、お香あたりのアイテムが有名だけど、化粧品なんかも使ってみるととても良いから(ただしニセモノも多いから要注意(笑)、そこらへんも今後ぜひ活性化していただけたら私は嬉しい。
      
■サンダルウッドの香りのボディパウダーを海外の方にいただいたことがあります。これがすっごくいい香りで、ボディ用なんてもったいなくて顔にばっかり塗ってた。
      
このパウダーは香りだけでなく肌にも良い感触です。
しかも、この粉の色が、これがものすごく私の顔の肌色に合うんです。…今まで、自分の肌に合う色をしたファンデーションにめぐりあえたことがない、そんな私が、です(笑
     
【色もちょうどよく、さらに素晴らしいことには、この粉を顔につけていると肌の油分・水分の調節がうまくいくようで、汗でも崩れない】
     
↑ここ重要です。
     
知り合いの女性に「ファンデーションどこの使ってる?」って聞かれて、「じつは…」といってこの粉を見せたら、「私も使ってみたい」と言うので貸してあげたら、
「すごい!私の肌の色にぴったり合うんだけど!」
って私と同じセリフを…。(笑)誰でもそう思うのか。そうか。
       
        
■サンダルウッドのフレグランスとか、あるいは精油なんかを扇子うちわにほんのちょっとつけて、ビャクダンの風をおこすのも夏らしくて面白いですね。
私は適当にブレンドした精油をうちわにつけてます。
このうちわを玄関であおぐと芳香剤のような効果になるので、来客前にあわててあおぐこともある。(笑
       
        
扇子の香りとか、あるいは私の周辺で小さく話題になっている“ササモト紙(※)”とか、ささいなものにも香りをあてがってゆくのが人生の愉しみであります。
         
         
※ササモト紙…私が勝手に名づけた芳香紙。この紙で衣服や下着やハンカチをくるんで一晩おいておくと、翌日そこからふわっと良い香りがただよいます。
                
      
        
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●AMラジオ1422      



古書、他

May 29, 2007


■俳優・芦屋小雁さんはフィルムコレクターとしても恐るべき存在であるという話をエッセイで拝見したことがあって、以来それがずっと印象に残っているのでした。
依頼者の方がどんなに超マニアックな映画の名を口にしようとも、「わかりました。倉庫から出しておきます」と事も無げにサラッと受け答えて、観せてくれるらしい。
私は香水にまつわる話を書くことが多いから、それを読んで下さった方から「どういう香りなのか気になります」と言っていただくと、大変光栄で嬉しくもあり、半分、お騒がせしてるなあという申し訳なさもあるので、私の手持ちの範囲内でよければ少量ですがお送りして差し上げたいと、つね日頃そう思っています。
「そのサンプルってお金がかかるのですか?」と聞かれたことがありますけど、こんなことで大切な皆様からお金をいただいたらバチが当たるっつーの、…私はそんなにセコイ人間ではない。(笑
      
■でまあ、せっかくこういった機会に恵まれているので、皆様のご要望に少しでも応えたいと思うのですが、私は香水コレクターではないので、あたりまえですが何でも全て持っているわけではなくて、そこが無力で悲しいところです。
「○○の香りが気になるのですが…」と言われたフレグランスが手元に無い時、上の小雁さんのエピソードがいつも頭をよぎります。
「ごめんなさい。あいにく倉庫にも無いようです」
そう言ってみたいところだが、うちには倉庫も無いのだった。
強いて言うなら、倉庫ではなく、小規模な「香水棚」程度のものならありますが、「わかりました。引き出しから出しておきます」ってのもなあ…報告するほどの動作でもなかろう。
      
■昔の薬屋さんみたいな収納法が大好きで、こまごまと小さな引出しにサンプルを収納して、そこから自在に取り出してホイホイ渡すのが私の夢であります。
     
フレグランス関係の方などから、「よかったら見本にどうぞ」といって小分けしたフレグランスをいただくことがあるので、そういうものをいただいたら、すぐにサンプル容器に移し替えてなるべく空気に触れないようにして暑さや光も当たらない場所で保存するようにしています。…もしも自分が愛用しているフレグランスだけだったら、今も少ないままだったはずです。見本にいただいたもの92%くらい、それに対して自分の愛用品は8%くらいしか種類がないから。
      
■詰め替えたサンプルを小さい引出しに名前順に入れて、そこまでは大変にゴ満悦な私なのですが、
「○○というメーカーのフレグランスで、Cというフレグランスが気になるのですがサンプルありますか?」と聞かれて、○○のAとBとDとEは持っているのにCだけ持ってない時の口惜しさったらないよ。(笑
「ABDEなら持っているのですが…」という言い訳は、みみっちいので、ここはシンプルにストレートに、
「Cは持っていません」と言おう。
惜しいなあ…ひじょうに惜しいんだよなぁ、とニガい声でうなる私でした。「おしいんだよなぁ」。
薬屋さんみたいに引き出しを開け閉めできなくて残念。
     
「Cにとてもよく似たPという香りならあるのですが…」、と言いたいけれど、それじゃダメなんだ。どんなに似ていたとしてもPはCとは別物であり、PだろうがQだろうがC以外は全部「NO」なんだ。そのイラだちは自分が一番よく解っています。嫌というほど経験してきたから。
似ているなどという私(という他人)の主観は何の役にも立ちません。そういえばコント55号さんのそういうコントをテレビで観たような記憶が・・・ラーメンを食べようとしたら箸がなくて「箸に似たものならあるのですが」といって棒を渡されて、「レンゲは無いけどレンゲに似たものなら」といって柄杓を渡され…最終的に全然違うものだらけになっちゃったよ!っていうコントだったと思うけど、私のサンプルもまさにそれ状態なのかもしれないと思ったら落ち込みます。(笑
「○○に似たものなら…」
このセリフだけは極力言わないようにしてます。
      
      
■蒐集といえば・・・
香り関連の古書を個人で集めている方がいらっしゃいます。
もの静かな男の方です。
この方は香り関係の集まりで、たまたま私の隣の席に座っておられた方で、名刺を下さりながら、「わたしは香り関係の古書を集めています」とおっしゃるので、「すごい!!」って、もう私は大感激で、
「大変恐れ入りますが一度拝見させていただけないでしょうか。チラッと一目だけでも…」、そう言って食い下がってみよう!と夢中でした。拝見させていただけるのならば、たとえどんなに遠くても国内どこへでも行こうと思っていました。
そしたら私の家から自転車で15分の所だった。あれは驚いたねー(笑
大変なお宝の山でうらやましいかぎりですが、この方は書物をあまり読まれないそうで、「ただ集めてるだけで読まないんです」とおっしゃいます。ご謙遜かと思いましたが、本当に本当にお読みにならないそうです。「この方の御本おもしろいですよね」と私が笑顔で言っても、「読まないのでわかりません」と。…私のこの笑顔はどこにやればよいのか。(笑
     
古書にかこまれて、本当にうらやましい。
蒐集バンザイ・・・☆
             
    
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●BVLGARI OMNIA “AMETHYSTE”/BVLGARI



金沢の件です  ※終了させていただきました

Feb 15, 2007


下記の金沢サンプルの件は、只今をもちまして終了とさせていただきます。
お申し込みどうもありがとうございました。
是非またご利用くださいませ。
     
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■日本各地の何種類かのご当地フレグランスの中で、私が一番気になった香りは『金沢』でした。
このフレグランスに関しては別の場所でご紹介させていただいたので詳細は省略させていただきますが、このフレグランスを「買いたい、とまでは行かないけれど、どんな香りなのか嗅いでみたい」という方は、下記の要領でメールにてお申し込みくださいませ。(アドレス:sasamoto@xianxian.tv)
      
ご当地モノなので、金沢に行くか、通販でしか買えないと思うから、せめてサンプルを・・・
     
     
■メールの件名に → 『金沢サンプル』 とお書きいただいて、
本文に、ご住所(※郵便番号もお願いします)と、お名前をお書きいただければ、折り返し私のほうから、小さいですがサンプル形式のものを郵送させていただきます。
なお、こちらの都合で申し訳ありませんが、お申し込みは2/23(金)24:00(24日・土曜日の0時)までにお願い致します。
     
※ご住所等、個人情報にかかわる部分は、発送が済み次第、削除いたしますのでご安心くださいませ。
※もしもフレグランスが足りなくなってしまった場合は、早い方から順にお送りさせていただきます。ご了承くださいませ。
   
       
■いつもご覧いただいている方に、ほんの気持ちでございます。
ご応募お待ちいたしております。
     
     



とりとめもなく書いて…

Jan 7, 2007


新年あけましておめでとうございます。
           
■鉢植えの花。これが子供の頃はどうしても許せなくて、きらいでした。せっかくのきれいなお花なんだから地面に植えてあげるのが一番だと思ったし、安いプラスチックの植木鉢の、その「プラスチック」という素材と「花」は絶対に合わない!と思ったんです。
寒々しいコンクリートの上にゴロゴロと置かれたプラスチックの鉢に、さらに泥がはねて汚れてたりした日にゃあ、もうー、ほんとに嫌で嫌で。
     
野花が大好きです。地面からすっと伸びる花はやはり何といっても自然なかたちでうつくしい。コスモスが風でゆらゆらしてる様は、おかっぱの女の子の頬の髪が風にそよぐのと同一のかわいらしさだと思います。
地面に咲く水仙の花は、昭和時代のビロードのワンピースと同一の高級なかわいらしさだと思う。
     
かわいいかわいいコスモスなどが鉢に植えられていると、なんとなく足元が窮屈そうに感じてしまうけれど、大人になって環境事情とか日当たりの問題なんかをうっすら知るようになってからは、鉢植えもだんだん好きになってきました。
このあいだ、ついにプラスチックの鉢を買いそうになっている自分がいてハッとしました。あぶないところだった。
やー、なんだかんだいってプラスチックの鉢もかわいいじゃん、なんて思いはじめた。(笑
     
切り花もわりと好きです。
正月休み中はカサブランカや松や千両などを奮発して飾りました。今は、玄関に水仙と、部屋にスイトピーがあります。
部屋に花があると、つかのま友達が泊まりに来てくれたみたいに気分も朗らか、愉快です。だから退屈しているときは、外食の一食分を削って花代にまわす。
大人になった今でも、ケンザンの針に花を刺すのがどうもかわいそうな気がして、なかなか使えません。花瓶の口のところにテグスのような透明な細い糸を縦横マス目状に張って、そこに挿してます。そうすると少しは見栄えが良くなるから、大ぶりな花をそんなふうにして挿すこともある。ちなみに、この透明な糸は、ブラジャーの透明なヒモと一緒で、「ほんとは見えてるんだけど、見えてないっていうことで」っていう設定だから。(笑
     
     
■香水がロック音楽だとしたら、アロマセラピーはクラシック音楽で、自然の木々・草花や土や潮の香りはジャズ、私の中ではそういうイメージです。
どれも素晴らしく、自分にとっては重要なものです。
       
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
       
     
CM
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●Nina/NINA RICCI
    
     
※毎日新聞「mai」1月21日号で、私の名を載せてくださるそうです。
香り特集だそうですので、毎日新聞をとっていらっしゃる方、よかったら…
         



昭和初期の冊子、コピーがゆるい

Nov 26, 2006


ブログに、本や冊子の表紙写真をデジカメで撮って載せるのは問題ないんですよね?あるの?(私わかりません…。)
    
いやじつは、昭和5年ごろに香料会社の方々が創られた冊子(社内報を少し大規模にしたような感じの発行物)の写真(表紙写真)を入手したのですがー、表紙の写真だけど、・・・これは載せたらまずそうな感じなので、とても残念。
時代的にも手書きの頃で素敵なデザインです。
     
他の会社のものもあり、やはりこちらも同じ頃のだから、「○○の香気」という香気の気の字は「氣」で、「果実」は“果實”と表記されていたりする時代ですね。   
だから以前からずっと、紹介したいなあとは思っていたのですが…
   
目次なんかも、
“鯨糞について”
とか、かなりイカしてる。
鯨糞これは何かというと、かつてマッコウクジラの結石から素晴らしい香料が得られたといいますが、クジラの糞からもそれがとれることがあるという話で、その詳細です。
     
     
■香り関係の中でも有名なのは、高砂香料さんのものでしょうか。
これは香りに興味のない人が読んでも楽しめそうな感じです。
     
“アイスクリームの歴史”とか詳しく書いてある。
アイスクリームというものがいつの時代に誕生したかとか、この時代の日本のアイスはこんな風味が主流だったとか、そんな歴史を…つまりフレーバー寄りの記事なんだ。
     
“髪型ものがたり”とかも載ってる。「大垂髪(おすべらかし)からパーマネントウェーブまで」って。
髪といったらシャンプーとか整髪料、鬢づけ油とか、そういったものにも香料は使われているから、なるほど関係あるといえばある。
「おすべらかし」は平安の美しい女性のあの髪型ですが、…ええと、この文章によりますと、日本人の約半数は縮毛の性質をもっているといわれ、いかに高貴な人でも皆が絵巻に描かれているような美しいつやの黒髪であったとは考えられないことだが…、って。「え、そうだったの!?」って読むたびいつも香り以外のところに食いついてしまう。
“パイプのいろいろ”とか。
    
パイプの香りはすごく懐かしい。祖父がパイプ派でした。葉を詰めるのが私の仕事で、少なすぎても多く詰めすぎてもダメなんだった。懐かしいや。
今でも銀座あたりでたまにパイプの煙の香りが漂ってくる時があって、どの人がパイプなのか目で探しちゃう。
     
■香りの本といって著名な方は、こういった冊子で書かれていたものも書籍にまとめられているのですが、すべての記事が書籍化されているわけではないから、そういったものも今後待たれます。
     
     
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■冊子といえば、現代の(香り系)専門誌も面白いです。
こちらは内容よりも広告が面白い。
コピーが、ゆるい。
“おいしーい、香料” とかね。1ページ大きく場所とってるのに、この一言しか書いてない。いざマイクを向けられても言いたいことはあまりないです、みたいな感じなのかな。…それにしてももうちょっとインパクトのある言葉は見つからなかったのかっていうー(笑
“愛される会社になりたいです。”
これは抱負っていうか希望だからね。でもこれが大きな文字で書かれているから、いちばん訴えたいことなんだろうと思う。
      
…こんな感じで、どの広告もほのぼのしててかわいらしい。
めまぐるしい世の中、テレビでも雑誌でも「オレがオレが」って前に出たがる広告が氾濫する現代に、こんなに穏やかでささやかな広告があると思うと癒されます。
ささやかなのが好きだから。
     
もっとも、これら香り系の広告は一般に向かってうつ広告ではないから、会社名だけ印象づければそれで充分なのかもしれません。
でも中には会社名よりもデカイ文字で『水溶性アズレン』て書いてある企業もあったりしてよくわからない。この会社にとっては社名よりも何よりも、水溶性アズレンが訴えたいことだった。とにかく訴えたいんだ。アズレン。
       



子供のおもちゃ

Oct 20, 2006


■子供用“コロン”などというモノがあるみたいです。
     
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生意気!! なまいきーーー!!!(睨
これは何年も前に撮った写真なので、今もこの商品が売ってるかどうかわかりませんが、香りはたしかピーチ&ベリー系でした。液体の中にスパンコールみたいなラメが浮かんでて、…かわいいでやんの。
     
アトマイザー(持ち歩き用の小型のスプレー容器)とか、ノズル(アトマイザーに移し替える時に使う)とか、ムエット(香水をつけて香りをみる紙)とか、化粧ポーチなんかも入ってて、たしか480円くらいだった。
そこにメモ帳みたいな形のかわいい説明書も一緒に入ってて、広げて読んでみると「香りのマナー」みたいなのが書いてあったりする。
香りの濃度…香水は何%くらいで、オードパルファムは何%くらい、オードトワレは何%くらいとか、そんな詳しい事情まで書いてある。
…そこまで教えちゃダメだよ!
秘密にしとけ!ってば。
そうやって何でもかんでも子供にタネあかしをするのは止したほうがいい。
      
子供のおもちゃの“紙幣”なんかは、「しょせんオモチャでしょう?…でもこれがもし本物だったら…このお金で何買おうかなあ☆」なんて本気で夢見たりできて楽しめるけど、このコロンはマジで使えちゃう本物だから、そこに戸惑ったりもする。「ごっこ」じゃないから。
やっぱり遊びは「うそこ」が楽しいと思う。
     
     
■幼い頃、コメットさんのコスプレをして遊ぶのが大好きでした。(※実写版・二代目)
帽子をななめにかぶって首から星をぶら下げたりなんかして、とってもゴキゲン☆
そんな私は、ジルスチュアートのメイク売り場の前を通るとコメットさんのバトン(先端にダイヤモンドみたいなキラキラしたのがついてるバトン)を思い出してしまうのです…
         
というわけで、このCM。
     
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●左『ミスディオール・シェリー/ディオール』、右『バニラ・ラスト/ジルスチュアート』
     
     



☆☆☆)帰ってきたアンケート会!

Sep 22, 2006


お送り下さった皆様へ、
アンケートに関する事柄や、その他、ちょこちょこと私のほうで書いたものを
返信として、折り返しこちらからお送りさせていただきます。(※9/30)
        
-------------------------
     
☆さしつかえない範囲でお教えください☆

しゃんしゃんTVをご覧いただきましてどうもありがとうございます。
アンケートにご協力いただける方は、下記の質問に(お答えできる範囲内で)ご記入いただきまして、下の私の名前の所からメール送信にてお送りいただけるとうれしいです。
    
※以下、コピー&ペーストの上、そこへお書き添えください。
(件名:『帰ってきたアンケート会係』)
     
----------------------

1.好きなもの(食べ物とか飲み物とか映画とか本とかマンガとか絵画とか音楽とかブランドとか何でも…好きなもの全般)をおしえてください
     
2.ご趣味は何ですか?
     
3.はやってる遊びを教えてください(子供じみた質問ですが…。何か楽しいアソビがありましたら。「飲み会」とか…)
     
4.面倒くさいと思うことはありますか?(新しい服に付いてる値札の白いやつを切るのが面倒、とか)
     
5.寝る間も惜しんで、三度のメシよりも好きなことがありましたら、おしえてください!
     
6.好きな匂い、あるいは好きな香水があったらおしえてください
     
7.嫌いなニオイ、あるいは嫌いな香水があったらおしえてください
     
8.お好きな有名人さん(ジャンル問わず)はいらっしゃいますか?
     
9.お好きな場所やお店をおしえてください
     
10.ご自分で作られたお料理の中で、一番まずかった料理をおしえてください
     
11.香水や、香りについて、何かお困りになったことはありますか? あるいは現在お困りのことなど
     
12.思い出深いアルバイトがありましたらおしえてください。あるいは憧れているアルバイトでも結構です。
     
13.最後に、わたくしササモトの友人に、何かメッセージがありましたら!(誰だか分からない人間に向かって、闇雲にメッセージを。お願いします)
          
a.お名前をお聴かせください(ご本名だと一番嬉しいですが、ハンドルでもイニシャルでもあだなでも仮名でも…)
     
b.性別とかお住まいとか、さしつかえなければおしえてください(「関東」とか都道府県とかで結構です)
     
c.年齢なども…さしつかえなければ…。ちなみに私は31歳でございますが…。(○○代とか××代前半とかで結構です)
     
d.ご職業をおしえてください(「学生」「自営業」とか大きくで結構です。あるいは○○株式会社/人事部みたいに具体的でも嬉しいです。あるいはウソでもいいです。夢でも…。)
     
e.あなた様にとってのアイドル(この人のスタイルや生き方を目指している!とか、この人のファッションを真似してるんだ♪とか)をおしえてください。熱く語ってください!
       
お忙しい中ご協力どうもありがとうございます。
     
----------------------
     
※お名前や個人情報にかかわることはもちろん公表いたしません
     
※件名のところには、『帰ってきたアンケート会係』とお書きいただけると助かります。
     
     
お手数をおかけしますが、おイヤでなければご返答いただけるとうれしいです。
こちらのページを携帯でご覧いただいてる方は…携帯メールからの送信となるとかなり大変ですが、でもいただけたらうれしいです!! 何を隠そう、私は、1000文字以上ある原稿を携帯で打って編集者さんに送ってしまったことがあるぞ。パソコンぶっ壊れた時のことだった。情けない過去だ。
     
心よりお待ちいたしております!
     
ささもと くによ
     
     



おたより:「ジンクス」「ワインの香り」

Apr 26, 2006


ジンクス。
浅草橋駅で電車の中から某企業の看板が見えると、おなかが痛くなる。っていうので昔かなり困ってました。こんな調子で10代のころは街にあるものすべてが怖かったです。
     
連載先に『香水ジンクス』のことを書きました。
『ベビードール』という、とびきりキュートな香りをしたピンク色のフレグランスなのですが、それが恋愛を助けてくれるかも☆っていう、おまじない的な噂があるようで、「そういうのは信じますか?」というおたよりを頂戴したので、そのことについて書かせていただきました。(→詳しくは明日更新の携帯サイトで)
     
このフレグランスの噂は、…信じていません。すみません(笑
ベビードールのことはともかく、おまもり的なフレグランスとの付き合い方は、そんなに単純ではないはずです。この香水をつければうまくいく→ならば買って使おう!…というふうに物事はそんなにスッキリとした順序では進まないだろうと私は思うのです。
こんなエラそうなことを言ってる私のカバンの中にベビードールが入ってたら笑われるだろーなあ。「『すがる女のカバンの中、ご開帳♪』 おっ、噂のベビドが入ってますねー!」。
……やだ!それ絶対恥ずかしい!
今後もしベビードールをカバンに入れることがあったら、事前に報告させてもらっていいスか・・・。
     
香水というアイテムが恋愛を手伝ってくれる、ということはあると思いますけど、それがベビードールだけじゃないのは当たり前。すべてのフレグランスに可能性として宿っていると思います。すべてに「等しく」宿っているとは思えませんが、どんなフレグランスにも多かれ少なかれ可能性はある。
ここはひとつ、冷静に行きましょう。
     
     
■続きまして、「ワイン好きですか?」というおたよりです。
ワインの知識が何もないので恥ずかしくなります。もう、いいかげん、そろそろヤバイなあと危機感を感じています。詳しい方に毎度ご説明をいただいておきながら一向に覚えられないという。香水に興味ない人も、きっとこういう気持ちなんだろうな…
     
無責任に飲むだけだったら、いただきます。喜んで飲みます。ワイン以外にもお酒は何でも好きです。(めずらしいお酒は飲んだことないから分からないけど)
      
あせったのが、高級なお店に連れて行っていただいた時です。相手の人が、店員さんやソムリエさんとかワイン専門家の方々に向かって、
「この人は香りの専門家だから鼻が利くんですよ」って言っちゃった。
何を言うんだこの人は。
店員さんが、「それじゃあ、とっておきのをお出しましょう」とか言ってくれたんだけど、その「とっておき」がどのくらい貴重なのか見当もつかないから、ワインを見せていただいてもどうリアクションをすればよいのか、不明…。
「鼻ききません!香りなんて全然わかりません!」って慌てて訂正したけど、「フフ、またまたご謙遜を」みたいな微笑みで流されちゃってさー。あれ怖かったなあ。
できもしないことでさえ得意気に物を言う私です、自信過剰なんです、そんな私が謙遜なんてするはずがないじゃありませんか。本当にわかんないんだってば。
     
次に、そういうお店に連れて行っていただいた時は、ヤマをかけました。
「これはグリーンの香りがするワインなのですが、いかがでしょう?」って聞かれて、やたらなことも言えないので、
「若さで飲むタイプ・・・ですね・・・でしょうか?」って恐る恐る復唱したところ、…なんとか的を外さずに済みました。セーフです。
グリーンだったら、おそらく掴みどころは「フレッシュ」だろうという勝負でした。
    
先日は、
「このワインはピーマンの香りがするんですよ」と赤ワインを出して下さいました。
いただきましたところ、そのワインの中にシシトウのヘタのような味を感じたので、おそらくこの香り成分のことを“ピーマンのような”と表現していらっしゃるのかなあと思って、「この香りのことでしょうか?」とお聞きしたら苦笑いされました。…そういう質問は好ましくないらしい(笑
     
ともかく「香りに詳しい人」という前置きには萎縮します。
「だったらこのソースの香りも、わかるかしら?」とか。ひたすら怖い。
「…エストラゴン? …じゃないですよねぇ、あっ違うエストラゴンじゃない、」
「そう!エストラゴン!さすがねぇ!」
このように噛み合わない会話で奇跡的に正解することもありますが、こんな毒見みたいな食べ方はしたくない。
    
ワインの香りのお話は、家とか誰にも聞かれないリラックスできる場所で話したり、お店でも隣の席のお客さんたちが会話しているのが聞こえてくる分には愉しいし面白いなあと思うのですが、そこに自分が参加するとなると、どうしても的外れなことを言ってしまうので、『口を慎む』が最大の課題です。
     
    



いろいろ

Apr 15, 2006


疲れ目なので、手書きで失礼します。
     ↓
     
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資生堂『ROSE ROUGE』

Mar 31, 2006


資生堂のローズルージュというフレグランスです。
ボトルも箱もとってもきれいなので、バストアップで撮りました。
     
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■ローズルージュは昨年の冬に限定発売された商品です。素敵な香りなので定番化してほしかったなあ…、残念です。
こちらはオードパルファムなのですが、パルファム(※オードパルファムよりも濃度の高い、香水)のほうも本当は欲しかったんですよね。パルファムはやっぱり香り方がすごくきれいです。
オードパルファムも、こちらも使いやすくて便利です。発売前に銀座の店頭で試した時は、店の空調のせいか今よりも少し濃く感じましたが、こうして実際に肌につけてみると意外に薄づきで、なんとも女性らしい情緒。
     
わずかに甘いベースの香りがしっかりと核になってて、そのまわりに透明なローズがフルーティーな香りとともに香ってます。このローズの透明さが資生堂様!なんだと思います。     
華やかなのにしっとりとしていて、でも落ち着き過ぎてないから年代を問わず若い女性にももちろん似合う。絶妙なバランスだと思います。
        
この香りはねぇ・・・11年前から知り合いたかったですね。涙です。
ハタチになった春、ちょうど、まさに、こういう香りを探してたんです。あの時このフレグランスを持っていたらどんな気分だっただろう。(結局、別のローズ系フレグランスで手を打ってしまったけれど、それもまた人生ですかね(笑)
     
________________
     
(※下記のお申し込み受け付けは終了させていただきました)
           
■ご興味ある方、サンプルにしてお送り致します。
ご希望の方は下記までメールください。
     
     



正しい『桃の天然水』の飲み方、男性にもマシェリを!

Mar 26, 2006


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春ですから、ワインも「ロゼ」がいいですよね。色がかわいい。
ロゼのワインは宝石みたいできれい。
    
  
■『桃の天然水』復刻版
懐かしいパッケージだ! めでたい☆
このフレーバー、すごくかわいいと思います。
いろんなメーカーからピーチ味のジュースとか出てるけど、そういうのとはあきらかに違う魅力が! ステキです。果汁の香りが生きてます。
     
「ピーチですよー!」っていう、いかにもな香りのコテコテの香料があるんですけど、いろんなメーカーのピーチ・フレーバーのジュースだとかキャンディなんかを口に含むと、それがものすごく目立つ商品が多いんですよね。そいつが鼻を占領してくるっていうか。そこに私はメーカーさんの「子供扱い感」を見る (笑 。べつにいんだけどさ。
そのコテコテ・ピーチ香料(仮名)が、デーン!と前に立ちはだかってるフレーバーには、どうしても荒い印象をもってしまうのです。(これは個人的な趣味の問題なので、このコテコテが好きな人はむしろ占領してるほうが好きかもしれない)
私は、コテコテが占領してないのが好き。
桃の天然水は占領していなくてステキです。香りが荒くない。ほのかに香る。…かすかに昔の口紅みたいな人工的なニオイがするんですけど、それは見ないことにする。(笑
     
繊細に甘い青味がかった香りは、天然果汁と合成香料のイイトコ取りです。そしてエステル系の軽さっていうか…(意味不明)
微妙に薄味のがまたいいんだよねー。胸がキュンとする。もっと薄くてもいいくらいだ。
     
    
もし、桃の天然水を買ったなら・・・・・
まずは一口、二口、飲んでください。
次に、口には含まずに、液体の香りだけを嗅いでみてください。ちょいアップル風で洋梨っぽい香りが表面的に漂っています。
これこそがカギです!(ほんとか?)
たぶん…。
    
       
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■マシェリの香り
男の人にもマシェリを!
     
「胸がキュンとする」共通項で、マシェリに話を進めます。
新登場ピンクのマシェリ(シャンプー)の香りはみなさんいかがですか?
    
マシェリは、元祖のほうの香りも根強い人気ですね。
胸キュンっつったらマシェリのジェリーウォーターミストでしょう。私も使ったことあります。
これ、男の人に使ってほしいなー。
かわいらしいパッケージで買うの恥ずかしいかもしれないけど、ひそかに小声でオススメいたします。もっと小さいサイズのも売ってくれればいいのにね。
     
(※あまり香りの強くないシャンプーやリンスをお使いの方にオススメします)
お風呂で髪の毛を洗って、お風呂を出た後、眠る前にマシェリのミストを髪につけてみてください。(香りは強くは残らないので、翌朝になればだいじょうぶです)
きっとイイ気分でおふとんに入ることができるでしょう…
スタイリング剤なのに800円てけっこうするし、商品も密封されてて香りとか試せないからバクチ買いですけど、「カモーン!バクチ」という方、バクチご希望の方はぜひ。
シャンプーよりミストのほうが香り方が好きなので、私はミストを使ってました。
     
なお、このミストですが、いい香り〜って調子にのってプシュプシュつけまくると後ですっごく酔います。(笑
要注意です。
     
      
この香りの女の人を今でもよく見かけます。
「うわ、またマシェリだ…。」って、電車の中とかでマシェリの女の人とすれ違うことに正直ちょっと飽きてもいるのですが、自分でこの香りを使うとなると話は全然別で、それはそれはホワーッといい気分です。
「自分にアマく、他人にはキビシく」、それがマシェリのこころです。
     
※男性の方ですと、朝の満員電車内やお仕事中にでマシェリ香をプンプンさせるのは若干まずいかもしれませんので、つけ直すとしたら「17時から」がオススメです。お仕事中はとりあえず無香でがんばってください。
     
マジメに言いますけど、この香りの男の人は悪くないです。
お風呂上りに桃の天然水飲んでマシェリをつける、と。
      
        
桃の天然水は激しく汗をかいた後に飲むとやけに美味しいです。スポーツの後はオレンジジュースとかも水で薄めたいくらいですから、なるべく薄味がいいということで、汗かいた後に『ポーション』はキツイと思います。
    
     



容器とかボンドとかサンプルとか…

Mar 8, 2006


※下記のサンプルにつきまして、ここらへんで締め切らせていただきたいと思います。
本日、梱包が済みましたので、明日発送いたします。
お申し込みいただいた方、どうもありがとうございます。
___________________________     
     
     
Q.これは何でしょう?
  
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お刺身を買うと、切り身の横にワサビがありますね。それを盛る容器がこれです。これ一袋で、ざっと200か300枚くらい入ってます。
パッケージ屋さんで見たとき、あまりのかわいさに思わず買ってしまったわけです。
ふだんお刺身食べてる時はそんなに感じなくても、こうやって大量に大袋に入ってるとねえ、おはじきみたいでキレイなんですよ。これは買うでしょう。
自分はお刺身を売るわけではないしワサビを盛るわけでもないけれど、お弁当をつめる時とか、とにかく何かしら使えるに決まっているぞ。買っとけ。そう思ったんです。
     
がんばって、いろんなとこで使ってはいるのです。
こんな所にさえ!
   ↓  
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これは、ボタンみたく二箇所に小さな穴を開けて、透明なボタンと重ね合わせて糸で結びました。コイツの耳元を飾ってやったまでです。
しかしね。
300個もあるとね。
・・・。
           
そこでイイコト思いつきました。
     
練香のサンプルにこの容器を使おう!と。これは素晴らしいひらめきだ。
      
     
■練香(ねりこう)をご存知ですか?
ふつう、香水といえばアルコールの液体ですが、練香はメンソレータムのような触感で、指先でクルクルしたり棒につけたりして取って、それを肌に塗って使うものです。
液体のフレグランスに比べると揮発性もほとんどないので、自分のもとで静かにひっそりと香っています。わりと便利なアイテムです。
フラゴナールというメーカーのものとか、練香をいくらか持っているので、香水と同様これもサンプルにできたらいいなぁと思っていました。
     
ピンク色のこのお花の中央部分に練香をちょこっと詰めて(この程度の量でも10回以上は試せます)、まわりの花びらの部分に透明フィルムを接着させてみました。
この透明フィルムをはがせば使えます。
    
060307.jpg

    
かわいい。
香りも全然もれないし。うん、OK!
     
中央部分に練香を美しく詰める技術は企業ヒミツとしましょう…
     
          
■なお今回、接着にもすばらしいボンドを使ってみました。
このボンドは、安いのにとても素敵なボンドなんです。合成ゴム系だからフィルムやプラスチックなどもピタッと貼れて、なおかつパリッときれいにはがせるという。手についてもベトベトしないの。イイでしょう!?
…じつはパッケージと同じくらい、ボンドとか接着モノも好きで、熱でジュッてやるとくっついちゃう樹脂系のとかも持ってたりします。←こーゆーのってなかなか自慢する機会がないんですよねー。(笑
     
     
ちなみに、パッケージ屋さんにあったお刺身シリーズでは、ワサビの他に「ニセモノの菊」っていうのも売ってましたけど。


______________________
     
先日、練香についておたよりをいただいて、「そうだ、サンプル!」と思ったのです。
それとか、以前は取り扱いが難しかったりして発送しづらかった香りモノも、練香スタイルにすれば送れるじゃないか!ってひらめいたりとか。
     
まずは、フラゴナールとかそこらへんのものになりますが、練香をお試しになりたい方は下記までメールをください。(※お申し込み受け付けを終了させていただきました)
     
     
※件名タイトル欄には『練香サンプル係』とお書きください。
※本文中には、恐れ入りますがご住所(郵便番号を含む)とお名前をお書きください。
       
     



カカオ、バニラ、男性フレグランスのこと

Feb 14, 2006


突如、二日連続で更新してしまいました。
     
■疲れた時とか、糖分に救ってもらうことが多々あります。
ウイスキーを飲みながら甘いものを一緒に食べるのもシアワセですよね!
     
ちょっと下の文章をお読みください。
「カカオ&バニラ」の相性に関する記述です。      
               
“バニラの栽培は、カカオの木の栽培と結びついていた。というのも、インディオたちは、バニラの木の発酵した果実は、非常に甘美な香りを放ち、カカオの木の種子で作った飲み物(チョコレート)に香りをつけるのに役立つことに気づいていたのである。”
      
この文章を読むと、チョコが食べたくなって困るんです。
なんだろうこの文章…
香辛料の本に書いてあるものを引用させていただいたのですが、私、この本の中ではここの部分が一番好きで、本を開くたびに必ずこのページを読んでしまいます。で、チョコが食べたくなる。ごく普通の文章なんですけど、なぜか読みたくなるんです。
     
自分のお金で板チョコを買うなんてことは5年に一度あるかないかだし、買っても1マスくらいしか食べられないし、「甘いものなんて食べるだけムダなんだよ」とかほざいてる私が。読むたびチョコが食べたくなる、なぜか惹かれるフレーズ。
チョコレートね。カカオの猛烈に濃いやつが食べたいです。ビターなチョコレート。
  
        
■男性主役の日なのでメンズフレグランスを2種類。
     
●CARONというメーカーの男性用フレグランス「CARON IMPACT POUR UN HOMME」とてもとてもステキです。
ラベンダーが全面的に出ているように感じます。それでも、メンズに多いフゼア系から垣間見られるラベンダーとは違う雰囲気です。もっと素直でアロマティックなラベンダーです。すごくおとなしくて品良くて、賢い人を思わせる香り。
特にこれといったキャラクター的な個性はあえて出さず、黙っているんだけどカッコよさが空気で伝わってくるような、男は黙って賢くあれ。みたいな。なんだそれ。
「ラベンダーって、嫌い」という人は、一度このフレグランスのラベンダーの香りを試してみるのも良い機会かもしれません。「それでも嫌い」なら、それはそれでいいです。
とにかくキャロンのフレグランスですから、それはもう。
     
●Diorの「Dior homme」これはわりと新しい香りです。まだ日本では出ていない…ですよね?(発売してたらごめんなさい)
イリスという香りの種類がありまして、このイリスこそ男性にまとってもらいたい香りである!と昔から騒いでおりましたが、このフレグランスから伝わってくるイリスの香りには涙が出ました。イリスについても、きちんと書かなければと思っています。
   
以上、2種類とも、わりとフレグランスを使い慣れた男性が選びそうな香りかなあと思います。香りに慣れてない人は、こういう香りをかいでも何が何やら???って思うかもしれないし(笑
もちろん初心者の方も、この香りが気に入ったならとてもオススメです。お見かけの際はぜひお試しを。
     
※花粉症にお気をつけくださいね。これからは私もフレグランスをすこし控えめにしようと思っています。
     
追記:ディオール・オムについて先ほどメールいただきました。売ってるそうです。すみません。
   キャロンのほうこそ、なかなかお目にかかれないですよね。
     



シャーマニズム

Feb 12, 2006


     
このあいだスペイン人の男性に話しかけられました。とあるお店(…つまり居酒屋)で。
最初、どこの国の人だろう?と思って見てたら、彼と目が合って、たまたま私がそのとき和服を着ていたので、オー!日本ノ着物デスネー!みたいな感じのこと(おそらく)をあちら様がスペイン語でペラペラ話してて、日本人の通訳さんが横にいらしたので私のほうからも何かお話をして訳してもらおうと思って「いつまで東京にご滞在ですか?」とか「お仕事のご関係で?」とか平凡な会話を。
そしたら彼はお仕事のことで弁護士さんにご相談があってわざわざ東京へいらしたそうなんです。それならあまり深く訊かないほうが無難だと思ったので話をそらそうとしたら、…彼が何か言ってる。
      
“Shamanism”
     
私も↑これはソラミミだろうと思ったんですけど、どう聴いても「シャーマニズム、シャーマニズム」って何度も言うんですよ。
で、恐る恐る「シャーマニズム?」って訊き返したら、横の通訳さんがポソッと、
「…ご興味ありますか?」って。(笑
     
この方、アマゾンのシャーマニズムを研究されているそうです。
(※御本も出されてるそうです)
     
ビックリしました。その話に私がすさまじい勢いで食いついたもんだからスペイン人の彼も驚いてて、日本の女性は皆こんなにシャーマニズムに興味を持っているのか!?という疑問顔をしてましたけど。「…いいえ、私だけです」。
といっても私も「興味がある」とは言えません。シャーマニズムについて正しい知識があるわけじゃないから。シャーマニズム研究家という言葉に、ただただ圧倒されておもわず食いついてしまった、という状況です。
お会いしたとき、ヒーリングの様子を身ぶり手ぶりで、熱く、ご説明してくださって、なんとサービス精神の旺盛なお方かと思いました…。(和服も着てみるもんですねえ!(笑)
     
しばらくして…
お国へ戻られた彼がご著書をお送りくださいました。ご丁寧なメッセージとともに…
とてもとてもカンゲキしております。
シャーマニズムでも、学術書っぽくはなくて、アマゾンで生活をした経験など、いろいろエッセイ風に書かれてあります。あのとき拝見した彼の印象は御曹司風というかお金持ちの方のような雰囲気でしたが、こちらの本にもありましたけどペヨーテ(ウバタマ幻覚剤)などいろいろ身体でご体験をされていて、あらためてスゴイ方なんだなあと思いました。ですので、「探険記」という印象です。
以前にも増して興味を持ちました。
          
             
■“香り”といっても『香水』とか『アロマセラピー』ばかりではなく、『ハーブやスパイス』だってあるし、ハーブやスパイスなら『食品』や『栄養学』にも関わってゆくし、その歴史背景も物語もある。香料だって『宗教的な歴史』があるし、それにともなって『神話』も『占い』も『化学』も『霊力』の話も出てくる・・・じつにたくさんのカギがあります。さまざまなアプローチがあるんです。(全部すごく面白いです)
もちろん『シャーマニズム』も大きなカギとして香り分野の中に存在します。
医学があたりまえのように独立している今日ですが、医者=シャーマンという状況も見られますし、
     
kusushi.jpg
(※HP上で表記できないので、手書き)

このような字からも、中国でも古くは職業として「巫」と「医」は分化されていなかったであろう、という話もあったり。いろいろ興味深いことがたくさんありますね!     
          
        
■話は変わりまして・・・
大阪の帝国ホテルで香りの配信サービスが始まったというニュースを耳にしました。香りのご担当はまたしても資生堂さん。
お試しにいなられた方いらっしゃいます!? 大阪しばらく行ってないなぁ…
     
■今はクレジットカードにも香りつきのものがあるらしいことを、メールを下さった方からお知らせいただきました。私はクレジットカードを持っていないのですが、機会があればぜひ☆
ちなみにこちらのクレジットカードは柑橘の香りだそうです。
     



ご質問、ほか

Jan 30, 2006


■「香水といえば恋愛です!」、いきなりですけどね。
恋を信じる者は香水を信じる。「アナタハ香水ヲ信ジマスカー?」
     
恋が香水を呼ぶのか、香水が恋を呼ぶのか。香水に恋は付き物です。
もう何年も前のことですが、結婚している男性で今まで香水なんて手にしたこともなかった人なのに、ある日とつぜん香水を使いだしたらしい!っていうウワサが舞い込んできた。
…これはもう典型的な、あれですな。
      
女のコと仲良くなっちゃって、つい浮かれて香水なんぞを買ってしまったのでしょう。
浮気のくだりに関してはノーコメントといたしましても、そこで何の香水を買ったのかは立場上私も気になる。で訊いてみた。
『ブルガリ』だって。
「ふーん」、やっぱりブルガリに行くのか。と思いました(笑
       
人は恋に浮かれると、ガラにもなく香水などという花のあるものを買いたくなるものです。
ある男の人も(浮気とかじゃないんだけど)好きなコができたとかで、「何かオススメの香水ない?」って訊いてきて。
…好きな人?
「その好きな人っつーのは…もしや私だったりする?(※訊きづらいことを訊いてみました)」え?違うの? それ不愉快だなあ。つまんないなあ(笑
なら教えてやんない。シャクだもん。
そう思っていたのですが、その男性にすごく合いそうな香水を思いついてしまったので、言いたくてウズウズになり、こらえきれずに教えてしまいました。くやしい!今度おごれ!(笑
     
ちまたでは、これを『あてがいシンドローム』と呼ぶとか。
        
          
■「前つきあってた彼の使っていたフレグランスがコンビニに売ってて困る」というおたよりを拝見しました。たしかにコンビニは困りますねー。やっかいです。ちょっとジュース買おうかなと思って立ち寄っても「居る」んだもんね、そいつが。そのフレグランスが。とりあえず一定期間しばらくは遮断したいなあと思っているときにそういのが目に入ってくるとイヤな気分ですよね。
そいつを見かけたら「よぅっ!」と、かるく挨拶しときましょうか。にらみながら。
     
     
■つづきまして、ご質問です。
香水とおそろいのボディローションやボディパウダーなど、いわゆるライン商品を使う方法について書いたコラムの中で、
「『ボディパウダーの著作権、云々、やってはいけない』という箇所がわからない」というご質問をいただきました。
わかりづらい書き方で失礼いたしました。ごめんなさい。
愛用の香りのライン商品が正式に販売されているものに関しては、それをきちんと買って使うべき、ということが言いたかったのです。
CDでいうなら、「友達に借りてコピーせずに、きちんと自分でも買う」というのと同じで、著作権というと大げさですけど、アーティストさんとか作家さんとか『それを生み出した人』への敬意を何よりも大切にすべき、という自分の考えを書いたものです。
もっとも、そんなことは言う必要もなくて、フレグランス関連の商品をコピーする人なんてほとんどいませんけれども。
この香りのライン商品がどうしても欲しい!と思っていても商品化してもらえない場合もあって、それは悲しくて困りますね。
その狭間で悩む気持ちを書いたんです。
     
     
■以前申し上げましたCREEDのチュベローズの香りのフレグランス、おぼえていらっしゃいますか?
これも今、時間をかけて試しています。ただ、季節的に今はちょっと違うかなあと思うので、時期をみてまた書かせていただけたらと思います。
     
     
■アフターシェイブに関するおたよりも頂戴しました。ありがとうございます。アフターシェイブも楽しいですね。
男性の方にもご質問をいただいたのですが、私は女なんで、何も答えられないという。
でも面白いのでうれしいです。ありがとうございます。引き続きお待ちしております。



アフターシェイブ

Dec 29, 2005


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■ベル形の香水です!(ミニチュアサイズ)
香りは、『アナイスアナイス』を思わせるような、やわらかくて乙女チックなフローラルブーケ。※キャップの根元にある星形リングは指輪で、香水とは関係ありません。私が勝手につけたものです…。
     
「除夜の鐘」です。みなさま良いお年を☆
     
     
■べつのところでもお訊きしていますが、男性の方が使うアフターシェイブについて。
フレグランスと同じ香りのライン商品のアフターシェイブって、おもしろいですよね! ウキウキします。…本当は誰かにプレゼントしたくてしたくてたまらないんだけど、アフターシェイブについて私は全然知らないし、顔につけるんだったら香りの好みも強く出るだろうから、プレゼントの実行には至っておりません。難しいですねー。
     
ウ〜ン、ミャンダム。
男性の方にお会いするたびに尋ねていますが、「アフターシェイブは、べつに使わなくてもかまわないし、使うかどうかは人によると思う」という意見が一番多いかなあ? わかんないなあ。
どうか私に教えてください。
      
ご愛用のフレグランスのライン商品のアフターシェイブをお使いの方がいらっしゃいましたら、ご紹介いただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願い致します。
     
     
「ヒゲ…?」
って思った。
アフターシェイブについて、まずは知人の男性に訊こうと思ったのですが、彼らの顔のヒゲ部分がよく思い出せなくて、メールではどうも訊きづらいというのがある。ヒゲがどんなんだったか、記憶がボヤけてるんですよね。まさか「あなたの顔がはっきりと思い出せないのですが、」なんて言うわけにもいかないし。
あきらかにヒゲ父さん(謎のキャラ)みたいにモクモクとヒゲをはやしてる人だったらアフターシェイブは要らないだろうけど、最近ではわりと曖昧ゾーンの人が多いですよね。あれがわからない。
所々ポツポツはやしている人。
それとか聖徳太子みたいな部分ヒゲの人。
ああいった方々はアフターシェイブとか、どうしているのかと思う。
     
     
『MG5』
ある男性が、「同じアフターシェイブを使うにしても、本人が自分で選んで買ってそれを使っているのと、奥さんが買ってくるからとりあえずコレ使っておこう、っていうのとでは、『ちがうんだっ!』」って力説してたなあ。そういうものですか。なるほどー。
     
好きなフレグランスのアフターシェイブを目の前にすると目がハートになる。私も大人ということだ。
     
     



メンズ!男!メンズ!男!

Dec 10, 2005


■男性用フレグランスです!(急に)
今まで私は、男性用よりも女性用のフレグランスについて書く比率が高かった。そのことを少しだけ反省しているのです。少しだけね。
メンズフレグランスの面白さって、ひとえに「その人の肌しだい」というところにかかっているところ。そこがひじょうに興味深いです。
     
男性フレグランスで、
フレグランスそのものの香りを知っているだけでは不充分である!
      
そのフレグランスをいろんなタイプの男性がつけた際の香りの出方を試してみる必要がある! 私はそこの経験が足りない。
つまりは、「フレグランス(香水)とタイプ(それをまとう人間)との関係性」ですね。それをもっともっと、よーく知らなければならない。それがまだ解ってないから。
     
最近、外国人男性のフレグランスの香りにハッとしたり驚くことが多くて、しかも日本の男性の方からもメンズフレグランスに関するメールを頂戴することが多いものですから、そこで私自身の考えがまとまっていないのは良くありませんよね。
          
モデルさんになってくれる男性に日給を支払って、香水店へ一緒に行ってもらって、あれこれ肌につけてもらって試したりとか…そんな妄想すら浮かびますが…連れまわしたら悪いね(笑
こういうことって、そばにいる友人じゃダメなんですよねー。フラットに接することのできる人でなければ無理っていうのが…やっかいだなあ。(贅沢言ってますね)
    
ともかくメンズ、ディープ調査。
“男だって”香水の時間ですよ。
     
     
そういえば男性フレグランスの処方を調香師さんにご指導いただいたとき、ちょっとお尋ねさせていただいたことがあります。
でもね・・・
「フレグランスはタイプ(体質)によって香りの出方が違いますが、そういった部分は処方上コントロールしたりするんですか?」って私が質問したら、
「いや、べつに」って言ってたぞ。
えー!ホントにー!?(笑)まいったなあ。
      
「べつに」
      
そいつぁよわった 、
こうなったらテメーでリサーチいたします。
     
     



香水ドラマ

Nov 30, 2005


以前、香りの営業職というものについて書かせていただきました。フレグランス関係のお仕事といえば調香師さんあたり有名かと思われますが、その周囲には当然ながら彼らの作品であるフレグランス商品とお客様とを結ぶ『営業さん』がいらっしゃるというわけで。
私は外からポカンと眺めているだけですが、そのようなお仕事をされているある方から、
「原稿(執筆)にとどまらず、それを立体的に活用するビジネスも考えなさい」ということをひじょうに具体的に教えていただきました。大変恐縮、冷や汗です。
     
ビジネス論とか、お恥ずかしながら私は何も知らないのですが、20世紀初め頃の香水ビジネスのめざましい発展話などを読むと何やら楽しそうなんですよね。全員が互いに関わり合って活躍してるんです。合成香料にしろ、それを用いて誕生した香水にしろ、きっと世に出るもの何もかもが新しくて刺激的な時代だっただろうと思うんですよ。うん、おもしろい…
決して“今”を嘆いているわけではありませんが、当時はみなギラギラと野望に満ちていたと思うんですよね。
     
だから、そういう再現ドラマを観てみたい!というのが私の希望です。
香水に詳しい人でなくても楽しめるドラマがいいですよね。詳しくない人も理解できて、しかも内容が激マニアックなのがいいと思います。香水に関する複雑な事情や情報を詰め込んで、いかに視聴者を巻き込むかが勝負です。
ゲランとコティの両者を描いたドラマとか。いかがでしょう。
キャラとしては、『ゲラン』側が御曹司系キャラで、『コティ』側が(ボクシングの)世界チャンピオン系キャラ。おもしろいなぁ。以前から私は何かにつけて頭の中で勝手に両者を引き合いに出したりして盛り上がっていました。
当時はまだいくぶん不評で誰も手を出さなかった新しい抽出法の香料なんかも、コティは怖れるどころか使う気マンマンだったらしいんですよね(笑
新しいものに対するアレルギーの無さは、彼の魅力的なキャラクターの一つです。
一方、ゲランもエリートですから頑張ります。巧妙かつ繊細な香りの調和をめざすことで頭がいっぱいです。
    
今の企業ブームにちなんで、ひとつ。
     
       
■水曜スペシャルのような『スパイス物語』もドラマで観てみたいなあ。
「その時であった!」
香料を採取しようとしてる木々の幹に、何十匹もの毒ヘビがからみついてて、
「その一匹が隊長の首元に!」
     
…というか実際そういう状況だったらしいですよ。
スパイスの昔話は刺激的です。
          
     



おたより

Nov 2, 2005


おたよりを、内容をかいつまんでご紹介させていただきます。
携帯サイトのほうでいただきましたおたよりは、下さった方のご連絡先(メールアドレス)がわからないため、こちらから返事を申し上げることができませんので、この場にて。
いただくのは「ご感想」のほうを多くいただきますが、今回は「ご質問」を中心に書かせていただきます。
       
●ずいぶん前になりますが、連載先で、
「空中にフレグランスをスプレーして、その(霧の)下をくぐるようにして体に香りをつける方法をどう思いますか?」というご質問をいただいて、
「その付け方は、私はあまり好きじゃないからやりません」と書いたところ、
「じゃあ、いったいどうやって香水をつけているのですか?」と、さらなるご質問をまた別の方からいただきました。
■オードトワレ類だったら、たいてい、服を着る前に体にサッとスプレーして、服を着たら、服の上から体をパンッ!パンッ!と勢いよく叩きます。←でもこれ、ほんとに何の意味もないんで…(笑
叩くことに何の意味も効果もないので(「ごりやく」はありません)、「なぜ叩く?」と指摘されると困るから書きませんでしたが、ふだんはそんな感じでつけてます。叩きたいから叩いてるだけです。体が痛いですから絶対に真似しないでください。
      
●『イブ』というガムの話を書いた時は、
「キンモクセイの味です」とか「キンモクセイ&オレンジ・フラワーの味」とか、「オトナっぽくて食べられなかった」とか、いろんな方にたくさん教えていただきました。ありがとうございます。
花の香りのお菓子ということで、
「『ラベンダーの香りのキャラメル』を食べたことがある。芳香剤を噛み締めてるような感じだったが、だんだんヤミツキになってきた」なども。このキャラメルは北海道の物産展で買われたそうです。美味しそうだなぁ…
「『百合(ユリ)のガム』を食べたことがある」という方は、「石鹸みたいな匂いであまりおいしくなかった」とのこと。このお話をきいて、とても具体的に、味を予想できてしまった私です。
「『フワリンカ』というガムが新発売されます」
「むかしバラの花びらチップ入りの飴がありましたよ」というおたよりも。
■などなど…たくさんお寄せいただきまして、本当にどうもありがとうございました。
そうそう、北海道ラベンダー・グッズ売りの人々ね。「ラベンダーご一行様」とでもいうのか、彼らは日本中の駅をまわっていると思われますが、これがなかなか会えない。最近ごぶさたです。
キャラメルは有楽町の物産館みたいな所に、ひょっこり売ってたりしそうな気もする。
バラの花びら入りキャンディは、私も食べたことあるかも…!
『フワリンカ』すぐに食べました。もっともっと花香が強かったら嬉しいな、と思いました。フルーティーで食べやすい味です。このガムは粒が固めで、5個連続で食べるとアゴが痛くなるから気をつけて。
    
●つづいては、私のコラムに関して…
「以前のコラムで、人の匂いが分かるのは下品なことだと。私は回りの人たちから匂いに敏感だと言われるし自分でもそう思う。同じ香りを使い続けている人に『今日は何時もと違う。体調悪い?』と、口に出してしまいます。それは女としていけないことなのでしょうか?」
■いいえ、そのようなことは思っておりません。
その前に、本文に関して若干、誤解をされているようですので、大変恐れ入りますがあらためて書かせていただきます。→ 本文で「人の匂いが分かることは下品だ」とは私は書いておらず、「他人のつけている香水名を得意気に言い当てることは下品だ」と書いています。
飲み会とかパーティーとか大勢の人がいるところで、「あなた今日エンジェルハートつけてるでしょ」などと人前で言い当てるような言動は慎むべきだと思います、ということです。
ですので、実際に匂いが分かるか、匂いに敏感かどうか、そういったことを基点としているわけではありません。ご理解ご納得いただけたらうれしいです。
     
●香料サンプルの話題を書いたところ、香りの専門の方から、
「まさに私もキットを作ることを考えていたところです!」というおたよりをいただきました。おお!ビックリ!
■作られましたら、ぜひ私もそれで勉強させていただきたいです。すごい! 
キットはですね、じつは先日、とある香り専門の方とお会いして、「それ楽しいかもね!」っていう話で盛り上がったんですよね…
実際そんな細かい単位でなんか売れないよ、というのが香料会社さんとしてのご見解であろうと思うのです。でも香料キットがあったら人生楽しいよね。
「どこの会社さんが一番先にキットを商品化するかレース」。
            
●CREEDの『チュベローズインディアナ』についてもご質問いただいているのですが…、ごめんなさいまだ試せていません。 
     
●「むかし『イヴォワール』など(クラシカルな香り)がお好きだった」という女性の方から、「最近『プラダ/プラダ』と『キャバレー/グレ』を使っています」というおたより。
■大変興味深かったです。ありがとうございます。今はイヴォワールのような香りを探そうと思ったら、なかなか難しい世の中になってしまいました。キャバレーとプラダを両方いっぺんにご購入されて交互にお使いになるというそのバランスが楽しそうでうらやましいです。
    
●男性の方から「知人の結婚式につけていく香りでオススメありませんか?」というメールをいただいて、
「『アンテウス』にしてください」と頼むようなメールを返信してしまいました…。なぜ頼む。
     
●「ボディショップの『アナーニャ』の香りが好きでした」というおたよりを以前からたくさんお見かけしています。
■アナーニャは、製造中止になってしまって久しかったのですが、すごい久々にボディショップの前を通ったら、アナーニャが売ってた…! え? いつから? 自分だけ取り残されたような気分ですが、アナーニャが店頭に居てくれるだけで私はうれしい。復活してるみたいですねえ。お好きな方はお店へ!
アナーニャ、かわいい香りですよね。あれはイイよ、香りが「おしゃま」だもん。男の人には伝わらないかもしれないけど、女の子には通じる、いたずらな花ゴコロなのです。できるだけ、ずっと残っていてほしいと願うフレグランスの一つです。
     
      
☆ご意見・ご感想、ご質問・ご要望(リクエスト)、おたよりお待ちしております。
   
失礼しました。
      
   
      
     



下の件につきまして

Oct 20, 2005


たくさんのお申し込みどうもありがとうございます。
とてもうれしいです。
   
予定数よりも3倍ちかく多いお申し込みをいただいたため、香料のほうが足りなくなってしまいましたので、まだ掲載したばかりであるにもかかわらず大変恐れ入りますが只今をもちまして終了とさせていただきたく存じます。
    
※海外からお申し込みをいただいた方も、だいじょうぶです。日数がかかりますが発送いたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。(さすがインターネットだねぇ!)
   



続・「香りのチラリズム」 ※サンプルのお知らせ

Oct 20, 2005


「見えそうで見えないのが、いいんだなぁ〜☆」という気持ちについて書いたことがありました。
“香りのチラリズム”と題し、イランイランの香りについて書かせていただいた時のことです。
     
※イランイランて何?という方…
エッセンシャルオイル屋さん、アロマショップ、どこでもいいので、『イランイラン』という名前の精油の香りをぜひぜひお試しください。わりと癖のある花の香りをしていて、香りに慣れるまでは近寄りがたい雰囲気もあるかと思いますが、これが香水にほんの少量加えられると香水マジックが起こります。(←私がそう感じるだけかもしれないけど)
      
      
●『イランイラン堪能セット』
      
いきなりですが、名づけてみました。
香料(物質)そのものは、お店には売っていません。そこで、物は試し、「よくわかんないけど嗅いでみたい!」という方がいらっしゃいましたら、メールをいただければサンプル形式にしてこちらからお送りさせていただきます。
べつにイランイランに興味があるわけではないが、でも、なんとなく嗅いでみたいぞ…?という方もどうぞどうぞ。これを機に、ほんの少しでも興味を持っていただけたらと思います。(それはイランイラン応援団としての気持ちです…)
    
「え? こんなふうに変化するの?」
「こんなところにも使われちゃうの? へえ〜!」
そんな“ぶったまげ”をあなたに。
驚きをお届け致します。
     
イランイランをいろんな角度から眺め、その魅力をともに鑑賞しようではありませんか。
イランイラン(extra)と香料の組み合わせや、イランイランのチラリズムが効いている(と私が思う)フレグランスなどをサンプル形式にしてセットにしたものをこちらからお送りさせていただきます。
どんな内容が入っているのか?
…その内訳は、この場ではナイショにさせてください。(約13種類ほど)
「危ぶむなかれ。迷わず行けよ。」ということで、嗅げばわかる仕組みです。   
        
_________________________
ご希望の方は、件名タイトルの欄に「イランイラン堪能セット希望」とお書き添えの上、
メッセージ欄に、大変恐れ入りますがご住所とお名前をご記入くださいませ。
(※発送が済み次第、↑こちらのほうは削除させていただきますのでご安心くださいませ)
メールアドレスは、下の私の名前の所をクリックしてください。
     
量に限りがあるので、なるだけお早めに☆
            
        



ゴスさん2

Aug 10, 2005


ゴスロリさんの香水のことを書いたところ、予想以上に多数おたよりをいただきまして、驚いております。本当にどうもありがとうございます。
    
「ゴスロリ定番香水は○○だと思う」というご意見で多かったのは、ヴィヴィアン(ブドワール、リバティン)、ロリータ・レンピカ、ゴルチェあたり。アナスイなども少々いただきました。ありがとうございます。
     
連載でも書いたのですが、「ゴスロリ香水に、独立してほしい」という憧れがありました。
ヴィヴィアンの香りが合うというのももちろん大納得なんです。そちらに関するおたよりもいただきましたが、香りだけでなく小物づかいをプラスしている方もいらっしゃると。たしかにそういう方も見かけます。それもあるのですが、やはり香りは、ヴィヴィアンの「本物の人」の迫力を目の前にしてしまうと、「ゴスロリの香りです」と言う勇気が出てこないっていうか…あれは言えないよなぁ…。どうもその「間借り感」が否めないと思っていました。
   
逆に考えて、
ゴスロリ以外の人に、「私はゴスロリじゃないから○○の香りは使わない」とまで言わしめるような、それほどまでに独立した香りを見つけられたらうれしい。
     
《以下、おたよりを一部引用させていただきます》
ロリータファッションの中でも私はゴシックよりは、甘ロリが好きなのですが、私はカフェカフェを使っています。ちょっとパンクテイストな日はアングロマニアです。でも香りの強い香水はお洋服から抜けなくて困ります。そういうときはどうしたらよいのでしょう?
お話を読んでいて、ファッションに合わせるというところからパンクに合う香水にも興味が出てきました。そぅするとロリパンは?とか、姫ロリは?とか謎が増えます。
普通の人なら区別をつける理由さえ解らないかもしれないのですが、ファッションスタイルにも微妙な考え方の違いがあるのだから、香りにもこだわりたい!と思います。《以上》
     
■アングロマニアおもしろいですね! 盲点でした。ありがとうございます。
カフェカフェなどは、たしかに香りが衣服にこびりつきそうな気配ですねえ…。「この服を着るときはいつもこの香り」というふうに決定されていればいいけど、日によって香りを変えたい場合は困りますよね。
     
(「姫ロリ」とかよりはゴスのほうが好きかな。甘ロリは露出が多ければ大好き。…超個人的感想ですが… 自分で着るわけじゃないけど見ている立場としては、そう思っています)
     
香りもそのようにこまかく路線を分けたくなってしまうお気持ち、すごくよくわかります。「私は××ファンだから、あの人たちとは路線が違うの!」とか(笑
ハタから見たらどうでもいいことのようでも、それが本人にとっては重要な「区別」だったりする。年齢的にもそういうお気持ちが強く出てくる時期だと思います。それはそれでとても面白いことだし、よい思い出になります。
年齢的にも、私はそういう気持ちが徐々に崩壊しつつあるけど…。
そういう気持ちを強く持ちつづけていた頃は、若かったなあと思いました。あれも一種の「体力」が要ることですから。とくに社会に出たらそうですよね。
     
     
■必要以上に異性に媚びたり他者の眼を意識したりする人がありますが、ゴスロリさんの場合はそういう道筋で着ているわけではなくて、鋼鉄なる自尊心をもってして着ているのだと思うから、そこの「鋼鉄」部分を見なかったことにしたままの状態で香りを選んだとしても、それは色あせたものに映ってしまうと思う。
ただの「かわいい」じゃ終われない、終わってしまってはもったいないということです。
       
      



「ゴスロリさん、いらっしゃーい」

Aug 1, 2005


ゴシックロリータ・ファッションをしている女のコたちの定番フレグランスについて、別の場所で書きました。
「これぞゴスロリ!」と思わせるような定番たるフレグランスが存在しないのではないか、という話です。
そう書きましたところ、いろいろなご提案や、ご経験を含めたフレグランスを紹介していただくメールを頂戴しました。ありがとうございます。連載先でもまたいろいろとご紹介させていただけたらと思っています。
     
ゴスロリ、かわいい。
新宿でマルイワンあたりをウロつきながら「ゴス娘いないかなあ…」って、ひそかに目で探してしまったりする。
個人的には、筋肉太り系の体型の子がゴスロリの格好をしているのが一番好みだったりします。すごく似合うと思う。真横から見ると体が分厚くて、二の腕も太い感じ。そしてマツゲは鬼のように濃く長く、髪の毛の色は明るいほうがポイント高い。…と、こんな感じの似合い方が私としては一番好きです。
     
自分は脂肪太りなので筋肉太り体型にあこがれるんですよね…
ゴスロリは、目の大きなカワイ顔のスリムな女の子に似合うと見せかけて、そうじゃない。そんなのは「まやかし」です。
目が細くて筋肉太り系の女の子で、おそろしいほど似合ってる子って結構たくさんいる。そういう「落とし穴」みたいな掘り出し物の女の子を原宿や新宿で見つけると幸せです。この子は絶対カワイイ!と思いながらジロジロ見てしまいます。
     
お人形顔の子ももちろん似合います。それはまた別の領域かと思います。
      
女友達といっても、服装の趣味の合う人はほとんどいません。
…なんか、みんな、服装が「冷めてる」感じで…。(笑
指摘されるまでもなく、30歳なんだからそれなりに落ち着いた格好をしなさいよ、ってことなんだろうけど。年齢の問題じゃないよ。テンション上げて行こう。冷めたら損だよ、せっかくの人生なんだし。
      
趣味の合う女のコの友達は…それでも一人か二人はいて、その人と会うと、待合せ早々「このスカートかわいい!」など、えらい勢いで食いついてしまう。彼女たちには、できれば定期的に写メなんか送ってもらえたらうれしい…それはさすがに頼めないけど。
服装の趣味が合う人と友達になりたいな、と思うことが最近よくあります。
小器用にまとまった着こなしより、自由な格好がいちばん。自由できれいでカワイイのが好き。
      
      
ある調香師さんが、ご自身の服装に関しておっしゃっていたことがありました。
「こんな服装をしている者に、はたして流行のフレグランスをつくることができるのだろうか…、って思うんだよなぁ」
 とんでもない、そんな、ご謙遜を!
といってモード系みたいな人が調合していたとしたら・・・それも不思議な光景だと思う。見てみたい気もするけど。
    
フレグランス同様、洋服も自由気ままに、ざっくりと。
     
     



『香り&匂い入門フェア』と著者近影問題について

Jun 11, 2005


新宿のジュンク堂書店さんで、ただいま『香り&匂い入門フェア』を開催中。
香りグッズ他、香りの専門書がズラリと並んでいます。
・・・なんと、私の本も!
     
10日にさっそく、「ササモトの本、買ったよ!」と友人がメールをくれました。
どこで買ってくれたの?と聞いたら、ジュンク堂さんで、しかも香りフェアをやっているということで、さきほど見てまいりました。
「わー!!」
ほんとだ。本当に置いて下さってある。すっごく嬉しい…
6/10から、さっそく店頭に、しかも平づみで、私の本を置いて下さいました。
本当にどうもありがとうございます。
     
素敵なフェアですので、都内の方はぜひ。(新宿東口/三越8F ジュンク堂書店さん)
     
■本の一番最初、一本目のエッセイが『プワゾン』なのですが、10日からちょうど梅雨入りしたということで、時期がピッタリ合いました。
各書店さんで、店頭に並べていただくまでにもう少し時間がかかるかもしれませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
     
↓目じるしは「水滴」です
book.jpg
(※どこの書店さんに置いていただけるのか、ですとか、そういった店頭状況はこちらでは何も分からないゆえに、恐れ入りますがお問い合わせは各書店の店員さんに直接お願い致します)
     
     
________________________
            
・・・メールをくれたその友人から、買った知らせの次に届いたメールは、
「著者近影がダメ」
いったい何なんだこの写真は、と。さっそくダメ出しをくらった。まずは写真か…。
そうなんだよね、この写真はヤバイと思ったんだ私も。だけどそんなこと言ったって実物も写真うつりも、どっちもダメなんだからしょーがないじゃんか!(笑)
ジタバタしなさんな。
「プロフィールは、実物と全然違うじゃないの!っていうくらい、嘘のようにキレイな写真を使わなきゃダメなんだよ」って、なぜかその人は私の写真うつりのことばかりをいつも心配しているのだった。
しかもこの本の写真は、また違った意味で「実物と全然違う」写真だ。
べつに告白するほどのことでもないが、私は、「会う人ごとに、いつも、『なんか顔が違うね』と言われてしまう人」なのであった。「違うね」って言われたって顔面は顔面だし。ヒジョーに謎の多い物体であります。
       
写真は見ずに、本文を見てくださいませ。
            
          



『香水の時間です』発売!

Jun 8, 2005


こちらです! 
わたくしササモトの書いた香水エッセイ本でございます。
     
book.jpg
『香水の時間です』/ポプラ社 1200円
    
     
昨日ポプラ社様にお邪魔いたしまして、お見本をいただきました。
早いところでは10日ごろより店頭に並ぶ予定です。書店さんによって入荷状況が違ってくるようですが、もし店頭にない場合はお手数ですがご注文していただけるとうれしいです。あるいはインターネット上の書店さんでもお取り扱いしていただけるので、みなさま、ぜひ!
どうか読んでくださいね。
「読者カード」(本の中にあるハガキ)もお送りいただけたら感激です。
どうぞよろしくお願い致します。
     
     
こういうものを見ると異常なほどドキドキしてしまいます。
(↓こちらをクリックしてご覧ください)
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これは書店さんが発注をする時などに使う用紙で、通常お客様には渡らないものです。
むかし本屋さんでバイトしていたことがあるけれど、私の時代は手作業でこれ(スリップと呼んでいた)を整理していて大変でした。
まさか自分の名前の印刷されたスリップを見る日が来るとはなあ…
    
  
■つい2週間ほど前に「印刷に入ります」という連絡をいただいてから、あっという間でした。自分の本が印刷されている姿を見てみたかった…
   
「今日が本文直し最終日ですよ」っていう、印刷に入る直前ギリギリのところで、
「あ!ヤバイ!あそこ間違ってたかも!」
っていう心配が出てきて、朝っぱらから編集者さんに震えた声で電話してしまったり。で、結局まちがってなくて。あ!でもやっぱり間違ってるかも!とか。
ものすごく迷惑だ。
この「あ!ヤバイ!」発作に何度も襲われました。
    
しかしあれですね。手元を離れてしまえば、あっけない。
屋上から札束をばらまくかのごとく、あとは「どうにでもなれ!」ってなもんで。
まさに「リリース」なのだなあ。
私の書いたこの文章クンたちも、私が一人で抱え込んでいるより、いろんな方にお世話になって世間の荒波にもまれたり叩かれたりして生きていったほうが、きっと何百倍も幸せだと思いました。それでこそ彼ら文章クンたちも、この世に生まれ発生した甲斐があるというものです。
出版社さんからお声をかけていただけて本当に幸せです。そして編集者さんから強い愛情をそそいでいただけたことが本当にうれしかったです。
     
     
まだ自分の本だという実感がなくて、実物を手に持ってみても他人様の本みたいにポカンとしていますが、遠くから本を見つめているとなぜか胸が熱くなる。取り返しのつかないような不安が怖くて、だけど「よくここまで来られたな」という感激もあって、涙が出そうな、喉の奥を指でつままれるような・・・なんなんだこの感情は。
「著書をもって初めて知った著者の心」でした。
ですので本をジーッと見るのは今はまだしないようにしています。先延ばしにしようと思いました。編集者さんから実物をいただいたとき、「著書を手になさったご気分はいかがですか?」って言われても恐れ多くて触れない…
      
皆様どうぞ『香水の時間です』をかわいがってやってくださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
       
    
   



唐突ですが、

May 21, 2005


ロレンゾ・ヴィロレッツィ(ロレンツォ・ヴィッロレージと発音するらしいです…)のフレグランスと、セルジュ・ルタンスのフレグランスが大好きな方、よかったらメールください。
なお、これらのフレグランスは香りを試せるお店が限られてしまいます。
「興味あるのに試せなくて困ってる!○○ってどんな香りなの?」という方、ご相談ください。(今日は2更新)



コスメのかほり

May 3, 2005


■メイベリンのグロス「ストロベリー」色は、味も香りもストロベリー。
パピルスで書いた“記号フレーバー”ってやつです。もろにイチゴ記号。
     
     
■バストがどうのこうのっていう(胸が大きくなる?とか)ボディ用品もストロベリーの香りですね。
商品テスターが置いてあって、いつも香りを嗅ぎつつ通り過ぎてしまうのですが、店頭にテスター置いてくれてもその場で服ぬいで試すわけにもいかないので、あくまでもそれは「香り見本」として置かれているのでした。
しかしなあ、香りが良くてもなあ。効果がなければな。求む!効果。体脂肪率増えてもいいからさあ。    
これを手に取って買い物カゴに入れてるカワイ子ちゃんがいたので、おもわず遠くからジーッと観てしまいました。がんばれよ!!陰ながら応援してます。
    
胸元がストロベリーの香りって、かわゆーっす。…ワシにも嗅がせてくれぃ!
     
     
■ここのところ週1〜2回のペースで、女性の方と打合せでお会いさせていただくのですが、なにせ女どうし同世代なもんでコスメ話に花が咲いてしまいまして…
以前、香々庭園で「香りの往診」なる企画について書いたことがありましたが、それ状態で、手持ちのファンデーションやらグロス・リップやらをジャラジャラ全部出して、
「この色、合うと思います。ちょっと手につけてみて」とかやってるわけ。
自分の手の甲にもリップをぬって、「このリップには、このグロスね! ほら、かさねてみてください!これね!」ジャパネットばりに迫って、あいかわらず不必要な熱弁をふるいたがる私なのです。
「心配ご無用、くすみませんから!」、誰なんだ私は。
そう、子供のころ「実演販売をする人」になりたかったんだ…
先方の女性も、つられて、
「なんかムズムズしてきました」
そのリップを買いに行きたくてムズムズしてきたらしい。シメシメだ。目を離した隙に、路地裏のソニプラへ買いに飛んで行きそうな勢いでエンジンふかしてくれて私もうれしいです。しかし打合せはどうした打合せは。
      
            
■資生堂のマジョリカマジョルカというブランド、男性の方はあまり聞きなれないでしょうか。
ここから練り香水『マジョヴィタル』が発売になりました。以前と違って今回はハーバルな雰囲気です。メンソレータムにグレープフルーツの皮を混ぜたような、苦味をともなうスースーした香りですが、時間がたつと香りも落ち着いてきて、ほんのりハーバルな香りに。それは人工的ではありますが、なかなかに森林ぽい印象です。(※限定)
こちらのコスメは一見、色が特殊なようでいて、つけてみると案外普通(平凡)なんですよね。わりと使いやすいと思います。
     
     
■フィアンセのボディパウダーもかわいいですね。ラメ入り也。
フィアンセのフレグランスにこのパウダーをかさねると、ちょっと香りがくどいかもしれないから、何かこのパウダーに合いそうなやわらかい香りのフレグランスを探してみるのも楽しそうだな…
 
  
・・・このあいだ飯田橋のコスメ店で3時間もウロウロしてしまいました。知ってる商品も繰り返しじっくり見てるから3時間なんてあっという間。香水も置いてあるし、この場から動けん…! そう思っていたら、「閉店です」。
最近、リップの香りとか色を暗記しないと気が済まなくなってきた。何の必要もないのに。
   
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※)お菓子&ジュース&フレーバー・フェア!!
予告ということで、今回の『香々パピルス(http://www.publiday.com)』をぜひぜひ読んでくださいね。ゴールデンウィークのお出かけでこのページをご覧いただけない方もいらっしゃると思いますが、よろしければ皆様のお好きなお菓子フレーバーを教えてください。おたよりお待ちしております。
   



乳系ドリンク

Apr 21, 2005


■乳系ドリンク。これすなわち牛乳系ドリンク。(「にゅうけいドリンク」と読む、「ちちけい」とは読まないでください「牛乳系」の略ですから)
     
    
●ネスティーのシリーズから出ている『Tottemo sakura Milk Tea』。
さくらんぼ&桜の香りのミルクティーで、おいしいのかマズイのかはっきりしない味なんですけど、このたび私はすごいことを発見していまいました。
   
  「この飲み物は、マンダムの乳液と同じ匂いである」
     
すごいよ、超似てるよ…。
昔のものなんですけどね、子供の頃にあったマンダムの商品でピンク色をした乳液があって、その香りが子供の頃すごく好きで腕とかにつけたりしていましたが、まさかこんなところで再会するとは。これこれ!この香りです。これが紅茶じゃなくて緑茶(のミルクティー)だったら、もっと素晴らしかっただろうに…。
    
ネスティーの歴代シリーズと、
昔のマンダム商品全般の香りを、
じつはとても尊敬しています。
     
かつてのマンダムの商品は匂いが好きでした。(今現在のことはわかりかねますが)以前は代表者さんのご主義とかで、クラシカルな香りがベースにあるものがわりと多く採用されていた、という噂を耳にしたことがあるんですよ・・・だから奥ゆかしい香りが多かったのか!って勝手に早合点しましたけど。(噂は書くべきじゃないね。真実を書け)。
真実は知りません。だれか教えてください。
     
  
●『MiLQ』。最近これかな。名前もかわいい、ミルキュー、ミルQ。
カルピスに脱脂粉乳を混ぜたような味です。あんまりおいしくない。パッケージに「ヒントは母乳」って書いてありますが、それは栄養的なことを言っているのかな。母乳といえば「鳩サブレ」もね。あれはミルクくさい味してる…おいしいんだけど一枚食べきれない鳩サブレ。3口でギブアップです。
ミルキューは酸味を出したいのか引っ込めたいのかはっきりしないから、その答えを知ろうとするがあまり、結果、飲みすぎてしまうのです。いかんねー。おいしいとも思ってないのに気づくと飲みすぎているという。
この飲み物ですが、表面的な匂いはジルサンダーの香水を思い出します。
     
●カルピスの『クリーミー苺』味。これを牛乳で割ったのはウマすぎてヤバかった。これ飲みながら甘口のカレーライス食べようものなら大変ですよ。こんな甘ったれた食生活してたらバチが当たる。
こういう香り(いちごミルク様の)の香水が欲しい、と言ってた人を見かけたことがあるけど、なにを甘ったれてるんだばかやろう。バチ当たるからやめとけ。
お菓子とかジュースとか、自分の好きな食べ物と同じような香りのするフレグランスを探す人って多いけど、頭悪そうに見える。だから大きな声で言わないほうが身のためだと思う。探したいなら、こっそり探せばいい。
     
     
乳系ドリンクは、なんとなく気になるので新しいのを見かけるたびに試してみるのですが、美味しさは期待していなくて、かえって変なフレーバーだったりするほうが「当たり」が出たみたいに嬉しい。
     
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▲ちょっと訂正・・・
先日こちらで「このページは携帯からでも更新が可能」であるかのようなことを書きましたが、できないんですって! きゃー! ダサくてすみませんね。
ここのサイトは自分でつくったわけではないので詳細がわからなかったんです。サイトをつくってくれたり普段メンテをしてくれてる知り合いの者が私の書いたのを読んだみたいで、更新した直後、電話で「できねーよ」って言われた。「えー! だってもう『できます』って書いちゃったから、できなきゃ困るんだ!」って食い下がってみたんですけどダメでしたねー。はぁー。
     
    ※今日は2コ更新しました。↓
    
  
    



2005春夏、新作フレグランス

Apr 21, 2005


     
■ちかごろの新作フレグランス
こちらの場所で新作の香りについて書くのは久々です。連載先で書いていたものですから・・・
     
●アニックグタールの『マンドラゴール』お試しになられた方いらっしゃいますか!?
とっても面白いですよね! 嗅いだ瞬間、目がグワッと開きましたよ。「これは!」
スペアミント、ヤマヨモギ、ジンジャー、ブラックペッパー、ベルガモットなどの香りを目立たせるようにしてつくられたそうで、それって一見ユニークな顔ぶれのように見えますが、香りがまとまっているのでユニークなだけでなく、とても実用性のありそうなフレグランスです。バランスですね。
なんでも、「マンドレイク」をモチーフに創作されたのだとか。(マンドレイクっていうバンドが昔あった…。) ハーバルな爽やかさですが、どこか幻想的な雰囲気があります。肌にのせてもすごくいいんだなあ。ボトルの色も怪しいパープル。ワインレッドの心です。
香りとして、むしろ男性の方に積極的に使われたい感じがいたします。
      
このフレグランスはスペアミントの香りがするからここまで惹かれたのかもしれない。個人的にスペアミントの香りがすごく好きなもので…
そして、ブラックペッパー。・・・ブラックペッパーというと「コショウ」っていうイメージが強いと思いますが(そりゃまあコショウなんだけど)、
じつはあの香りって山椒に似てますよね? 私そう思います。似てますよ。香気成分を見てもそう思います。ブラックペッパーの香りには、色あざやかな一面があるんです。
スペアミントやブラックペッパーは、柑橘との相性がとても良いらしい。柑橘、ベルガモットとかグレープフルーツとか。寝起きが悪いから尚のこと、こういう香りに吸い寄せられてしまいます。きっと必要なのでしょう。zzz...。
     
     
●あとは新作というと、アナスイの『シークレット・ウィッシュ』とか。かわいい。フレグランス(の液体)が私の好きな色です。だから何だ。
香りは、以前の『ドーリー・ガール』や『スイ・ラブ』に慣れていたから今回はあまりビックリしなかったけど、ラストのほうになってくると妖精っぽくてかわいらしいムスクが出現しますよ。外人ニンフです。
アナスイだったら紫ボトルの『アナスイ』の香りが一番好きだなあ。あのシリーズは石鹸も使っていました。あれで身体を洗う。香りはもちろん、肌が気持ちいいんですよー。
     
     
●『(ゴースト)シア・サマー』、今年のゴーストです。今までの中で今年のが一番かっこいいと私は思いました。この「シアー」。透明感です。(オゾン)ウォーター系の香りが生きてるフレグランスって、どうも気になって惹かれちゃう病。
    
    



ベトナムの香り情報

Apr 10, 2005


※この下にも、別件のおたよりを掲載させていただいております。今回は2項目、同時更新。
     
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ベトナムにご在住の方からおたよりを頂戴しました。どうもありがとうございます。インドに続いてベトナム。
     
《以下、一部引用させていただきます》
ハノイは、秋のほんの一時期を除いて、とにかく湿度の高いところで、どこへ行ってもじめじめした匂いが立ち込めていますよ。いったいいくつあるのか知れない湖や沼や池。水質汚染に何とか歯止めをかけようと、市当局も試行錯誤しているようですが。
      
そういうほうの匂いはともかく、ハノイには、蓮の花で香りをつけたお茶というのがあります。蓮の花のおしべだけを、若干発酵度の高い(烏龍茶くらいか?)茶葉に加えたものです。100グラムで10ドルくらい、普通のお茶(緑茶)が100グラム50円程度で買えることを考えると、途方もなく高いんですが、外国人旅行客には手ごろなお土産ですね。
     
匂いといえば、ヌクマム(魚醤)は当たり前ですが、もっとくさい「マムトム」「マムテップ」などあります。小生はマムトムなら平気ですが、「マムテップ」は体調が悪いとキツイです。小エビが原料の「マムトム」は、紫色で、チャインと呼ばれる小粒な柑橘類を絞って、かき混ぜて、香りをたたせてから食します。こちらでもっとも単純な料理の一つは、茹でたか揚げたかした豆腐を「マムトム」につけて食べる、というのがあります。これに「ブン」という、米から作った細い麺の茹でたのを添えると、「ブンダウ」という簡単お昼ご飯になります。あんまり簡単すぎて、たぶん普通の外国人旅行客は食べる機会がないでしょうが、「マムトム」をおいしく食べられる人間にとっては、まあ納豆ご飯のようなものです。
     
ほかにも、香草類はベトナム料理に不可欠ですし、香り米とでも言ったらいいのか、香りが特徴の白米というのもあったりして、ささもとさんのような、匂いに寛容な方がいらっしゃれば、小生の何倍も楽しいでしょうねぇ。
     
市販の香水は、日本で手に入らないものとなると、サイゴン製の「Miss Saigon」かな。ボトルは、アオザイ姿の女性で、可憐です。肝心の香りのほうは、知り合いの韓国人女性の意見では「いまいち」だそうです。《以上》
   
   
■たくさんのご情報をありがとうございます。
『ミス・サイゴン』前から気になっていました。香りを嗅いだことがありません。本にこのシリーズの名前だけが載っていて、いったいどんな香りなんだろうかと思っていたんですよね。
そういえば、とある方がプライベートで調合なさったというフレグランスをみせてもらったことがありまして、それもベトナムをテーマにした香りの表現だそうです。パチュリーなどが効いた、存在感のある香りでした。
   
蓮・・・
ロータスティーも好きです。私が飲んでいるのは日本で売っているものなので、本場ベトナムのものとは製法や品質が違うと思いますけど、好きです。ほわっとした香りが食べ物の味を引き立てる。神秘的です。
    
魚醤は、私の場合は春雨を作るときに使うことが多いです。(注…私の作る春雨は、そうとう美味しい。春雨には自信アリ) マムテップ食べたことありませんが、惹かれました。においの強い香草類と、ぶつけるようにして調理したら美味しそうだなー、なんて想像しました。(案外マムテップが食べられなかったりして(笑)
日本のベトナム料理屋さんは、たしかに美味しいことは美味しいけれど、何かちょっと遠慮しているような印象です。もっと、ガッと向かって来てくれればなぁって、食べるたびいつもそう思う。なんか物足りない。あまりにもガッと来すぎたら日本のお客さんは来なくなっちゃうのかな…
香り米も美味しそうですねー!いいなあ。それが毎日となると話はまた別かもしれないけど、たまに、無責任に食べる程度だったら食してみたいなぁ、なんて思います。
味が薄かったり物足りなかったり感じると、ただちに塩やら醤油やらドバドバかけて調整しようとする人がいるけれど、料理は「香り」で食べるべきだと私は考えます。塩分は極力少なく、香りは最大に。もちろん素材の香りは最優先に尊重する。それが私の信念。
   
砂ぼこりや、魚醤のごとき魚介類の匂い、そして泥の匂いなど思い浮かべながら拝見しました。素敵ですね。どうもありがとうございます。
水質汚染の激しい沼のお話に、生命を感じました。
    
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☆このHPは携帯からも更新できるらしいので、今度それをやってみようと思います。写メみたいな感じのとか。アイドルのブログみたいな今風なやつをいっちょ。


      



香水自粛問題

Jan 12, 2005


  
香水や整髪料の香りや、洗濯したての洋服の香りで具合が悪くなるという、化学物質過敏症の患者さんたちの話が新聞に載っていました(1月10日/朝日新聞)。対策は、頭痛やめまいなどを引き起こすアレルギーの原因物質をできるだけ排除する、など。小学校で、トイレの芳香剤や油性ワックスの使用をやめた学校もあったそうです。そのほか、公共の場での香水自粛運動の事など…
   
■香々庭園の書籍用コラムをようやく書き終えて郵送した、その日の新聞に、書いてあった。なんというタイミングだ・・・。
 
香水は肌に直接つけるから、それが原因で皮膚がかぶれたりする人もいるということは以前から有名で(「感作性」などとも言われたりする)、昔の香水においては、この原因物質の使用に関する規程も今より甘かったようですが、現代はその基準値も厳しくなってきているようです。今後さらに厳しくなりそうですね。
でも今回の問題は、そういうことではない。
今回問題なのは、つけている本人ではなく「それ以外の人」が被害を受けるという点。香りのする人に近づくとアレルギーの発作が起こるから。
今後はタバコや携帯電話のように、香水もマナーが騒がれだすかもしれません。でも香水はオン/オフの切り替えが難しい…
携帯電話は使えないと困る状況もあるから立場として強いし、タバコも依存性があるから吸えないと困る人が多数いるけれど、香水は? 香水をつけられないと困る、という人がいるのかどうか、いるとしたら何人くらいか。それがきちんと立証されているわけではないし(依存性も含めて)、香水の場合はアロマテラピーのように人のためになる作用についての研究がさかんに行われているわけでもなく、まことに宙ぶらりんな扱いであると思います。
   
いーじゃないスか、宙ぶらりん。
今後も目が離せない存在です。
ストレス社会にフレグランスどれほど貢献しているか、そういった角度から発表することだったら可能かもしれないけれど、なぜか誰も発言しないという…。その「誰も手を出さない」感触は、まことに興味深い。パン食い競争みたく、ぽっかり宙に浮かんでますよね、香水って。「なんで誰もこのパン食べないの?」みたく。ぶら下がってるのに誰も食べない。
それが面白くて可笑しい。
   
※新聞ネタとか社会的な問題にコメントするのが私は嫌いなので、気のきいた事もろくに書けませんが、「あの記事読みましたか?」というメール等いただきましたので、「記事は読みました」という報告を兼ねて記させていただきました。
   
 
_______________________
  
※しゃんしゃんTVへのアクセスについて・・・
「たまにアクセスできなくなる」という方、(ブックマーク等の)ご入力のアドレスに「www.」が付いていませんか? それは誤アドレスです。www. を抜いて下さい。
  
しゃんしゃんTVの正式なアドレスは、
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桃の香りのような香料

Jan 2, 2005


このあいだまで、カルバンクラインのフレグランスである『エタニティ』の処方を確認していました。その詳細は、例の携帯電話のコンテンツ(『香水屋さん』というサイト)の連載のほうで書かせていただこうと思っているので、ここでは差し控えますが、合成香料をよくこんなに美しく組み合わせられるものだ!と感動をおぼえます。…そうだ、いつも「○○について、携帯の連載で書いてあります」発言を私はつい、してしまいますが、ウェブというのは世界中の方々に見ていただける場所であるため、海外にお住まいの方から「携帯サイトが見られないんですけど…」「気になるんですけど…」という文句をいただいてしまうことがあって、申し訳なく思っています。ごめんなさい。別の場所に同じ内容を記すことが契約上できないので、ここには書けないんです。それなのに告知もしたいから「携帯サイトで書いてます」発言をしてしまうのです。ご勘弁ください。
   
エタニティに使われていると思われる香料のひとつにγ-Undecalactone というのがあるそうです。ラクトン。ごく少量だけど、これがフレグランス全体に影響するらしい。
この香料はピーチ様の香りで、さまざまなフレグランスに頻繁に登場します。おもに桃やアプリコットなどのフルーティーな香りを表現したいときに使われるそうなんですけれどもね…
この匂いを嗅ぐと、どうも逃げ腰になってしまいます。
気分が沈む。
香々庭園で、オオチャイロハナムグリという昆虫の標本の匂いについて書いたことがあるのを覚えていて下さる方はいらっしゃいますか? あのニオイなんです、モロに。昆虫図鑑を見たりするのは大好きだけど、標本ていうと、生きてないでしょ、それがどうもかわいそうな感じがしてしまって、それを思い出して沈みます。
オオチャイロハナムグリの標本に顔をグッと近づけて匂いを嗅ぐと、まさにこのウンデカラクトンの匂いがします。変に酸っぱくて、桃の香りといわれれば「ああたしかに」と思える匂いですが、いわゆるピーチの香りといわれるフレグランスの香りとはまったく別物です。あれは青い甘さがあるけれど、こちらは桃の芯部のような、さらにはそこに酢をかけたような…というのは言い過ぎにしても、なんか酸っぱい。
   
しかしながら、エタニティというフレグランスにおいて、香りのメロディーを色っぽく縁取る一員にこのγ-ウンデカラクトンがいると思われ、逃げてばかりもいられないなあと思って、毎日これを嗅いで観察しています。変にマゾい修行だ。
きっと何か発見があるにちがいない!と確信しています。
私は調香に関して素人だから、香料だけ単品で嗅いでもピンとこなかったりするのですが、ピンとこないものでも、それが何らかのフレグランスと結びついたとたんに輝いて見えてくるから不思議です。
   
    



寒風マンジャーレ対策

Dec 14, 2004


寒い外から帰ってきた夕方、何を食べたいか。
夕方に帰宅する人は少ないでしょうか…
 
■おやつ
夏でもないのに、最近ジャガイモをよく食べます。…フライドポテトなんか作ってるヒマがあったら仕事しろって話なのですが、でも揚げてしまうんだな…
揚げたてのポテトに、粉末のカイエンペッパー(唐辛子の味です)と、ブラックペッパー(コショウの味です)と、塩を、小皿で混ぜてからポテトにふりかけると、メキシコっぽい辛さになります。ブラックペッパーと塩はわりとかけると思いますが、そこにカイエンペッパーをプラスするところがポイントです。ひじょーに、ささいなポイントです。言うまでもないことですが、辛いのが苦手な人は食べられませんよ。火を吹きますから。
 
和風な気分の時は、ポテトに「ゆず胡椒」をつけて食べることもあります。これも辛いね。
ゆず胡椒はアボカドにつけても美味しい。スライスしたアボカドを、ゆず胡椒と正油とオリーブオイルを混ぜたタレにつけて食べる。でもこれはしょっぱいね。(なにが言いたいのか)
 
「辛い」「苦い」「渋い」が大好物で、
「甘い」「しょっぱい」があまり好きじゃないから、
どうしても偏っちゃいますよね。ちなみにイカの塩辛はしょっぱいけど大好物です…
 
  
■おかずに近い「おやつ」
ゆでたジャガモ、
キャベツ(せん切り)、
レタス(ざく切り)、
豚肉(脂身の多い、こま切れ)
これを上のスパイス(ブラック/カイエン/塩)と、ターメリック(ウコン)と、カレーパウダーで炒めても美味しい。仕上げに正油をちょっと入れると味がまとまります。
これが最近のおやつに頻繁に登場しています。
 
これを食べながら、ビールを飲んじゃダメです。
チャイを飲むのです。
これぞ、「おやつ」なり!
チャイは、カルダモンを効かせて、飲む直前にローズウォーター(※飲用できるものに限る)をほんの少したらすと素敵な味になるんだなぁ。違反なレシピなのかもしれないけど、でも、いいんだなぁ。
これを飲みながら、上に書いたジャガイモ・キャベツ(ひどい名前だ)を食べれば、エキゾチック度はさらに増します。ジャガイモのボソボソした食感が、たまらなくエキゾチックなんだよね…
 
友達が来ると、ふいに席を立ち、鬼の形相で超スピードでこのメニューを作って、また何事もなかったかのように席に戻って、
「これをどうぞ。」
って差し出すのですが、たいていは不審がられます。ふつうはお茶といえば緑茶だし、紅茶にはケーキのような甘い物を食べるのに、「なんだこれは」と。私のインチキ料理を食いたまえ…
「辛辣」なスパイスの味と、「まろやか」なチャイの味が、寒さをいやしてくれることでしょう。…汗が出るからね。4時頃、寒い外から帰ってきてヒマだったら、ぜひ。※これも辛いですよ。


■インスタントコーヒー
カルダモンの入ったコーヒーを飲む習慣のある国がありますが、それは豆の種類も、いれる方法も、こちらとは違いますからねぇ…
 
インスタントコーヒーをこんな飲み方ってしますか? 
私だけかな?  ↓
 
カルダモン1、2粒と、シナモン(1cm角ぐらい)をつぶして、それを砂糖と一緒に牛乳で煮立てたら、それを茶漉しでこして、そこにインスタントコーヒーを加えると、美味しくてエキゾチックなカフェオレになりますが、これに効果があるのかどうかは知りません。なさそうです…。私が勝手にやってる飲み方なので。単なる「おやつ」ですな。
砂糖を多めに入れると、よりエキゾチックですよ。中東っぽい感じの風味。…よく知りませんけどね、中東の味がどういうものなのかは私も。たしか、中東料理はもっとスッとした味のような気がするけど…まあいいじゃないの。イメージですよ、イメージ。
冷たい砂ぼこりにピューピューやられて帰宅した時に、この中東コーヒーを飲むと、ほんとうに慰められます。
  
  
■なぜなのか、チャイ(紅茶)の話を書くと、不思議なほど反響があります。
気を良くしたので、また書くぞ。
   
風邪のひきはじめには、なんといってもブラックペッパー。もしくはクローヴ。
こういったスパイス類を各2、3粒くらい。つぶして、それを水から煮立てて、沸騰したらその湯でミルクティーを入れましょう。味的にめずらしいのは、以前も書きました「クローヴ&アールグレイ紅茶」の他には、アッサムなどの茶葉でクローヴを使ったミルクティーもそうです。このチャイの、薬品臭の裏側に隠された「バナナ風味」を探しながら飲んでみてください。不思議と、砂糖の甘さもアロマティックに感じられるという噂です。「抗ストレス」なお茶です。
 
風邪をひきそうだな…という時は、チャイの味も若干キビシめで行きましょう。
つぶしたブラックペッパー(3粒くらい)や、ジンジャー(皮ごと擦り下ろしたものをひとつまみ)を使って、上と同じ要領で作って、味をとがらせましょう。
のどがチクッとしますが、汗が吹き出て効きます。    
    
_________________________
  
年末はあわただしいけど、にぎやかでいいやね…
近頃いろんな人にお会いして、つかのま愉しい日々です。
春にこちらでも書きました、フランスの香料会社の男性(この方は日本人ですが)と、このあいだまたお会いしました。とつぜん「いま日本です」ってお電話をいただいて、お会いしました。
それで、以前こちらで「最近のフレグランスは続きモノが多くて名前が覚えられない」と書いた件を相談しましたところ、なぜメーカーが続きモノを出したがるのかを教えて下さいました。その理由の詳しくは、私の連載している携帯サイトで書いています。どうかご覧くださいませ。こちらのサイトは無料だけど登録などをしないと読めなくて、若干お手数なのですが、でもぜひ! 『香水屋さん』というサイトです。検索でも行かれます。
  
   



格闘技と香水(2)

Nov 17, 2004


(→前の項目から内容が続いています)
  
男性モノのブルガリ人気も根強いです。それではブルガリのメンズ商品を全部ひっくるめて、「魔裟斗みたいな人気」としましょう。
 
ところで『ミス ディオール』という1940年代の香水がありまして、私は、これに天龍を感じます!  (「!」つけて書くことでもないが)
たとえば『夜間飛行』を力道山だとします。さて猪木が見つからない。猪木な香水って何だろう。…じっくり考え過ぎて見つからなくなってきました。大仁田香水は、見つけてはいけない感じがします…。
『グロウ(J.Lo)』あたりのフレグランスを使ってる人に、ためしにミスディオールを嗅がせたら何と言うでしょうか。どう解釈するのでしょうか。
「モッタリしてる」などと言うかな。案外「好き」と言ってくれたりして。
ミスディオールのあのしなやかさ。なめらかな全体のまとまり。水分をたっぷり含んだ緑の、ふくよかな気品。今のフレグランスたちが忘れかけている質感です。
これが王道だ基本だ、なんてことを言うつもりはありません。こっちが良くてそっちは悪いとか、昔が良くて今はダメなんて安っぽいコト言うつもりもありません。昔も素敵だし今も面白い。こっちもあっちも両方存在してくれてたら嬉しいな、と思うのです。できるだけいろんな顔ぶれの香水に囲まれていたいんです。
  
 
(※文中、敬称略にて失礼します)
  
 
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次回は「和服と香水」について書かせていただこうと思っております。
  
  



格闘技と香水(1)

Nov 17, 2004


【アウトオブしゃんしゃん(雑記)】
  ◇格闘技で香水を説明する
  
若手レスラーの名前が全然わかりません。
格闘技などとエラそうに言っておいて詳しくはないのですが、
今って、「パンクラス」な雰囲気の香水が多いのではなかろうか、などと勝手に思っています。
パンクラスな雰囲気なんだなぁ…。『ヴェリィ イレジスティブル ジバンシィ』っていうフレグランスとか。バラの香りですと言われてもストンと納得できないほど、新しい透明感を前面に見せつけてくる打撃系ローズ。ヒネリも効いてるけど、ガシッと香りは届く。今はこういう香りが“フェミニン”だってカタログ誌に書いてあった。フェミニンて言葉も便利すぎてあまり信用できないけど、とりあえずこういうのが現代のフェミニンであると。
『エクラ ドゥ アルページュ』『ランスタン ド ゲラン(※オードパルファム)』『チャンス(※オードトワレ)』『グッチ オードパルファム(2)』
…このあたり、「香り方」がパンクラスって感じしませんか? 香りが「キマる」感触がある。
 
なぜ突然こんなことを書いたかというと、香水をまったく知らない男の人に格闘技を例にあげて説明したら妙に納得していたからで、私の挙げる「例」とやらが大幅にズレているのはモチロンのことです…
説明した日、たまたま持っていた香水を見せて言いました。
「これは、10年前は骨法だったが、今は秋山準である」
香りはそのままだけど「何か」がこの10年で変わったんだと強引な説明を押し通しました。「Q:むかし骨法、いま秋山。この香水な〜んだ?」、知るかそんなもん。
17歳の時、友達が「うちの近所に骨法の道場がある!」って自慢してきて、私は「ふーん」て冷たい返事をしました。心のせまさは昔も今も変わりません。ちなみにそれは東中野でした。
  
ニナリッチのレベルドゥ リッチの姉妹(シリーズ)は、三沢とか川田とか…あと他に…うぅ見つからない。誰だろう。というかそれは単に「色」が似てるだけだ。
 
 
知名度で例えると、毎年限定で出てるエスカーダも、シリーズが始まったばかりの頃(10年以上前)はそれこそ「修斗」みたいだった。わりとメジャーではあるんだけど知らない人は知らない世界。(…むか〜し、知り合いが格闘技観戦に招待してくれたことがあって、「会場は後楽園だよ」って言うからプロレスか何かかと思ったら修斗だったことがそういえばあった。格闘技をほとんど知らない私にいきなり修斗を観せたその人もすごいと思う…)
 
引き続きエスカーダですが、2001年以降の急上昇はすごいぞ。
ここからはK−1です。ほとんどの人が知ってる舞台。
メディアで大きく取り上げたりしたのも流行の理由の一つかと思うけど、この頃からフレグランスそのものが安売り店でガーッと来はじめたというのもあって(香水取扱店も急増)、ダブル効果のすごい波。セフォラ(というフレグランス売り場)も上陸した頃でしたね。にしても修斗がK−1になるってすごい展開。以後みんなの関心は高まりつづけていると思いますが、自分はどうかといえば、ちょっと間延びしてるかな?っていう感想も若干あります。ごめんなさい。
『ライトブルー』を誰にしようか。

(※文中、敬称略にて失礼いたします)
  
  
→次の項目に続きます。
  



男モノ、女モノ(2)

Nov 6, 2004


(※前の項目「男モノ、女モノ(1)」から続いています)
 
 
■もしも私が香水屋の店員だったとしたら、とんでもないでしょう。
まず、「あてがわない」。(笑
こりゃもう即クビだな。
数を多く売ることだけが目標なら話は単純だけど、それじゃ売ってて自分が楽しくないから、もしも自分が販売員をするとしたら他の事に楽しさを見出していくしか道はないと思います。企業側はこんなヤツ雇いたかないでしょう。
 
香々庭園で「あてがいたい」と書いたのは、たとえば知り合いの男性から○○の香りが漂ってきたら嬉しいのになあ…と思うのであって、「この香水はいかがですか?」という気持ちとは少し違う感情なんですね。「香水」よりもむしろ「その男性」に執着しています。
たとえば男性が香水を買いに行く現場に同行したいという想いも、その男性が香水を選んだり迷ったりする様子を盗み見したい願望があるからで、私が選んであげますっていう目的とは違います。それは個人的で偏ったワガママな感情ですから、ビジネスに持ち込んではならぬ!とつねに自覚しつづける必要があります。
 
現在の私の立場では、
異性モノの香水を使うことに対してだけではなく、どんな人がどういった状況の時に何の香水を使ったほうが良いのか(たとえば「会社では○○の香水を」などと)、そういった類のアドバイスは表では一切言いません。言う権利はない、言うべきではない、と思っているので。(プライベートで個人的な知り合いに対しては言うこともありますが)
「男性用とか女性用にこだわる必要はありません」といったような事さえも、できれば言いたくありません。こだわってもいいし、こだわらなくてもいい。どっちでもいい。好きなようにしなさい、としか言ってあげない係りです。(笑)
  
気に入った香りが見つかったらそれとなく近づいて使いこなしてしまう、その“粋”な様が私は好き。そういう人は色っぽいと思う。それだけです。
  
■男の人の女モノ(異性モノ)に対する違和感は、女性のそれを越えますね。だってシャツのボタンの向きが違うだけで「これ女モンだろ! こんなの着られないよ」とか言う。 そういうのを見てしまうと香水もそう簡単にはいかないだろうなあとも思う。
香水そのものが「あんなのは女の使うモンだ」って言う人だっている。でもそう言われて、私はなぜかウレシイ気分です。そう、私たちオンナのものよ♪というのは冗談ですけどね。
 
「日本は香水が文化として根づいていない」「教育がなされていない」…いろいろ言われ放題ですが、少しずつ頑張っていきましょう。
   
  



男モノ、女モノ(1)

Nov 6, 2004


【しゃんしゃんメール(おたよりご紹介)】
  ◇男性の言動シリーズ・・・
ある女性がつけていた香水をよい香りだなあと思った男性が、ご自身(その男性)も同じ香水をつけてみました、っていう話をたまに聞きます。この話が私は大好きなんだ!
ものすご〜く男性的な行動だなあと思って、いつも感動するんです。
 
今宵はそういった内容に関するおたよりでございます。

《以下おたより》
●ささもとさんは香々庭園で、お知り合いの方に香水を「あてがいたい」と思うことがあると書いておられましたが、男性に女性用香水(特に女性向けを意識して作られているであろう香水)をあてがいたいと思うことってありますか? 《以上(また下へと続く)》
 
■はい、ございます。
代表的なものでは『シャネル19・オードトワレ』やラルフローレンの『Lauren』など、それとか香々庭園でも書いた『1000(ミル)』あたりは、女性用でありながらも女の出る幕はないと思うほど男性に似合うと感じます。ロシャスのフレグランスなども。
ローレンは処方的にもメンズを思わせるものが多いせいもあるんでしょうけど。ここだけの話、言い方きつくなるけど女性がローレンをプンプン匂わせていると「清潔感が鼻につく」感じがしてしまいます。←個人的な趣味で書いて本当に申し訳ありません。(※ローレンをご愛用の女性の方ごめんなさい! みんながみんなというわけではありませんので)
でもそれが男性だと嫌味がなくて、わりと多めにつけてる人であっても、すんなり受け取れる。その理由はというと、…男性のほうが女性よりも「肌のキメが荒いから」っていう理由じゃダメですか?(笑)ご納得いただけないでしょうか。私はいつもそう思っているんですけどね。似合うポイントは「肌のキメの荒さ」なのではないかと。
 
《以下、続き》
●わたしは香水を販売する側なので割と気兼ねなく「あてがっちゃう」方ですが(書き忘れていましたが私は男です)、いざその人がつけて街中などを歩いているとして、そばを通った女のヒトはどう思うのだろう…と思うこともあります。勤めているお店で接客中にお客様に聞いてみたりしますが、意外と気にされる方が多いようで。
ささもとさんだったら「あてがっちゃいます」か? 《以上》
  
■私がもし販売員だったら、そういったお客さんには男女共用のものか男性用フレグランスの中から選ぶことをおすすめします。
 
自身の経験で言えば、男モノとか女モノといったことを気にしたことがありません。でも、それと同じように他人にも「気にするな」と押し付けたり「平気だよ」となぐさめたりするつもりはありません。
「女性から見た男モノ」と「男性から見た女モノ」というのはおそらく距離感がかなり違うと思うから、そこまでは踏み入らないようにしたいと思っています。仲のよい友人なら女モノでも何でも、それこそ「どういう香りが好き?」も何も聞かずにこっちで勝手に買って「これつけな!」ってポンと渡しちゃうけど、お客さんが相手じゃそうもいかないから。
  
どこから見ても女!オンナ!っていう雰囲気の『ビューティフル』というフレグランス(エスティローダー)がありますが、これも男性がつけると違った味が出てきます。リッチでふくよかなフローラルの香りですが、これをつけてる男性に遭遇した時、おぉすごいなあ!と圧倒されました。
私はこういった男性が「女性用を使うのに向いた人」であるような気がします。逆に細部を気にする人にはあんまり向かないとも思う。気にしながらつけるのと気にせずにつけるのとでは、つけ方もおのずと違ってくることでしょう。ですから気になるならばやっぱり男性用を使ってもらって、ごく普通に当たり前の顔して日々を過ごしたほうが気分も落ち着くだろうから、そういう人には第二希望であっても素直に男性用をすすめたほうが良いのかもしれない。
 
仮に、男性が女モノをつけたとして誰かとすれ違った時に「あきらかにそれはオンナの匂いでしょう」って違和感を持たれやしないか不安だという気持ちがあるでしょうけれども、世の中には男モノ特有の匂いが苦手な女性もわりと多い、ということを言ってみようかな。もし自分が店員だったらそのお客さんに。
実際、男性モノよりも女性用のやわらかな香りが男性から漂ってきたほうが嬉しい、って喜ぶ女性はわりと多いんですよ。とかなんとか言って背中をボンと押してみようか。どうでしょうか。
…一番良いのは、そのフレグランスのサンプルを渡して、とりあえず今日のところはお引取りいただく。その香りをまとった一日というものが、どんな気分になるかを試してみるのが一番だと思うんですよね。女モノだって気にしていたことがバカバカしく思えてくるほどの高揚感があったなら「それなら是非買ってやってください!」って売ってしまえ。だって、いいぜ? 好きな香水のある生活って。
 
女モノがとてもとても似合うお客さんを見つけてしまったとしたら…
その人に陰でお金を渡して、
「このカネで…、さあ、誰も見ていないうちに!早く買いたまえ!」ってやりたくなる気持ちをはたしてこらえることができるのか。(笑) 
そんな差別はいけません、いけませんよね。
  
  



訂正!訂正!また訂正!!

Nov 1, 2004


 
前項目の『クリスタン』という部分は『クリスタリン』の誤りでした…。
(えっ!マジで!? ずっとクリスタンだと思ってたよー!)
英文字表記すれば「L」が入るからクリスタンなわけないんだけど、なーんかクリスタンに思えちゃうのよ。
下の文章の中のあちこちに出てきてて直すの大変なので、「クリスタリン」だと思って読んで下さい。
…香りを記憶することに気をとられているあまり、名前の記憶がおろそかになる私であります。
ブルガリの商品名覚えるのってホント苦手で。ボトルもみんな同じような形だし。いくら香りが素敵でも覚えにくいものは覚えにくい。「ブルガリ、オパフメオーテヴェール 」などは言い間違えそうで、発音するとき緊張するー。

それと、ナオミの『サンライズ』って書いたのは『サンセット』の誤りです。
サンセットって心の中で思ってたのに「サンライズ」って書いちゃってる…疲れているなぁ私は。
これは前項目も直しておきます。
  
教えて下さった皆様方、どうもありがとうございます。ご面倒ばかりおかけしてすみません。
  
______________________________________
  
■ちょいとお知らせでございます。
 
☆こちらのサイトが携帯でも見られるようになりました!
ただし容量の多い項目は「表示できません」となってしまいます。あとプロフィールのページも携帯だと見られませんが、これはまあ必要ないでしょうから…
以前のものは容量も多いので、今度からは文字数などもなるべく少なめにしていきたいと思います。
 
 
☆『香水屋さん』という携帯サイトで私の書いたものを掲載していただいております。
そちらもよかったらご覧いただけるとうれしいです。
 
●iモード版は「ファッション/コスメ」から。
●EZweb版が「ショッピングする」→「ファッション」→「アクセサリー」から。
●ボーダフォンライブ!版のアクセス方法は、「香水屋さん」が「ショッピング・チケット」→「コスメ・ダイエット」から。  
※週1ペースで更新
 
ティモテシャンプーのこととかアトマイザーについてとか、香水以外のことについても書いてます。
しゃんしゃんTVの延長という感じでご覧頂けたらと思います。
  
…この↑案内がまた誤表記だったたら…と思うとゾッとするものがある。
  



※一部訂正あり)秋冬/香水欲

Oct 29, 2004


※昨日ご覧になった方へ…
ブルガリの『ブルガリ・ブルー・ノッテ』と『オムニア・クリスタン』をごっちゃに混乱したまま書いてしまいました。まことに申し訳ございません! 変に直すと先に読まれた方が混乱すると思うので、誤部分を削除いたします。
(すでにお読みになってしまった方へ → ダークチョコレートが何たらかんたらでお茶が入ってない…と書いたのはブルー・ノッテのことです。で、元祖オムニアより爽やかになりました…というのはクリスタンのことを言っています。「伊勢丹の左の箱に入ってたやつ、まだ伊勢丹だけしか出てない新しいの」などと、商品名を聞いたけど忘れていて曖昧に記憶したまま、「シルバーのやつはクリスタンて名前で、ええと…」と思いながら書いたら誤った内容の混乱した文章になってしまいました。『オムニア』も『ブルー』も『オムニア・××』『ブルー・○○』で、まったくの新しい名前じゃないから、そこを気にして文字を書いてたらいつのまにか混乱していました(※詳しくは下の記事をご覧いただければと思います)。というのは言い訳です。ボーッとした文章で大変失礼をいたしました!)
 
さっきメールチェックしたらいつになく大量にメールが届いていたので「おや?」と思って開けたら、全部「クリスタンじゃなくてノッテです」のメールだった…。申し訳ございません。ああ本当にごめんなさい。
  
________________________________
 
一足お先に、ゆずの砂糖づけを食べました…
 
 
【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】
  ◇秋冬もの
  
グッチから出たフレグランスの商品名がどうもスッキリしない!
グッチの『エンヴィ』というフレグランスがありました。そこに『エンヴィ・ミー』。全然変わりばえしないでしょ。退屈だねー。
 
任天堂はいつまでマリオを引っ張るつもりだ。
マリオでいつまで稼ごうっていうんだ。
 
任天堂と香水では事情も違うけど、今までの定番ヒット商品の名前を一部に使って新商品の名前にする戦法が最近やたらと目立ちます。エンヴィしかりブルガリのオムニアしかり。そしてディオールも「『プワゾン』の新作で『ピュア・プワゾン』」とか言いだした。
みみっちぃと思います。
せっかく新作を出したのに、新作らしいフレッシュ感も何もありゃしない。
『エンヴィ・ミー(「 ENVY me 」)』より、ただの『me』だけのほうがかわいいじゃないかー。エンヴィに通じるニュアンスもたしかにあるのかもしれないけど、この際、新しいものは新しいものとしてスッキリさせて欲しい。
エンヴィ・ミー/香りはわりと大人びた面もあるピンクなムードのフローラル。これの乳液がきれいです。いちごミルク色でね。ついでにムエットも色がきれいなので、いただいたムエットはアルバムにコレクションしておきました。
  
ピンクといえば、カルバン・クラインの『エタニティ』も新シリーズを出して、それも『エタニティ・モメント』っていう! ここもエタニティで引っ張ろうっていう作戦。以前も『エタニティ・ローズブラッシュ』だの『エタニティ・ラブ』だのって…もう、みんなして何なのさ!(笑
  
新しくアルバムをリリースしますってミュージシャンが言うから楽しみにしてたらリミックス版だった…。みたいな。
あとは映画の続きものシリーズっぽくも見える。
それで言ったら今の香水業界、バックトゥーザフューチャー2だらけ。メーカー側はまったく新しい商品という気持ちで売り出しているのでしょうけれども、受け取る側としてはそういう気持ちがするってこと。
 
ところでこのモメントもピンク色をしていて、他社さんであるグッチの『エンヴィ・ミー』とピンクどうし若干カブっちゃった感アリです。
これの乳液もすごくきれいな色。淡いサーモンピンク色です。その色の映えた美しいボトルデザインにカンゲキしました。香りは…こちらも大人びたビビッドなフローラルだなあそういえば…。
  
大人びたビビッド・フローラル(※公的な用語ではありません。私が勝手に当てはめた形容です)もあちこちで見かける流行の一方で、グルマンていうんですか?バニラとか甘いお菓子みたいな匂い、あれもまた復活の兆しですね。流行ふたたび。…とかいう分析っぽいコメントって大嫌いです。「不況のせいで○○っぽい香りが流行っているようですね」みたいな分析も聞いてて恥ずかしくなる。なのに書いてしまいました。
 
 
あたたかく甘くスパイシーといえば、マックスマーラのフレグランスも秋冬らしい香りデザインです。これは乳液も香り方がきれいでした。スタートのはじける柑橘は一瞬で飛び、続々といろんな香りがかけめぐる。カルメ焼きのように砂糖をちょっと焦がして香ばしくしたような甘さが基礎にあって、その上にほんのりとマグノリアなどのフローラルが乗って、シトラスが引き際をいさぎよくサッとまとめた香り。ムエットで見たところはそういう印象ですが、肌につけるとまた違う成分が目立ってくるようで、香りの表情が全然ちがってきます。高級な素材の衣服をまとった女性に似合いそうな雰囲気。
で、また別の女性がつけた香りを見てみると、すごくやさしいスズラン調の香りもしていました。つかめない香りですね。これを全身にふりかけて渋谷を歩けばクラブ系らしき香りにもなりそうな予感もするのです…。 
 
※じつは「クラブ系」があまりよく分かっていません。
ナオミキャンベルのフレグランスを強く匂わせてる人はクラブ系だと思っていました。
ナオミといえば『サンセット』の甘さもムードがあって素敵ですね。
 
キンモクセイの季節もとっくに終わった今ごろになってこんな話題を切り出すのも心苦しいのですが、パームツリーというところで売られているフレグランスに少し前に「キンモクセイ」の香りが登場して、以前香々庭園で書いたミュゼパルファンというところのキンモクセイの香りのフレグランスとどっちがリアルか?という疑問が浮上いたしました。
ひとことで言うなら、両者の再現しているポイントはそれぞれ違う部分だから比べようがない、という結論です。
ミュゼさんのほうは、秋風にのって届いてくる花の香りに近い。
パームさんのほうは、葉や小枝に顔をつっこんで嗅いだ時の香りに近い。
どっちもリアルといえばリアルです。
パームさんのほうは、ややウッド系のニュアンスも含まれているようです。レモンとローズとセダーウッドをそれぞれ1:0.5:1.5ぐらいの比率で混ぜたような。一種類で言い表すとローズウッドみたいな感じの香りです。それがキンモクセイの花の香りの横にあるような感触の香りでした。少し離れた所で香りをかぐととてもリアルなのかもしれないけれども、…ということはつまり「オレが“木”なのか?」。
一般的に言う、「もうキンモクセイの季節か…」といった秋のおとずれを思わせる香りだったらミュゼさんのほうが近いと思いました。しかし、いずれも肌につける「フレグランス」として使うのにはちょっと???な違和感を感じてしまうことは否めません。
  
 
秋冬のブラウンな色合いとは少しずれますが、ディオールの『ディオール・ミー , ディオール・ミー・ノット』(←名前長い!)というフレグランスとかトミーヒルフィガーのSTARのあたりは、超個人的なコメントをさせてもらうと…つけた瞬間の香りが「ベープマット属 」であると思いました。ベープマット属とは、ベープマットっぽい匂いグループに属しているという意味です。私は ベープマットの匂いが大好きなんです。
Dior me,Dior me not って名前おもしろい。すき、きらい、すき、きらい…すき☆っていう花びら占い。でも not only but also みたいな響きです。♪あなただけでなく私もよ〜、という歌もありました。病める時もすこやかなる時も〜 、さーしーすーするすれせよ、ディオールするディオールすればディオールせよディオールを愛せディオールになれディオールディオール…
免税店限定販売だそうです。      (でもあちこちで売ってる)
 
 
■しばらくぶりに何か新たに香水が欲しくなってきたぞ。
こういった気分の高揚がおとずれると、きまってイヴサンローランの『ベビー・ドール』をうっかり買いそうになってしまうという困ったクセが私にはある。ベビードールはとてもかわいい香りですが、「ベビードールでとどまることは許されないぞ! おまえは発掘精神を忘れたのか!」ってもう一人の自分に叱られます。でもやっぱり素晴らしいものは素晴らしいということで、「何も気にしないで買って使えばいいじゃないか」ってもう片方の自分も黙っちゃいない。
『ラウラ』とか、ヴェルサーチのフレグランスとかも、ずー--ッと買いそうになったまま何年も過ぎてる。フィオルッチもやばい。『レヤーニ』もかなり買ってしまいそうな崖っぷち。それとか安いやつでピンクっぽいやつ、あれ何て名前だったかなあ…ああダメだ思い出せない(yujinではなくて)、…最近2000円代のフレグランスがやたらと多くて名前覚えきれません。「ほら、あの青い星形のかわいい模様のやつ」とか言っちゃう。連想ゲームか。
ベビードールはミニサイズが4個セットになった商品も出ちゃってかなりヤバイんだけど、あえて買わずに我慢する修行です。
「妻を愛していますので浮気はしません」
一夫多妻制ですが。
 
どうやら私はピンクっぽい雰囲気のフレグランスにものすごくコンプレックスがあるようで、それが定期的に表面に浮上してくると「うわぁぁぁ!」ってなって店に走りたくなる。
この「山場」は8ヶ月に一度おとずれます。8ヵ月後に私がベビードール買って使ってたらごめんなさい。
  



チャイについて/クローヴについて

Oct 18, 2004


クローヴに関するおたよりをいただきました。
少し前に、しゃんしゃんパピルスで『クローヴ物語』という話を書いた時にいただいたおたよりです。どうもありがとうございます。
  
《以下、引用》
クローブ、好きです。クローブの香りは歯医者さんの匂い…その通りですね。
私にとっては、クローブの香りは何よりも「今治水の香り」であります。ご存知でしょうか、「今治水(こんじすい)」。薬屋さんでいまだに売っているレトロな歯痛用鎮痛塗り薬(だと思う)です。ウチの父親、虫歯持ちの癖に頑として歯医者に行かず、子供のころから愛用の今治水と鎮痛解熱剤だけで毎回痛みを抑えております。私もたまに拝借して使っています。
 
私がスパイスとしてのクローブを知り、使うようになったのは熊井明子さんのポプリの本がきっかけです。生のオレンジにクローブを刺していって作る、オレンジポマンダ−を作りたかったのです。別に読んだスパイスの本には、ちゃんと「歯の痛い時はクローブを噛むとよい」と書いてありました。
オレンジポマンダ−は何度挑戦しても青カビが発生して腐るので諦めてしまいましたが、熊井さんの本にあったもうひとつのクローブのレシピは今でもよく使います。
オレンジの皮を、白いわたが付かないようにごく薄く剥いて一センチ角くらいに切り、その皮のまんなかにクローブを一本つきさして乾燥させたものです。そのままポプリにしてもいいし(単品でも、他の花と混ぜても)、紅茶に浮かべて香りを楽しんでもいいというものです。私はこれを熱い紅茶に2、3個浮かべるのが好きです。なぜかこれを紅茶に浮かすと、オレンジそのものと言うより、ハーブ屋さんで売っている乾燥させたオレンジの花に近い香りになるのです。・・・《以上》
  
  
■おたよりどうもありがとうございます。
ちょうど今、季節の変わり目で何かと体調を崩しやすい時期ですよね。歯痛だけでなく、こういう場合にもクローヴ(チョウジ)は体に効きますよ。お茶(チャイとか)に、料理に、いろいろ使ってみてください。
  
私は使用したことはありませんが、今治水はわりと知ってる人が多いみたいですね。歯医者にも行かずに歯痛を治す、「今すぐ治してくれる水」だなんて、そんなのずるいじゃないか。って思う商品名ですね。
大きな虫歯なら諦めて歯医者へ行くほかないと思いますが、疲労がたまって歯がだるい(?)ような感じがする時などにはクローヴも良さそうです。
 
(※歯医者ではクローヴ(チョウジ)の精油を治療した歯に塗っていたので、それでクローヴのにおいを嗅ぐと歯医者を思い出すわけなのですが…)
クローヴの効き方は、やや麻酔的であると私は感じます。口の中がビリビリしびれるような味っていうんですか?あれです。唐辛子の辛さとはまた別物ですね。もちろん、殺菌作用もあり、ごまかしではなくて本当に効果があります。痛み止め効果は抜群です。
  
クローヴのスパイスをホールごと(つぼみ状のもの)嗅ぐと、一瞬バナナみたいな甘い香りを感じるのですが、その香りが歯医者さんでよく使われている表面麻酔薬(『ハリケーン』て名前だったかな?麻酔を注射する前に塗る麻酔薬)あれにものすごく似てると思うんだけど、それもクローヴから作られているのでしょうかねぇ? 今度歯医者さんに行くことがあったら聞いてみよう。
その麻酔は、オイゲノールをベースにしてそこにバナナフレーバーを補足して匂いをごまかしたような雰囲気なんですね。バナナにもオイゲノールらしき成分は含まれていますから、それもごく自然な流れとも考えられる。
ハリケーン(?)を塗ると、舌とか歯茎がビリビリしてきます。だんだん「どうでもいいや」っていう気分になってくるようなビリビリ感なんです。
クローヴを嗅いだ瞬間のバナナっぽい匂いも、それに近いビリビリ感があるので疑っているわけです。
(こうやって自分のサイトだったら不確かなギモンでも自由に書けるから嬉しいや。お金いただいて「“原稿”でございます〜」っていう場所じゃこんなこと書けないもんなあ。そもそも私の書いた文章が“原稿”って呼ばれること自体、なにか無理があるような気がして申し訳ないけれど…)
    
  
■抗酸化作用や抗炎症作用にすぐれているターメリックも歯の健康には良いですよ。
   
 
■大量のブラックペッパー+クローヴで鶏肉(モモ肉)を炒めて塩をふると、ケンタッキーフライドチキンの偽物みたいなものができます。
スパイスは、まず最初に粉末状にしたクローヴを乾煎りして、第二の香気(と勝手に呼んでいます。オイゲノールの次に見えてくる香ばしいトースト様の香りのことです。→パピルスをお読みでない方へ…オイゲノールとは歯医者さんの薬臭いニオイ成分のことです)が見えてきたところで荒めに砕いたブラックペッパーと合わせて油で炒めて、そこに鶏肉。
もうちょっと手の込んだものにしたい時は、から揚げ風です。とにかくスパイスをたくさん炒めて、油は多め。それで片栗粉などをまぶした鶏肉をじっくり焼く。あらかじめ鶏肉をニンニクやショウガで香りづけしておけば尚よろし。まわりのガリガリしたケンタッキー独特の食感は難しいですが、味はそれなりに似てきます。
この偽チキンは、スパイスの分量と加熱するタイミングが命な料理といえましょう…
  
夜中に突然ケンタッキーが食べたくなる時あるじゃないすか。すでにケンタッキーも閉まっていて悔しい思いをしたことは数知れず。
そんな時、深夜でも開いてるスーパーに駆け込んで鶏肉を買ってきて作るんですけどね、
「でも、やっぱり本物がいい…。」
 そう思うと、むなしくなる。
でもね、翌朝一番で鬱憤をはらすべく本物のケンタッキーに駆け込んで食べてみるんですけど、
「あれ? 思ったほどでもなかったかな」と思ってしまう。意外にパサついてるな?とか。連続で鶏肉ばっかり食べてるからそう思うのも当然なんだけど…
それでもやはりケンタッキーは偉大です。あんなに画期的な発明ってないと思います。
ケンタッキーの肉のパーツは「サイ」という部分が一番好きです。一番カロリーが高くて重さも一番あるから、「ウィング」という一番軽いパーツと組み合わせてコンビで売られているのです。 (※私はケンタッキーに詳しい) 
「ドラム」部分を欲しがる人が多いけど、私は断然「サイ」派です。カリカリの皮をペリッてはがすとプルプルの身と肉汁が見える。コーフンする瞬間ですね。皮をカリッと噛んだら、中の身はほとんど咀嚼せずに飲み込むようにして食べちまうのがシアワセなのさ…
  
  
■チャイはお好きですか? インドの紅茶のことです。
私は一日に3回ぐらい淹れて、友人から近所の子供からお年寄りまでいろ〜んな人に飲ませているのでわりと慣れてます。その日の天候とか体調によって入れるスパイスをいろいろ変えてみたり様子を見つつ、実験がてら自分で飲んだり人に飲ませたりしています。
  
おたよりに書かれてあった「オレンジとクローヴのレシピ」のお話ですが、柑橘の香りとクローヴというのはすごく相性が良いんですよね。
チャイを作る時、紅茶の葉をたとえばアールグレイ(※ベルガモットで香りづけしたお茶)にしてみても面白いです。
使用スパイスはジンジャーとクローヴ。
ショウガとクローヴを砂糖の入った水で煮立てて、そこに茶葉を一気に入れて、香りが飛ばないよう時間の加減をみて牛乳を入れて仕上げます。子供用だったら湯の量を極力減らして牛乳を増やす。(100%牛乳で水をゼロにして入れる方法もあるらしいけど、毎日飲むから多少水があったほうがアッサリしてて飲みやすいかなぁと私は感じる) 6歳以下の子向けだったら茶葉もあまり濃くならないように用心する必要があります。
  
アールグレイのもつ柑橘風味をジンジャーがさらに手助けして、味に「ふちどり」ができるので輪郭がくっきりします。そこにクローヴの香りがのると、すごく合うんだなぁ。アールグレイは苦手という人は多いですが、これはまた違った飲み物として認識していただけたらと思います。ミルクのまろやか成分が味をコーティングしてくれますから。
  
…といった内容が、上のレシピのお話と似たような理屈でつながるかなぁと思いました。
レシピのほうの香りは、おそらくこのチャイよりもドライ感が強いのかもしれませんね。ポプリ、ドライハーブのような。チャイのほうは、沸騰させることでスパイスの潜在香を叩き起こすようにして作るので、わりと活発に香ります。
 
ショウガの輪郭が柑橘と結ばれて、引いてはそれがカルダモンのさわやかな風味にもつながってゆく。
スパイスの香気成分はみな仲間。
だからそれらの香りを拾い集めて、ビーズ細工のように丁寧につなぎ合わせていくと綺麗なものができあがる…といった筋道で私はスパイスというものをとらえています。
  
このあいだ仕事でお世話になっている方に連れて行っていただいたインド料理屋さんではチャイをお客さんに出す前に泡立ててホイップ状にしていました。
2つの容器を両手に一つずつ持って、1の容器から2の容器へ上からビシャビシャと滝のように泡が起こるようにして注ぐ方法です。これを数回くりかえす。
味は、なるほど口当たりがまろやか。甘さもきわだちます。
↑さっそく家で真似。「ビチャビチャビチャ〜」。滝の高さはおよそ70センチ。
1の容器から2の容器へ。2の容器から1の容器へ。…『右の甕(かめ)から左の甕へ』っていうジャッキーチェンの修行を思い出します。酔拳だ。
 
ちなみにこの注ぎ方は砂糖の多い時に向いているような気が(私は)します。スパイスもインパクトのあるものを用いた時が向いてると思う。
  
スパイスを選びますが、バターをほんの少〜しだけ(2ミリ角ぐらい?)入れたりしても楽しい味になる。その際はジンジャーやカルダモンをこれでもかっていうほど効かせてバランスをとります。でもこれは、たまにだね。やっぱり毎日飲むのは「くっきり・あっさり風味」がよろしいようです。
 
もうしばらくチャイの実験を続けてみます。
     
    



この秋

Sep 10, 2004


■Calvin Klein
CK-one が日本に上陸して10年目になりますね。たしかあれは95年の秋じゃなかったかな。
いまだ人気のおとろえない不思議なパワーを持つフレグランスです。
日本に来るまえに友人が海外で買って来たとかで一足先につけていたのを見て、「なにこの香り!?」と、ぶったまげました。それですぐさま有楽町の西武のCalvin Klein店へ行ってこのフレグランスの詳細をたずねたところ、もうじき日本でも発売するというので先行発売している店を探してドキドキしながら買いました。
発売当初は話題性で売れていたかもしれないけど、それがきちんと定着したんでしょうね。とても理想的なケースだと思います。
はじめて嗅いだときはもちろん、約10年たった今でも、「いい香りだなぁ」という感じとはまた別の、今までに感じたことのない感触があります。だから嗅ぐたびにハッとする。
さっぱりと駆け抜ける爽快なシトラスと、アロマティックな心にうったえるシトラスに、ダブルで挟まれる感触っていうんですかねぇ…ユニゾンのような響きを感じました。←これ香々庭園で書けばよかったんだけど。また別の場所にでも機会があったら書きたいです。
 
(おなじくCalvin Klein)エタニティも大好きです。これはオードパルファムもよいけど、せっかくならもう1ランク高級なパルファムを買いたいとずっと思っています。伊勢丹本店の売り場でパルファムが売ってるんだけど、ここは試着?(試しに自分の肌につけさせてもらうこと)をさせてもらえない。
冗談じゃないよ。
こんな何万もする高級なものを試着もしないで買って、もしも自分の肌に似合わなかったらどうすんだって。
で、その後、パルファムを試着させてもらえるお店を発見しました。
大丸のフレグランス売り場です。
ここはものすごく良いお店。エスケープのパルファムまである! エスケープもパルファムだとオードトワレとは少し違って、奥ゆかしさが若干あります。ちょうどこれからの季節につけたら合いそうです。以来ここのメーカーのフレグランスを買うときは大丸でと決めています。
  
  
■フレグランスとは一変しますが・・・
好き嫌いが何もないといっても、私はまだ食べたことのないものが多い。
ふぐ刺、なまこ、くさや・・・
「食わず嫌い」という言葉がありますが、私の場合は逆で「食わず好き」であります。食べたことはないけれど、どうせ食べたら美味しいんでしょう?そんなの食べなくてもわかるよ。って勝手に思ってる。確信があります。そういった食材も機会があれば食べてみたいけど、ふだんは他にもおいしい食べ物が目の前にたくさんあるからローテーション的にけっこう詰まっていましてね。なにかと忙しいんですわ。
  
それで、このたび、うまれて初めて「くさや」を食べました。
くさやって魚の名前だと思ってましたからね。無知もほどほどにしろって話。
実際食べてみて、ニオイに感動しました。なるほど、嫌いな人が多い一方で、やみつきになる人も多いわけだ。やみつきになるのは食べる前から分かってました。
食べ終わった後の骨まで磯の生臭いニオイがしみついてる。海に行くと、磯辺にワカメみたいなデロデロした海藻がこびりついたまま太陽に照らされて腐りかけてるやつ、よく見かけるでしょ。あの匂いですね。香々庭園で書いた『青潮』にも少しだけ近い。青潮はもっとつかみどころがなくて不思議な感触ですけど、くさやははっきりした匂いですね。
くさやを噛んでいると、青カビ・チーズのツンと鼻に抜ける刺激を思い出します。アンモニアみたいな。あとは、血合いって呼ぶんですか?あの背中のあたりの血液のかたまったところ、あそこの味もスゴイですね。
鉄棒の味がする。
 
フレグランスに使われる香料で、動物性のものはこれに近い感じです。
くさやの香気成分て、何なんだろう…
  
  
●最近の私の作業状況について、次回はそれを書かせていただきます。
  
  
  



インド肌

Aug 28, 2004


友人の紹介で、インドの女性と知り合うことができました。
とても優しくて大らかな人です。
何が助かるって、彼女が母国語のみならず英語も日本語もペラペラであることがありがたい。海外の人とごく普通に会話できるのはありがたいことです。
40代後半だそうで、料理研究家でもあり文化評論家でもある彼女は、以前は日本の国立大学で英語を教えていたそうです。インド人が日本人に英語を教える。
テレビをながめながら彼女は、「私、ピーコって嫌いなの」って言ってました。いきなりそんなこと言われても返しが難しい。
  
   
そうそう、インドの素敵な香水を見せてもらったのです。
       ↓
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香りは主にサンダルウッド(ビャクダン)ですが、ビャクダンにスパイスが色々と混じった香り。
これを嗅いで、
「インドの人ってみんなこの香水つけてる!?」と思ったほど、すごくインドの匂い立つ香りです。「ゴー・ゴー・インド」な感じです。
最初は軽い甘みが目立つのですが、30分ぐらい経つと、樹脂のような粘り気があって、弾力性のあるスパイスの香りがグングン目立ってきて、とてもエキゾチック。
 
  
今日、彼女のおうちへ遊びに行きました。
紹介してくれた友人が肌の悩みをかかえていて、(彼女の)その症状に合う泥パック?(のような粉末のスキンケア・アイテム)を試させてもらいがてら相談に行く、というので私も一緒についていって見学していました。ついでに私にも肌に合う粉末を選んで試させてくれました。
何種類もの薬草の入ったその粉末をローズウォーター(以前書いたフローラルウォーターです。バラの水)で溶いて顔に塗るというもの。とっても良い香りです。
この粉末もそうですが、髪に使うシャンプーなど、あらゆるものを彼女のご家族みんなで開発されているそうで、シャンプーもとても素敵な香りでした。シャンプーと粉末、両方いただいたので、明日からさっそく使ってみたいと思います。
すごいの。この粉末は某大手エステの人が欲しがって「ゆずってくれないか」って頼みに来たこともあるんだって。(断ったそうです)
  
ローズウォーターも、そのへんで売ってるものとは香りが全然ちがう。
       ↓
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「バラの香り」以上の、濃い香り。ほおずき?とかトマトのような濃いめのフルーティーな香りとバラの匂いが混じったような感じです。かなり成分が濃そうです。…バラの花びらよりも手前の、つぼみの状態で採取したものなのかな?と思いました。香りを嗅いだ感じでは。なんとなくですが。ローズヒップなんかも栄養がものすごいけど、それに近いものを感じました。
  
  
インドの伝統医学アーユルヴェーダのことやヨーガのこと、香辛料のこと・・・
彼女とたっぷり語り合えてすごくうれしかったです。
ですが、外国である日本で彼女が暮らしてきたなかで今までぶち当たった数々の「壁」のことをじっくりとうかがったら、ものすごく歯がゆい気分になりました。私みたいなテキトーな奴と違って、彼女のように学のある人「根のある人」が感じる壁はもっと深刻なものです。話を聴いていて申し訳ない感覚すら覚えました。ほんの少しではありますが、私が日本人であるということだけで私でも役に立てそうなことが見つかったので、それを約束して帰ってきました。
  
  
■そして今日はもう一つ。
インドに行ったことのない私は、今日はじめて「インドのおじいさん」というものを生で見ました。(彼女のお父様です)
ずぅぅぅぅぅっと、寝てる。
インドの老人は退屈に強そうです。「趣味」だなんてそんなチマチマしたもので時間を消費するべからず。ただただ寝る、寝る、寝る。…でも挨拶したらニコッと笑ってくれた。彼はもうじき90歳だそうですが、今まで病気ひとつしたことないそうです。いいな〜、おうちにおじいちゃんが居てうらやましい。 
 
彼の寝る姿勢です。
腕枕をしていて、頭の先から足の先までピッシリ一直線。なんだけど、体はとてもリラックスした状態で力が抜けてる。それがどういう状態なのか私には見当がつかない。凡人には真似できぬ境地。この体勢は難しい。その神秘的な姿に、私は『サムサラ』という香水のことを思い出していました。
動かずに静かに目を閉じたまま、ずーっと寝ていましたが、寝返りとか打ちたくならないんでしょうか。お尻とか掻いたりしないのでしょうか。
彼は朝起きてすぐに何リットルもの水を飲むらしい。なんなんだその体力は。
印度力です。
  
   
  



最近の香り

Aug 23, 2004


肌寒い天気です。空気の匂いもすっかり秋冬で、なんだか淋しくなっちゃいますね。
 
少し前に、「夏のフレグランスについて書いてください」というおたよりを頂戴しました。
それを書こうと思っていた矢先にこんなに肌寒くなってしまったのですが、どうぞ真夏の焼けるような太陽を思い出しながら以下お付き合いいただけたらと思います。
 
●『ARABIE/PARFUMS・SERGE LUTENS』
こちらのフレグランスは資生堂(銀座「THE GINZA」など)でのお取り扱いのようです。このセルジュ・ルタンスのフレグランスについても「書いて下さい」というご意見を何通もいただいておりまして、書こうと思っていることがたまってしまいました。
セルジュルタンスの中では『ARABIE』あたり、そうとう面白いです。当然、他もすべて面白いのですが…
これは「アラビア」でして、アラビア料理を思わせます。思いきり良くスパイスを効かせてくれていて、それだけではなくて太陽をたっぷり浴びたドライフルーツや、木々の香りもあたたかく包みます。思うのは、これがアルコールタイプのオードパルファムではなくて、暑い国々でよく使われるオイルベースの香油だったらもっとスゴイことになるだろうと思いました。この香りで香油だなんて、外国そのもので大変オモシロイですけれども日本では売れませんね…。でも私は香油派を推したい。
真夏にこのフレグランスの妙。女らしいとか男らしいだとかの枠を出て、なにやら楽しい騒ぎになりそうではありませんか。毎日アラビア料理を食べたらこういう体の匂いになりそうです。美味しそう。
 
アラビアの他にはサンダルウッドやアンバーやバラ、それからオレンジの花やレモンの花、ムスクやバニラなど、何種類もありますが、どれもひとひねりある香りです。ムスクも、いわゆるムスクの匂いではなくて、すごく透明。それでいてどこかサラサラしている。オリエンタルであっても軽やかで押しつけがましくないから、ムスクの香りが苦手な人はハッとさせられて喜ぶかもしれませんが、逆に、ムスクの重たさやボリューム感がたまらなく好きな人にとってはものたりない可能性もあります。
バニラは、たしかに甘い香りですが、人なつっこいバニラの香りよりも神秘性をともなう印象でした。スパイスとして歴史のあるバニラという存在を表現したフレグランスだと思います。
ユリの香りだったかな?それらしき香りの名も春ごろ耳にしましたが、限定だったのであっという間に完売。結局姿を見られませんでした。すごいです、発売日にものすごい行列ができたとか。香水買うために並ぶなんて私には考えられない。
  
  
●『ANANAS FIZZ/L'Artisan Parfumeur』
ラルチザンパフュームの「アナナフィズ」というフレグランスです。サマーフレグランス。
スキッとした甘い柑橘の香りはピンクグレープフルーツでしょうか。フライヤーにはピンクグレープフルーツの他に、レユニオン島のビクトリアンパイナップル、プルメリアの花、ココヤシ…などと書かれてあります。ボトルはパインのデザイン。
パイナップルが好きなので、これにも目をひかれました。レユニオン島は香辛料でも有名です。素敵な島ですね。…ねっとりと常夏のように甘くて、それでいて切れのよいシトラス、そんなような香りをイメージしていたのですが、正直それとはちょっと違いました。かなり爽やか。
 
パイナップルといえば、マリクレールもパイナップルの香りのフレグランスを出していました。でもこれは個人的にはあまり好きになれなかった…。たしかにパイナップル(人工的)の香りではあるけれど、「そのパイナップルじゃないよ」と言いたくなる香りで、しかも工夫をかさねて作りこまれたトップノートの香りはわずか30秒で飛んで消えてしまうので残念です。うーん、もうちょっと頑張って長引いてはくれまいか。
でもパイナップルの香りに目をつけて下さったマリクレールさんに感謝です。 
上に「人工的」と書きましたが、人工的なパイナップルの香りを否定しているわけではありません。否定だなんてとんでもない、逆に大好きなんです。人工的パイナップルの香り。パイナップルの缶詰の香りなんて理想中の理想! …ですが、このマリクレールのパイナップルはそれとも違って、天然のパイナップルとも違うし、なんだろうなぁ。「なんか違うんだよなぁ…」としか言えない。 
  
  
●ジョンソンベビーパウダーの『ラベンダー』  
これは持ってます。毎日のように使っています。ラベンダーですが、いわゆるハーブ寄りのラベンダー香ではないところが気に入っています。やっぱりジョンソン。おもいっきり香りを「加工」してくれています。そんなところが大好きです。
昔のおしろいみたいにパウダリックですが、ラベンダー効果でスヤスヤしてます。
  
  
  
・・・今日みたいな夏の終わりの雨には、お香がもってこいだと思います。
窓のふもとでお香を焚いて室内を浄化します。といっても使うのは安物のお香ですけどね。原宿の雑貨屋さんで安いお香を買ってくるのが昔からの習慣です。あれって昔っから、いつ行っても同じようなお香がズラーッと並んでいるように見えるけれど、あれはあれで少しずつ品変えされているらしいですよ。同じものを買おうとすると無かったりすることが多々ある。パッケージがどれも同じような絵柄だから、いつもほとんど何も気にせずにパッと手でつかんだものを買って帰ってテキトーに使ってたけど、いざ「この香りが良い」となると次にそれと同じのを探すのが大変。でもまあ、どれを嗅いでも懐かしいような愉しいような香りがするから、やっぱり結局どれでもいいや、と思います。どれも全部『仲屋むげん堂』の匂い。(笑) …愛してます。
高級なお香もいくらか持っていますので、それについてもまた書かせていただきたいと思います。
  



ケーシー、他。

Jul 11, 2004


※長くなっちゃいました。何回かに分けて少しずつ読んでください。
_______________________________
  
【しゃんしゃんメール(おたより紹介)】
  
ちかごろでは男性のみなさまもスキンケアをなさっているとか。
服装に無頓着だった男性が洋服に気を使うようになり、そして「洗顔後には何かつけたほうがいいらしい」などと言い出したのにはビックリしました。そ、それは、もしや、化粧水ってやつでは・・・。何かイイコトでもあったというのか。
他の人たちも「パパウォッシュで洗うとサッパリしていいんだよ」とか、「このあいだゼリー風呂っていうのに入ってみたんだけど、かぶれた」とか。いろんな男性が口々にそういったようなことを言います。はてには「ほうれいせん(口の横の縦ジワ)が気になる。整形したいなあ」とまで。…なんなんですかその気高き美意識は。すごいじゃないスか。
  
ある方から、「ニキビ痕を完全に治すのは難しい」というメールをいただいたんです。香りとはまったく関係ない話なのですが。(笑)
以前私が、サンダルウッドは肌の凹凸に良いらしいよ、と書いたことに関してのメールでした。あのとき言った「肌の凹凸」は、ニキビあとの凹凸とはまた違う意味です・・・といったやりとりをしていました。
 
肝臓が弱っている時にレバーを食べたりするように、自分の弱っているところと同じ部位を摂取すると良いっていう言い伝え?のようなものがありますよね。
植物の精油にも若干そういったニュアンスがあるらしくて、柑橘の皮からとれる精油が肌の凸凹によいだとか、あとセルライトとか、とにかく凸凹は凸凹どうし、質の似たものが有効だという話をどこかで見たことがありました。
ならば、
「ニキビで悩む人に、ケーシー高峰氏の皮脂はどうか」
私がそう返事に冗談を書いてみましたところ、「これは本当に不思議で興味深い話ですね。よろしければしゃんしゃんTVで深く掘り下げていただければ嬉しいです」とまでおっしゃっていただいてとても嬉しいのですが、掘る下げるって、これ以上どうやって掘り下げればよいのかわからないというかなんというか。
ここでケーシーを掘り下げるのはあきらかに間違っている。
あ、ケーシーさんファンの方に失礼ですね。ごめんなさい。好きですケーシーさん。
 
 
尚、同じ方からのメールの中で、フローラルウォーターについてもご意見を頂戴しました。フローラルウォーターは、植物の花弁などから精油を抽出する際に、水蒸気蒸留法といって下からの熱を利用して精油を得たとき、それと同時に得られるものです。それをフローラルウォーターと呼びます。副産物っていったらフローラルウォーターのほうに申し訳ないけれど。
フローラルウォーターのほうも香りはもちろん、肌にも良いといわれていて、精油よりもマイルドな使いごこちなのでハーブ好きな方たちのあいだでは人気があるらしく、今では精油とフローラルウォーターと、どっちが上でどっちが下でっていうのはなさそうです。それぞれ良さがある。
 
【以下、引用】
フローラルウォーターは最近ネロリを気に入って使っています。ローズやカモミールより合っている気がします。
ネロリはオレンジの花ですが、(オレンジの)皮と同様の働きはするんでしょうか?
【以上、一部抜粋】
 
■働きはすこし違うと思います。
私はフローラルウォーターというものを買って長期間きちんと使ったことがないので、詳しくなくてごめんなさい。(試してみたことはありますが…)
おそらく違うと思います。こんなことを私が代表して答えて許されるのかどうかわかりませんが。成分的にも違うので、働きも違うと思われます。
 
フローラルウォーターには種類があって、それぞれローズは薔薇、ラベンダーはラベンダー、カモミールはカモミール(=カミツレ)…などの精油とともにとれる水のようなもの(かぎりなく水に近くて、親水性の芳香液が混じった水分、という感じ)です。
で、その中の「ネロリ」はビターオレンジの花から得られるものなので、それでオレンジの「花」部分であるネロリと、同じくオレンジの「皮」部分とでは肌にたいする働き(効果)も同じなのか、それとも違うのか?ということですね。
 
ネロリ(花)のほうは肌をしっとり・ふっくらさせる効果がありそうです。もっちり感、ふくふく感。自分の場合は顔が余分なゼイ肉だらけで効果もなにも何が何だかわけわからないのですが、28歳をすぎたころからネロリの効果を実感しだす女性は多いと思います。ふくふくする感触、これは脂肪が増えるわけではなくて細胞が活性されて弾力性(俗に言う「ハリ」ってやつですか?)が出るから、キメも整って毛穴が目立ちにくい、みたいな感じなのかな。
…キメとかハリとか、そういう単語ってイヤだからあんまり言いたくないんだけど、言ってしまった。(笑)
  
もう一方の「オレンジの皮」は、圧搾法で得たオイルのことを指していらっしゃるのでしょうか?
  
…オレンジって、精油の名称がややこしいんですよ〜、
採取される部位や採取法によって、「ネロリ」だの「オレンジフラワーアブソリュート」だの、「ゼスト」とか「プチグレン」とかって呼び方が変わってくるから、いちいち念を押さないと話が食い違ったりして。
圧搾法で得たスウィートオレンジ果皮のオイル(こちらは精油のほうですね。それを何かで薄めたものを皮膚から取り入れる)と仮定します。それですとネロリよりも若干低い年齢層の女性がもつ悩みにも有効かもしれません。肌を元気に活発にしてくれる作用もあるだろうし、収れん効果のようなものもあると思います。ケーシー効果もありそう。
ただですね、実際に私が「この精油でこんな悩みを解決してもらった」という決め手のような経験にどうも乏しいので、なんとも答えようがないんですわ。もちろんそれなりに効果はあるとは思いますけど、実体験ではないので、やや遠い話になってしまいます。
  
アロマをスキンケアにとりいれる。これも「バランス」ですから、肌に弾力性が欲しいならネロリ(花のほう)を取り入れればよい、というほど単純なものではなさそうだと私は思っています。
あくまで全体的なバランスを整えることによって、結果的に肌をきれいな方向へ導いてゆく、というものだから、同じものを使っても、ある人にとっては脱脂力が強いと感じられるかもしれないし、ある人にとっては保湿力があると感じられるかもしれない。それは本来の肌質と「応相談」、というかたちで。
また、精油どうしの組み合わせによる相乗効果によっても結末は変わってきます。
 
 
具体的に自分の肌をこうしたい!っていう明確なものが私はあまりなかったりするのですが、フローラルウォーターの中では「ラベンダー」が私は好きです。今の時期なんかは特に香りが気持ちいい。
個人差あると思いますけど、ローズやネロリなどは保湿力もかなりあるといわれていて、たしかにそれもそうなのですが、それ以外の「何か」があるような感触があります。その何らかの効果が、夏には正直ちょっと重たいかなぁ?っていう気がしないでもない。いちいちそんなに過保護に見張ってなくても一人で大丈夫だよ!って追い払いたくなるような、ちょっとモヤモヤする感じ。
  
ラベンダーも保湿力がないわけではないと思いますが、そうとう軽いし、殺菌力もあるから「雑菌だらけの私の顔面を少しでも清潔にしてください」との願いをこめて、私はラベンダーです。そのかわり冬になったら別のがいい。
汗をかいた後、石鹸で顔を洗ったら、すすぎにラベンダー水でパシャッとやるのも爽快。(化粧をする日はそうはいきませんが…)
ラベンダーのフローラルウォーターを買うのが面倒なので、ちょっと違うけど、良質なラベンダーの精油を微量のアルコールで溶いて精製水で薄めたものをバシャバシャつける日もあります。体とかに。ラベンダーの名は「洗う」という単語に由来するという噂ですが、ラベンダー水で肌をすすぐと、まさに「洗い清めてる」という実感。シャキン!とした気分になります。
  
 
具体的に肌をこうしたい、という明確な目的があるのなら、もっと浸透性のある市販の化粧水などを使うのも良さそうですね。
防腐剤などの面では市販のもののほうが安全です。逆に防腐剤とかそういうものが刺激になって肌がトラブルをおこしやすい人にとってはフローラルウォーターはありがたい味方かもしれません。添加物がないので。でも添加物がゼロならば肌の弱い人でもだいじょうぶ、なんてことはまったくなくて、ラベンダー自体が肌に合わない場合なんてそれこそ市販のもので荒れるよりももっと悪い事態になることもありうるから一概には言えないんですけどね…
 
スキンケアにハーブが適しているといっても、年齢的な要因もからんでくると思います。年齢的に、ドラッグストアで売ってる安い化粧品がとても肌に合う時代もあるし、高級な化粧品の素晴らしさを実感するときもあれば天然のものに感謝しつつ使っていく時代もある。どの道で行くかは、深く悩まなくても使っていてその方法が肌に合わなくなれば自然と肌がそっぽを向きますから、そしたら方向転換すりゃあいいんですよね。とりあえず、あれも塗ってこれも塗る…ってなって肌の上が混乱しないように、つけるものはシンプルにつねに整理整頓を心掛けてさえいれば、まあいっか。そんなもんでしょ。って。ぼちぼちやっていくということで。
安い化粧水をバシャバシャたっぷり使うのが良いっていう人もいれば、高い化粧水ならほんの少しでも潤うから逆に経済的なんだっていう人もいて、それも年代的な要因も多少はからんでくると思います。自分はべつにどっち派でもありません。
 
私は、勉強がてらハーブには一通りふれたから、しばらくハーブは休むぞ!って思ってて、それでもたまにはラベンダー水も気持ちいいし、このあいだ書いた「石鹸」も作っちゃったからそれも使いますけど、化粧水は久々に外のものを買って使ってみようかなと思って、今はお店で適当なものを買ってきて使っている最中です。たまには外モノの感触を肌に思い出させないと、かつての状態を忘れちゃっても困るので。冬になったらハーブと市販とで気が向いたほうを使うつもりです。
  
基礎化粧品。買うんだったら家の近所の商店街にある化粧品屋のおばちゃんのところで買うのが好きです。おまけしてくれるし、いい人だから。
  
  



味、香り、「教育」

Jul 8, 2004


【しゃんしゃんメール(おたより紹介)】
  
3夜連続で更新いたしております。
今宵は五感の教育について。おたよりを頂戴したので、そのことについて書きます…
  
【以下、引用】
イタリアのスローフード運動は、子供の味覚教育をしてますよね。
日本支部でもやり始めたようです。
五感を磨くことの重要性が、もっと広まると良いのですが・・・・・【以上】
  
■私の連載『香々パピルス(http://www.publiday.com)』へのご感想(一部分だけ抜粋させていただきました)でした。どうもありがとうございます。
五感は理屈抜きで生命に直結していますから、教育方面でも丁寧に扱われてしかるべきなのですが、五感の中でも特に嗅覚などは教育ではほとんど見落とされてますよね。それくらい家庭で教えろってことなのかな。
無臭に慣れ過ぎてしまうと、匂いがすることを恐れる方向に傾いてしまう危険があると思います。消臭とかデオドラントとかいってるけど、あんまり怖がらないほうがいいと思う。怖がっても精神的にくたびれるだけで、いいことなんて何もないから。
  
「五感を磨く」とは、鋭敏になることとともに、柔軟性というかいろんな感覚に対して「大らかに構えられる人になる」ことも大事だからそこも含めて教育してもらえたらなあと思います。せっかくですから、てんこ盛りを期待して。
自分の口に合わない食べ物があっても、まあいいや、ってゆったり構えてる人ってなんだか面白い。逆に「イヤっ!これまずい!」っていちいち過敏に反応する人はそばにいて面倒くさいなあって思ってしまう。個人的には。
「嫌いな人」だとか、人間関係もそうだけど、「まずい食べ物」とか「くさい匂い」とか自分の肌に合わないものをつまはじきすると、まず自分自身が疲れるしストレスも発生するでしょう? そんなのアホらしいもん。エネルギー・活力はもっと別の有意義な部署にまわして効率よく使わないと。そのへんのテクニックまで教育してもらえたらなあ〜。てんこ盛りですから。
  
  
また、この方がおたよりの中で「今の日本は子供天国だから…」と書かれていて、そうなんですよね、子供天国。子供の喜ぶものが中心。生まれて間もなくにして早くも世の主役とは何様のつもりだって思うけど、そうやって勘違いさせてしまっている大人側の力不足もある。「力」っていっても権力とか支配っていう意味ではなくて、「誇り」のようなもの。誇り不足。
 
スローフードの徹底はけっこう大変だと思います。といってもかつてはそれが当たり前だったわけですけれども。家事が面倒だったりで外食したり、おかずは一応作るけれど買った惣菜を一品加えたりしちゃう家庭ってどのくらいあるんでしょうか??? よそ様のおうちが何を食べてるのか具体的に知ることはできませんが…
ファーストフードだけじゃなくて今は惣菜類がこれまた美味しそうなのがたくさん売っててねえ〜誘惑の多いデパ地下ですわ。スローフード vs デパ地下。
 
味覚教育って、具体的にどうプログラムすればよいのか、なかなか思いつきません。
基本的には、「自分にとって必要な栄養素を含む食材を『美味しい』と感じる感性」が重要で、そういう感性をもった大人に成長することが本教育の価値のひとつだと思われます。
そして、あらゆる食べ物をおいしくいただく豊かな心。これも人生の先々でそうとうトクをしそうです。その豊かな心をもつ人だけが開けられる扉というのは、きっと存在すると思います。ひとつでも多く、食べ物をおいしく食することができれば、その扉を一枚よけいに開けられる。その扉の奥にある空間を自分の居場所として確保することができる。
同じ食材を食べて、美味しいと感じるかマズイと感じるか。どっちがいいって、そりゃ美味しいほうがいいですよね。それにはちょっとしたコツがある。そのコツを伝授してもらった人には一生感謝しますよね。
かつてはそのコツの伝授が家庭内であたりまえのようにおこなわれていたのだと思いますが、現在はそれが家庭以外の場であっても仕方なくなってきているのかもしれません。
なにも伝授っていうほど大したものじゃなくても、ただ美味しそうに大人が食べて見せるだけでも違いますね。なんだかやたらとうまそうに食べてるけど自分で食べてみるとそんなにおいしくない、なんでだろう?大人はあんなにうまそうに食べてるのに…、の連続技もわりと効くと思います。
「美味しそうに」っていうか、実際に美味しいと思って食べる気持ち、魂ですね! 魂はきっと伝わります。
 
香りも味に同じく・・・
あらゆる匂いを心底あじわうにはそれなりのテクニックが要る…テクニックといったら大げさですが、コツがある。同様に、扉もあり、その奥の空間もある。だから匂いにふれることも楽しい空間を確保することにつながってゆくのだと思います。
といって、その「楽しさ」を最初から理解しろといっても無理だろうから、まずは徹底的に嗅がせる・・・しかないのかなあ??? だけどそれだと動物的で、さて本当にこれで良いのでしょうか?ってギモンが残ります。(笑)
 
子供の頃にとにかく何でも量をこなせ、っていう方針をたまに耳にします。子供のころにいろんなものを食べておきなさい、とか。でもこれは正直私はあまり賛成ではなくて…あ、42%くらいは賛成なんですけど、要は「対応力」だと思うから、量とともに個々の密度も必要だと思うし。そこの対応力を教えるのはすごく難しそうですよね。それを身につけさせるためには経験をつむことも大事だということで量をこなすことも必要なのかもしれませんが、中には量をこなさずとも対応力をちゃっかり身につけちゃうカンの良い子供もいる。ああいう子って、すっごく不思議だな。「 なんだチミは! どこの星からやってきたんだ!」っていうくらいナゾ。
   
ともかく子供天国はイカンのですわ。(笑) だいたい子供の食べたがるものなんてろくなもんじゃないよ、カップラーメンとかさー。それは私ですが。
小学生のころ「大人になったら毎日カップラーメンを食べるぞ〜!」って張り切ってたけど、実際大人になってみると子供のころ頻繁に食べていたものが一番おいしいと感じるようになっている自分に気づいた時は「しまった!」と思いましたね。やられたな。…ってことは、子供のうちに栄養のある旬のものをガンガン与えておけば、その子は一生それを食べつづけるだろうという戦法は、やや安易ですか? だめ? だめだよなあ。むずかし〜のぅ。
素材の味を教える、というところまでは手が届いても、素材の味を知ることの意味や重要性まで教えるのは非常に大変です。それは長い年月をかけてやっと理解することなのかもしれないし。それが解るまでは黙々とスローフードを食べつづけなさい、っていうことしかできないのかな。家庭内のしつけだったらそれもありだけど、教育現場でそれをやるとなるとちょっと風が弱いような気もする。いまひとつ、こう、ガツンとくるものが無くて。
  
聴覚は音楽などを通して多少は訓練できるものということになっている様子ですね、学校では。もちろん音階がすべてではありませんけど、これも対応力です。あくまで音楽を入り口として、それ以外の音にも耳を傾けるような児童にしむける教育。…これもむずかしいねぇ!(笑)
「しむける」っていうところに教育の落とし穴があるな。しむけちゃダメだ。
「好奇心」かね?
正直、好奇心て言葉はあんまり好きになれない。「好奇心を育てる」とかって、やぼったいから。でも結局その言葉しかないのかなぁ…
自身をふりかえってみて、幼いころは好奇心なんてゼロだったんじゃないだろうか…という心配もある。朝起きたら歯を磨かなければならないとか、目の前のことを処理するのに精いっぱいで、「どうして自動車は走るの?」なんて質問をするようなエリート児童じゃなかったから。
  
  
 
子供に食べもののありがたみを教えるのって苦労すると思いますよ。子供は元気だから。お肌にはビタミンCが必要とかいちいち考えなくても肌もツルツルだし胃もたれもしないし血圧がどうのこうのとか血糖値とか尿酸値とか…
そういう危機に直面する前に食べ物のありがたみを理解できたら素晴らしいんですけどね。
美味しい美味しい、っていう気持ちもひとつの感謝・ありがたみですから、まずはそこからゆっくりと。
  
薬味がジャマだ、っていう人がいました。薬味のせいで本体の味がまずくなるって言う。けれどそれは自分個人だけの感覚であるかもしれないし、そこに薬味を入れるからには何か意味があるのかもしれないからとりあえず食べておこうかなっていう広い心で受け止めるハートが欲しい!欲しいんだよ私は!(笑) 自分の経験外の薬味を出された時も、調理人はこれが美味しいと思って私に作ってくれたのだから、それを信じる心です。調理した人の意図をくんであげるハートね。
香水も、調香師さんの意図をくんであげるハート。この調香師さんはこの香りが良い香りだと思って世に出した、それを信じる心。
そういう気持ちさえあれば、味覚や嗅覚も、子供といわず何歳になっても新しいものを吸収しつづけることができると思うから、それこそ一生ものですよね。教育でできるだけ早い時期にそこのところを教えてくれたらありがたい。
人様と比べることでもないけれど、自分は人よりもあまり教育をたくさん受けてこなかったと思うし、ましてや人を教育したこともないから、気のきいた案のひとつも出せなくて申し訳ありませんが…
教育を受ける「基盤」をまず築く。そこから始める教育というのが私の希望です。
  
  



女子中学生の制汗剤

Jul 6, 2004


【しゃんしゃんメール(おたより紹介)】
  
しばらくぶりにおたよりを紹介させていただきます。
いつもいろいろとお寄せ下さいましてどうもありがとうございます。
3夜連続で更新いたします。
まず一通目は中学校教師をされておられる方(女性)から…
  
最近、女子中学生で人気の制汗スプレーは、Banのフェアリーフローラル(濃いピンクのボトル)のようです。
これか、適当なシトラス系・シャボン系に人気が2分しており、体育の後の教室は、香りのカオス状態です。この香りも彼女らにとっては青春の思い出となるのでしょうか・・・。
  
■フェアリーエールは、制汗剤界の『ベビードール』といったところでしょうか。
この人気はねばり強いですね! 商品が登場して何年も経ちますが今年になってもまだがんばっていたとは。内部調査ありがとうございました。
フェアリーフローラルの香りをはじめて嗅いだとき、たしかに私も何かピンと来るものがありました。『8×4』などの周囲の香りどもよりグンと目立つ存在で、友達にもこの香りを紹介した記憶があります。「あなたの好きそうな香りがあります。制汗剤だと思ってナメずに試香してみてください」って。また名前がイイですよね。むかし女の子アイドルで「フェアリー・テール」ってあったけど。
 
「適当なシトラス系」というのは、おそらく資生堂の『 do & be 』のシトラスでしょうねぇ。これはフェアリーをさらに上行く堅い人気。♪ドゥ・アン・ビ〜っていう宣伝は今やってないのかな。
『 do & be 』は私も13〜14歳のころ使ってましたよ。当時は白いプラスチックの四角柱のボトルで、振るとカタカタッて音がするやつ。『シャインフローネ』の水色の「レモン」も使ってたけど、これはまだ時期が早かったかなぁ。大人すぎるかな?って違和感があったまま使ってました。
あのころ『8×4』はオバサンくさいと思っていたので『 do & be 』を買ったんです。小さい頃バドミントンをして遊んだ時に「8対4」になるとワキの下をおさえて「エイトフォー!」って叫びながらウホウホ踊り狂っていたのがオバサンくさいと思い込む原因になったものと思われます。申し訳ないけど。自分たちよりもはるかに年上の人たちが使うものだと思っていました。
 そういえばこのあいだ中央線の中で do & be のシトラスをつけてる人を見つけたんです。私よりも年上っぽい感じの女性。ああやっぱり年齢に関係なく使ってる人いるんだなあって思った。
資生堂のシトラスって特徴あるから一瞬ですぐわかる。ほんのちょっとムスクが入ってて、それが柑橘をやさしく包みこんでる感じっていうのかな、さっぱりしてるんだけど尖ってなくて。制汗剤なんて香りも薄いけど、大好きな香りだから電車内でもつけてる人を発見しやすいです。すぐ気づいちゃう。
  
 体育の授業後の教室内は、かならず制汗剤スプレーのケムリの嵐になりますね。 
むせるんだよあれ。部活動系の私はそのへん心得てましたから、つける時はちゃんと外に出て風の吹く所へ行ってスプレーしてましたわ。あれを人の目の前でスプレーしちゃあイカンですね。いいにおい〜って思うものでも、あのケムリが口から入ると気持ち悪いもん。しかも心得のない者たちは立ったままスプレーするんだな。そうすると次の授業が始まって席に着いた時にちょうど鼻のあたりに匂いが降ってくるんだよー。先生にも叱られるしさー。最低だったなあれは。「やるなら座ってやれ! ベランダ出てやれ!」っての。(笑)
汗をかいた後、しばらくは下敷きとかであおいで身体の粗熱を飛ばします。制汗剤をつけるのはそれからなのに、何も知らない人は大汗をかいてそのまますぐにシューッてやるから匂いがツンツンしてしまう。だめだな。部活動の心得、其ノ壱「制汗剤は体の粗熱をとってから外で陰に隠れてしゃがんでつけるべし」。
 
 先生と生徒で制汗剤の話をするなんて、とてもオープンでいらっしゃいますね。私が中学生のころなんて制汗剤は持っていってはいけない物だった。内緒で使ってたような記憶があるんだけど、違ったかな?
 私のところへおたよりを下さる方で、学校の先生をされている女性と、銀行員をされている男性が多いのが前々から不思議です・・・
  
 
 フェアリーフローラルの香りはポニーテールにも似合いそう〜、なんて思ってたら、最近の生徒諸君は「ポニーテール」を知らない子もいるっていうからビックリです。じゃあ何かい、『ポニーテールは振り向かない』とか『ポニーテール白書』なんて言ったら、それは馬の物語かと。
 大人になってフェアリーフローラルの香りをなつかしむ子は多数出てくるでしょうね〜。いろんな事情で共通体験の減ってきている世の中ですから、この香りだけでもせめて共通の想い出として胸にしまっておいてほしいです。
  
   
   
それではまた明日更新します。お暇があったらのぞいてください。
  
  



汗ふきコロン

Jun 20, 2004


【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】
  ◇オーデコロン
  
冬場は少しトガって感じられるオーデコロン等の香りも、夏場の蒸し暑さにおいては効力を発揮します。
フランスの方では、かつてオーデコロンで身体を拭いていた人が多かったそうですが、同じコロンでも現在の日本のオーデコロンとはニュアンスが少し違うのかもしれないなぁと思いました。日本の風呂も気持ちいいけど、コロンで身体を拭くのもアルコールがスーッと揮発して気持ち良さそうです。ラベンダーの香りなんて、特によいですなぁ〜
    
整髪料でもわりと有名な『ジェレイド/資生堂フィティット』の香りが個人的に大好きです。『ボングー』も大好きですけどね。あれは姿を見なくなりました。
ジェレイドは基本的にフローラル・グリーンっぽくて爽やかなんだけど、合成(人工)甘味料のフルーツ味みたくちょっと甘ったるい余韻がある。このシリーズの赤いジェルの香りを嗅ぐとそんな香りがして、気分がポワンとします。
  
このシリーズに、オーデコロンもあります。
ですが現在は3種類ぐらいに香りの種類が別れているそうで「Gコロン」ていう商品名になってしまったのかな。これらの香りより、以前からあった(元祖)ジェレイド・オーデコロンの香りのほうが、どちらかというと私は好きなんですけど…。元祖のほうは最近お店でもほとんど見かけません。廃盤でしょうか? 私はこのあいだ偶然見つけたので買いました。見つけた時、嬉しかったのですが、逆に「なんで売ってるんだよ?」と思ってしまいました。
私はこの香りが好きですが、こう言ってはナンですけど香りに高級感があるとは言いがたく、そのわりにはたったの80mlで1800円もする。コロンとしてはけっこうしっかりした値段です。
『シアー・ティファニー/TIFFANY』ぽいグリーンフローラルなんだけど、それを粒子を粗くした感じ?かな? さすがメンズだけあって多少ワイルド。
   
   
  …先日ようやくカメラ付きケイタイに買い替えたので、撮ってみました。
04-06-20_13-56.jpg
○ジェレイド・オーデコロン/資生堂フィティット  
  
  
なんだか「象印・ヒントでピント」みたいな写真で申し訳ない。画像が荒すぎ、ボヤけている。クイズかこれは。…照明がなかったので机の電気スタンドで撮ったのもいけなかった。背景が見苦しい。
せっかくケイタイを買い替えたので、これに懲りずにいろんな写真をまたパシパシ撮っていこうと思います…今後もお付き合いいただけたら嬉しいです。
   
  
このジェレイドコロンで汗を拭くとちょうどいい感じになります。
コットンで拭くのが好きで、だけどコットンに染み渡るほどコロンをスプレーするともったいないので、ケチな私はまず先にコットンを水で濡らしてしぼってから、そこにコロンをスプレーして使います。チマチマと。それでもすぐ使い終わってしまう…
こうすると、コロンを水で薄めたようになってしまいそうな予感がしないでもないのですが、香りはかなりしっかりと残るし、やわらかい。女性らしい香りとは言えませんけど…。活発に夏をすごすのです!
   
尚、これよりも暑くなったら、ダビドフの大ヒット商品『クールウォーター』(※メンズのほうです)なんぞをひと浴びしたいなぁ…などと想いはめぐる日曜の昼下がりであります。
   
    



サンダルウッド

Jun 8, 2004


【しゃんしゃんメール(おたより紹介)】
  ◇サンダルウッド系統フレグランスの香りについて
  
サンダルウッド(ビャクダン=白檀)の香りのするフレグランスについて香々庭園でも書いたことがありました。
キャスウェルマッセイというメーカーのサンダルウッドの香りのフレグランスと、クラブツリー&イヴリンというメーカーのサンダルウッドのフレグランスの香り。両者に関するご質問を男性の方から頂戴しました。
  
《以下、引用》
キャスウェル・マッセイと、クラブツリー&イヴリンの香りの違いをHP(『香々庭園』)に掲載している以外で表現して頂けないでしょうか?
強烈なのはクラブツリーのほうで、サラリとしているのはキャスウェル、というのは大体イメージできました。
例えば、お寺のような場所の香りって乾いている感じがしてキャスウェルの方が近いと推測するのですが、HPにあるようにその世界?に引き込むような香りだとクラブツリーなのでしょうか。
クラブツリーの甘いというのは女性用のフレグランスにあるようなネットリした匂いなのでしょうか? 《以上》
 
  
  
■それではまずサンダルウッドの精油の香りを基準に説明いたします。
  
 精油(サンダルウッド)の香りに近いのは、キャスウェルさんのほうのフレグランスだと思います。
 ならばサンダルの精油の香りとは具体的にどんな匂いなの?ということになりましょうか。ではそれについても・・・
※ひとまとめにサンダルウッドの精油といっても産地によっては別物扱いだったりするそうで、そうなると当然ながら匂いの成分も違ってくる。→ いま私がここで説明に使う精油の香りとは、一般的なインド産のサンダルウッドの精油のことを指して言っています。
 この精油は大きくいえば「木の匂い」なのですが、ムエット(試香紙)につけて香りをみますと、つけた直後は木の匂いの中でも材木のような「ざらついた感触」があります。フレグランスのトップノートにもそのザラつきを多く持つのはキャスウェルのほう。
 木の匂いというと、ヒノキ的な香りを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょうか…ヒノキは鼻から脳に一瞬にして抜けるような俊敏さのある清々しさですが、それと、ここで言うサンダルの木の匂いとは違います。つけた直後の香りはヒノキよりももっとざらざらしてて、時間が経つとそれが丸みをおびてくる。
 ざらついた感触というのは、さらには「荒削りなダイナミックさ」といったニュアンスで、ここでは私はもちろん良い意味で言っています。ノコギリで材木を切断するとその断面がこまかくトゲトゲしますが、ああいう荒い木の感触。
 だけどサンダル精油の香りはそれだけにとどまらない。荒削りな匂いを、コクのある酸味(ほんのちょっと脂っぽいような)が囲っているような、その囲い部分にサンダルウッドの奥ゆかしき個性があると私は感じます。ざらついた木の匂いだけだったら、それは材木の匂いでしかない。そのまわりにコクがあるからこそ、サンダルウッドは奥ゆかしい香りとして鎮まる。
 時間の経過とともにコクはどんどん増加してきて、木の香りと並行して発展してゆきます。それが丸みとなり、最終的にその丸みあるコクが鎮静につながります。ちなみにこの香りなどはベチバー(精油)の最後の香りとも共通点があるように思います。
 
 キャスウェル・マッセイのサンダルウッドは、クラブツリーのものに比べると(香りの)成分構成がシンプルなのかもしれません。←これは個人的な予想なので正式にはどうなのか分かりませんけれども。
 キャスウェルさんのほうは、わかりやすくて見通しやすい香り、そのように感じます。終始サンダルウッドの香りを再現していて、その様子がストレートで地道です。フレグランスをつけてしばらく時間が経過したとき、「もうちょっと、コクっていうか、香りの引っかかりのようなものが出てくると面白いのになぁ…」と思ったこともありました。否定しているわけではありません、わりとストレートな香りだったものですから、私としては「え?それだけ?」と思ってしまっただけのことです。
 幻覚のように香りが目の前に迫ってきたり遠くへ行ったり、現れたり消えたり…「香りが去来する」っていう言い方はあきらかに間違ってますが(笑)、そのような展開が楽しめればスゴイのになぁ〜と感じたことがあったのです。そういった意味ではクラブツリーのほうは展開に面白味がありそうです。時間が経ってからが勝負、という手ごたえアリ。こちらは香りにボリューム感があるので、フレグランスの存在そのものが大きく感じられます。
 
 クラブツリー&イヴリンのサンダルウッドの場合、
「むしろサンダルウッド以外の功績」
と言ってしまってもよいのではないかと私は思っているんです。
 サンダルウッド以外にも多数みえる、すべての香りが効果的に絡み合っていて、香りのムードづくりが巧い!すごいなぁ。
 変な例えをしますが、テレビ画面でプロレスラーを見ていたとして、レスラーの身体がどんなにデカかったとしても周囲に他人がいないと量りにくかったりするでしょ?そういうことだと思う。(笑) その人が実際にいくらデカくても単体でテレビに映ってると比較対象がいないからサイズをつかみにくい。でもすぐ隣に西村知美さんみたいな小柄な人がいると「うわ〜このレスラー、でけーなぁ!」ってわかる。視聴者側にもそのデカさが伝わりますよね。…香りにもそういう効果は存在するらしいですよ。スイカの甘さを強調するために塩をかける人みたいに。
 ほんでもってまたレスラー説明に戻りますけど。隣でレスラーのデカさを引き立てる役も、西村さんのように華奢な女優さんだけじゃなくて、小さいながらもレスラーとして活躍する面々が加わったりするとさらに効果的。そうすれば主役レスラーのすごさは2倍にも3倍にも見え、「こいつこそレスラーの中のレスラーだぜ!」といったふうに見せる効果が増すので、デカいだけじゃなくて強そうにも見える。
 ということはつまり、クラブツリーのフレグランスの場合、サンダルウッドの取り巻き連中たちが主役(サンダルウッド)の存在がいかに巨大であるかを力説しつつ引き立ててくれているわけです。その取り巻きもオリエンタル色を忘れない面々であるからして、主役のサンダルウッドの権限(オリエンタル系統の香りメンバーの中で、幅をきかせてる感じ)がブワーッと放出されるわけなんです。東洋神秘ムードづくりの技が光ってる。
   
 サンダルウッドの香りのフレグランスといって、ストレートに(シンプルに)サンダルウッドをたくさん使うよりも、サンダルウッドを豪華な装飾たちで盛り上げたほうがサンダルのもつ神秘性は2倍にも3倍にも膨れ上がる。
 クラブツリー&イヴリンのサンダルウッドはその効果を最大限に活用していると思います。
 
 サンダルウッドの香りが大好きだからこの香りがするフレグランスを探し求めてます、という人にとってはクラブツリーのフレグランスは向かない面もあるかもしれません。ですが私はこのフレグランスの「パースペクティブ」に完全にノックアウトされました。「大金持ちになったら、ここのメーカー(クラブツリー)の全商品を買い占めたい!」と夢見た10代のころの自分。想い出深い香りです。
   
______________________
   
「お寺のような場所の香りって乾いている感じがしてキャスウェルの方が近いと推測するのですが、HPにあるようにその世界?に引き込むような香りだとクラブツリーなのでしょうか」というご質問・・・
 おっしゃるように日本のお寺は乾いた感じがしますね。日本であればキャスウェル選手のほうが近そうです。
  
「クラブツリーの甘いというのは女性用のフレグランスにあるようなネットリした匂いなのでしょうか?」というご質問について・・・ 
 女性用フレグランスにあるようなネットリした匂い、とおっしゃるのは由緒あるオリエンタル調フレグランスに見られる「オバチャマ香」のことでしょうか。クラブツリーは、マダミー方向(マダムっぽい方角)ではありません。たしかに甘さに柑橘の混じった出だし(トップノート)は若干疑わしくもありますが、でもそんなことありません。やっぱり男性的です。香りの骨組みが太いですから。
 途中から、シナモンかな?アニスかな?そんな感じのクセのある樟脳臭(←昔の防虫剤っぽい匂い)も見えてくる。それとかパチュリーの精油かな?それらしき香りが大地にしっかりと根を張ってる感覚も素敵。そして桜餅の葉っぱみたいな香り…これは「クマリン」ていう物質なんですけど、そういう甘さもからんでコクが出てきます。あっ、クマリンが入ってるかどうかは分かりませんよ。あくまで予想です。クマリンみたいな香りがするよ?っていう予想。
 ですから、日本のお寺とは雰囲気が違います。チベットのお坊さんみた〜い☆と言ったのはもっと広い大地をイメージしたからで、これぞ「ザ・東洋」なのです。エロティカルで、マジカルで、ドキドキする。
 ですがこの商品、残念なことに現在は日本だと入手困難のようです。悲しいやね。
  
  



便利グッズ

May 30, 2004


【しゃんしゃんニュース(身のまわりの香り事情)】
  
このような芳香器具、いかがです?
    ↓  
http://www.fragrant-earth.co.jp/AT/diffuser.html
    
まだ発売されたばかりなので詳しいことは分かりませんが、実物を見たところ、なかなか好感触でした。
15cm×15cm(高さは4cmくらい)ぐらいの大きさで、表面はレザーなのでインテリアとしても高級感があります。このサイズで、だいたい12畳ぐらいのスペースまで香りを届かせることができるそうです。
センサーが付いていて、人がこの器具の前を通るたびに電源が入り、ファンがまわって香りが広がる仕組みなので無駄がありません。
電源をつけっぱなしにすることもできます。(←↑切り替え式です)
乾電池式ですが、電池は一度替えたらヘビーユーズでも半年以上持つそうです。
  
器具を開けると、中にファンが付いていて、その隣にコットンを入れるスペースがあります。好きな香水や精油などをコットンにしみこませてここにセットするだけなので簡単に使えますし、他の香りに取り替えることももちろんできます。
今まで、この手のものは精油しか使えませんでしたが、これは熱を使わないので、香水(通常のフレグランス)にも対応できるところが便利だなぁと思いました。
それに熱を使わないので、放出される香りも純粋なものになりますよね。熱くならないので、たとえばソファの下などの足元に入れておくことも可能です。(※ファンの音はほとんど聞こえないくらいのレベルです)
  
この商品は、もともと業務用としてお店を芳香で飾るために使われていたものを、家庭用インテリアとして外見を少し改良したのだそうです。
センサーがありますから、たとえば玄関などに置いてもいいなあと思いました。お客さんが来た時だけ、玄関内に香りがする・・・効率良いですよね。(芳香剤を置いておくと誰も居ない時でもずっと香りっぱなしで、もったいない…)
   
アロマ用のものは火を使ったり、電気式でも熱を発したりで、ちょっと気掛かりな部分があったのですが、これは気軽に使えそうです。
・・・たまには自室でアロマとか焚いてみたほうがいいのかなあ、私も。
   
「どーですかお客さ〜ん!」
以上、スーパージョッキー風にご紹介してみました。
  



香り模写

May 13, 2004


※香々庭園に関する詳細は、こちらの2つ下の項目にあります。
  
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【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】
  ◇花の香り
外を歩いていると花の香りがあれこれ届いてきます。ジャスミン、みかんの花・・・
  
■ブルームーン(薔薇)が真っ盛り。
いくらかある持ち合わせの香料と、本物のブルームーンとを嗅ぎ比べて、どの香料が似てるか探しています。それらを混ぜ合わせたら本物に近い香りができるのではないか、というのは浅はかな発想でしょうか…
どの香り成分が入っているのかなあ? 
どれを混ぜ合わせたらこういう香りになるのかなあ?
香り模写。
   
   
■これから夏に向けて、ぜひともどこかで見つけて香りを嗅いでいただきたい植物があります。
その名は「パイナップルセージ」。
葉っぱが、パイナップル&ヨーグルトのような甘〜い香りなんです。ただ甘いだけじゃなくて、レモングラスやレモンバーベナみたいなレモン様のハーブ香もあって、鼻ざわりは爽やか。
このパインヨーグルトのかわいらしい甘さ! たまらん!
こんな香水があればいいのにな〜
大好きな香りです。
お見かけの際はどうぞ手を振って応援してやってください。
  

  
今日は2項目、更新しました。
     ↓
        
  



コスメの話になりますが…

May 13, 2004


※香々庭園に関する詳細はこの1つ下の項目にあります。
  
____________________________
  
【アウトオブしゃんしゃん(雑記)】
  ◇コレド 
ちょいと遅ればせながら、この春から日本橋で新しくオープンした「COREDO」へ行ってきました。
http://www.coredo.jp/index2.html
  
日本橋らしからぬハイテクな建物。日本橋といったら『山本山』で『たいめいけん』じゃないスか〜。
  
コレドには食べ物屋さんも雑貨屋さんも、女性が喜びそうなお店がたくさん入っています。
特にメイク関連などは。
「JURLIQUE」「SUNDARI(これは伊勢丹本店内のスンダリに比べるとスペースが狭い)」「HARD CANDY」などのメーカーも入ってるし、フレグランス関連ではミラーハリスのフレグランスもお見かけしました。たしか後楽園ラクーアのショップにもミラーハリスは置いてあったような記憶があるけど、店(テナント)ぞろえの面々からすると、コレドのほうがラクーアよりも、ちょい上なのかな? ちょびっとだけハイグレードな雰囲気。そういえばサンタマリアノヴェッラも独立スペースで入ってた。←こちら、最近どんどん店舗が増えて、行く先々でノヴェッラが待ち受けているような気配…。最近の目玉商品は、限定で発売された3万だか4万だか(ごめんなさい、価格も未確認)の高級石鹸らしい。ヒスイ石みたいな石鹸。香りはごく普通の化粧石けん風だった。
  
他にもコレドにはメイク好きの人ならば喜ぶであろうお店があれこれ入ってたんだけど、私はメイク方面はからっきしダメなのであんまりよくわからなかった。この液体はどこに塗るんですか?化粧水よりも後ですか先ですか?っていうレベルだから問題外です。
そんな私なんですが、ずっと前から気になっていたことがあります。それは上にも書いた「スンダリ」のコスメについて。
物(商品の質)はもちろん良いと思うんです、インド伝統医学に基づいた発想も素敵だと思うのです、ですが、その両者を引き合わせる過程がちょっと心細い…かなぁ…って。V/P/K/の3タイプに体質(肌質)を分けて考えて、それに合った商品を選ぶシステムなんだけど、肝心のVPK判定の段階がちょっと甘いのではないか。簡単なチェックシートの合計点数で簡単に決定されちゃうと私としてはどうも不安が残る。買ったことないくせに生意気なんですけど。
物は良さそうです。高いだけあって。
  
  
この日は化粧水を買いに行こうと思っていました。
以前こちらで書きましたが、恥ずかしながら私は自分で適当に作った(というかハーブを浸しただけ)ものを、もう長いこと化粧水として使っています。これもそれなりに役立ってくれていますが、あまりにも肌がハーブに染まりきってしまうことで浮き世離れ(?)した肌になってもいけないなあ、たまには俗世間の風にもさらしてやらねばなるまい、と思ったのです。ヒネクレた発想ですね。そういう理由で、市販の化粧水もたまには使って肌を息抜きさせてやろうということになりました。
買うといっても余分なお金はないから、500円ぐらいで安く買える「ちふれ化粧品」の化粧水にしようと思っていたのに、この日コレドをうろついてる間に5000円もするクリームを買っちまった…。どうしましょう。普通の人にとっては5000円でも安いほうなのかもしれないけど、私は5000円あったら別の物が買いたいよー。モキャキャ〜。(悲鳴です)
ですが、この5000円クリームがわりと当たり商品だったのには救われました。春先の荒れ肌を治療してくれるスグレモノでした。ありがたい。ハーブの薬効がダイレクトに染み渡るクリームだから確かな肌修復が期待できる・・・わっ、またハーブかよ! やっちったよー。モッキャッキャ〜! 失敗失敗こりゃ失敗。
もうハーブはいいよー。しばらく休憩したい。おなかいっぱい。
  
目当てにしていた肝心の化粧水も買っていないという重大な問題も残っている。
    
   



香々庭園に関しまして…

May 8, 2004


〜香々庭園・最終回〜
   
長い間『香々庭園』にお付き合い下さいまして本当にどうもありがとうございました。ついこのあいだまでは、連載させていただいているサイト(ISISさん)が6月に終了するので香々庭園のほうも6月分をもって連載終了にしましょう〜という話だったのですが、急きょ(つい何日か前のことです)、香々庭園のほうは今回の5月分をもって一足先に終了という話になりました。ですので今回の『セレンシュア』が最終回です。
最後ということで、いちばん印象深い香りについて書かせていただきました。
  
香々庭園につきましては、今後もわずかながら動きが出てくる可能性があります。そちらに関しましても随時こちらのページでお知らせさせていただけたらと考えておりますので、今後ともお付き合いのほど、よろしくお願い致します。
 
尚、ISIS内の別のページの都合上、香々庭園はトップページからは入れなくなるそうです。今後香々庭園をご覧下さる際には、下記のアドレスを直接入力していただく方法でお願い致します。
http://www.isis.ne.jp/garden/
  
  
■6月頃より新しいページでの連載も始まりますので、そちらのほうもご覧いただけたら嬉しいです。そちらの新アドレスのほうもまもなくお知らせできると思います。もちろんこの『しゃんしゃんTV』も続けて書いていくつもりですので、こちらもよろしくお願いします。
  
香々庭園について思うこと、また他の内容についても近々更新いたしますので、これからもお暇な時はどうぞ覗いてやって下さいませ。
  
それでは、いったん失礼いたします…
  
ささもと くによ 



最近の顔ぶれ

Apr 29, 2004


  
何よりも先に、『シシリー』のフライヤーを見てくださいよー。
かわいい…。
http://www.wakaba.co.jp/item/0000146.html
これはこの写真まるごとムエット(試香紙)なんだけど、もったいなくて使えない。どーよ、この表情。香りはさて置きこの表情。
  
イッセイミヤケも恒例のサマーフレグランスがまもなく発売になるようです。去年はグレープフルーツが主役だったと記憶しているのですが、今年はユズが主役。といってもイッセイミヤケですのでオゾンがらみです。お得意の。  
女性用のほうはアルコールフリーで香りもやわらかいのですが、どちらかというと男性用のほうが力強くてかっこよかった。
     
  
●『アトラクシオン・オードゥ・パルファン』/LANCOME
 前作のトロピカル雰囲気のフレグランスはもう終わっちゃったみたいですね。ほんとに短い命でした。短かすぎて意味わかんない。なんのために世に出したのか。「カプリ…違うな、カとプが付くんだけど、なんだっけ?」って名前すら覚える間もなく店頭から消されちゃって。かわいそうに。
 今作のアトラクシオンは定番商品なので、前作よりは寿命も長いことでしょう。これは30日に正式に登場するそうですが、フライング販売してる店で偶然見かけました。
フライヤーには“ピュアでセンシュアル。”って書いてあって、まあそれはそれで解らないでもないんだけど、「センシュアル」っていう表現自体ちょっと曖昧だし、何でもかんでもカタカナ方向に持っていく今の風があまり好きじゃない。
フライヤーによれば、“フェミニンなアイリスとセンシュアルなパチュリ”とのことです。トップノートはフルーティーな香りの合間から、どこか人間的なあたたかさのある甘さがモアッと香ります。「アイリス」を大きく掲げていますが、当然ながらアイリスがメインの他社フレグランスとは遠いところにいるようです。ラストはウッディかつ甘いフローラルで締めくくる感じ。
 正直、最近発売になったその他の商品たちとの差別化というか、唯一感のようなものは私はそんなに強くは感じなかったのですが、肌によ〜くなじませるとぬくもりが溶け出してきそうな予感がします。それは使いこんでみないと解らないことでしょうから、今の時点ではそれ以上のことを申し上げる権利がありません…
  
  
●『シェブレフォイユ』『ジャスミン』『レニュイダドリアン』/Annick Goutal
 シェブレフォイユは以前から限定商品として出したり引っ込めたりを繰り返した後、ようやく定番商品として定着したみたいです。この香りのファンの方はわりと多いと思いますので、そういった意味でも朗報ですよね。
レモンティーのような親しみやすさと、レモングラスやレモンバーベナ様の清々しいハーバルさ(ハーブっぽいニュアンス)と、そして草つゆのような青味がかった水分感が、きっと女の子たちの気持ちを明るくするのでしょう。なかなかの人気商品です。同じくアニックグタールの『オード・シャルロット』や『プチシェリー』もかわいらしいのですが、こういったキャラクター色に抵抗のある方はシェブレフォイユのほうをお手に取られるご様子。(←実際に見たわけではございません。あしからず)
 私は(個人的に)シェブレフォイユよりも、シャルロットやプチシェリーのほうが好きです。赤毛のアンとかポリアンナとか、外国少女的なかわいらしさがあってメルヘンチックだから。おしゃまな女の子です。ですがシャルロットなどはパウダリーさも少しばかりあるので、厳密には「少女」ではなくて「かつて少女だった時代を懐かしむ女性」なのかもしれません。とにかく香りから伝わってくる「ストーリー」がとても面白いんです。日本人である私にとっては夢を見させてくれる香り。〜フレグランスに望むものといったら、なんといっても「夢」ですもん〜
・・・でもやはり日本で人気があるのはシェブレフォイユのほうみたいです。こっちのほうが使いやすいしね。
  
 ジャスミンは、まさしく「花」でした。力強い花香です。強さもあるけど、まろやかな香り。香りがちょっと角張ったような印象もあったのですが、それは花の香りだけがツーンと飛び出さないようにパウダリーさで抑えている部分であると思いました。ジャスミンの香りですが、その角張った感触がなんとなくクチナシっぽく見える瞬間もあったり無かったり…(つけて5分ぐらいすると)
 エスティローダーの『プレジャーズ・インテンス』あたりも花々しい香りですが、あれはトップノートのところで花の香りだけが独立してしまって、バーンと突き出てるような感じしません? ユリのような香りなのでそれ系統の香りがお好きな方には好評かもしれませんが、つける人間から花の香りだけを切り離してしまったような、逆にいえば「取ってつけたような花の香り」とでもいいましょうか。時間が経過すればそれは解決するのですが、最初のほうはよほど上手になじませないとフレグランスとそれをまとう女性との間にどうしてもすき間ができてしまう。←わざとらしくないように、花っぽさを強調しないようにつけるのが難しい。
でもアニックグタールのこちらのジャスミンだったら、女性が2〜3本の花を抱えているくらいの位置感覚でちょうどよさそうです。
このジャスミンは、白い花のもつ清楚さがありながらも所々ジンジャーやその他のスパイス類が効いていて、ひとつの花の香りの中にも複雑さを感じる香りです。
 ジャスミンの香りももちろんなのですが、水仙などにも通じる花の匂いがするし、さきほど書いたようにクチナシっぽい角張った感触もある。とにかく最後の最後まで白い花。動物性の香料はほとんど目立ちません。花で始まり、花で終わる。
(※エスティローダーよりもアニックグタールのほうがブランドとして良いとか好きとか、そういう話ではございません。どうぞご理解ください)
  
 レニュイダドリアンは、以前からの定番商品である『オーダドリアン』の夜仕様だそうです。神聖かつ、照明も抑えめな夜のムードです。トップノートが、サンタマリアノヴェッラの店内の香りみたいだなぁと思いました。あちらのお店も神聖な香りがしますから。ちなみにオーダドリアンのほうは柑橘メインでこれも神聖さは若干ありますから、その延長線上にレニュイダドリアンがあるのもとても納得。それは自然なラインであります。 
 
 ミニ情報: アニックのフレグランスはオードトワレ/50mlサイズで1万円するので(\9,975)、安いとは言えませんが、5月になったら『プチシェリー』だけはセット販売の商品が出るそうです。
 【50mlオードトワレ+200mlボディローション=11,000円】
ボディローションの量の多さを考えると、けっこうおトクですよね。
プチシェリーのお好きな方、チャンスです。
  
  
●『トミーガール・ジーンズ』/TOMMY HILFIGER
 こちらも国内販売になったようです。香りなど詳細は、お手数ですがずっと前の「寒中見舞」の回をご覧くださいませ。
     
   
●『オーデ・メルヴェイユ』/HERMES
 限定販売であった前作の『地中海の庭』がとても人気があったようで、でもまだ定番の位置には就けていないんだけど、引き続き販売はしているという、なんとも宙ぶらりんなポジションにいます。わりと手軽に使える香りだったから広く売れたのでしょう。
 今作のオーデメルヴェイユは、メンズのように苦味スパイスが効いてます。トップノートも若干スパイスがからんでいますが基本的にはオレンジの香り。このトップノートよりも、ラストの苦味スパイスのほうが断然かっこいいと私は感じました。このスパイス香はメンズ香水を思わせそうな苦い匂いをしてるんだけど、それなのに逆に女っぽいんだよなぁ〜! ここがエルメスの不思議な計算トリック。気高いね!ニヒルだね!って声をかけたくなります。( Q. 「ニヒル牛」ってお店知ってるかな? 〜唐突にクイズ〜)
 このニヒルなスパイス香(しかし女性らしい!)をブンブン振りまいて闊歩してる女性がいたら、それはかなりかっこいい絵となるでしょう。エルメスといえば馬車ですが、しっかりと手綱を持ってこの香りを見事に乗りこなす女性はそうとう切れ味がいいと見た。この香りで人と会う際は、トップノートの香りをプンプンさせたまま会うよりも、ラストのニヒルをプンプンさせて会ったほうが知的に見えると思います。
 今後お試しの機会のある方は、トップに香るオレンジ系統の香りにまどわされることなく、ラストのラストを見ていただけたらと思います。そして直接お肌にのせて、どこまでお肌になじむかを見極めることが鍵になってくると思われます。その際、できれば男性の方とご一緒にお試しになってその香り立ちの違いをお互い観察しあうのも楽しいでしょう。ここにカップルの新しい遊び、誕生です。
  
    
●『アラミス・アイス』/aramis
 今年もサマーフレグランスが登場しました。今年のアラミスは「3C」で語りかけてきます。“COOL/CLEAN/CLASSIC”。とはいえ“男の夏、アラミスの夏”っていうコピーはちょっといただけないものがあると思うんですけどー、どうなんでしょーか…「男」とか「夏」とか四角い文字ってなんとなくこの香りには似合わない感じしません?(笑) 「ロックアイス」みたいな言葉のほうが雰囲気だよ。なんてエラそうに言ってみました。(『アラミス』のコピーも、メーカー側の“成功の香りアラミス”よりも香々庭園#001の“勝利の風よ吹け 1964”のほうが断然かっこいいもん!と秘かに思っています…。内緒で。)
 とにかく香りがかっこいいので、すべて良しです。
 以前に『アラミス・クール』を紹介した時と同じような香りの雰囲気ですので省略させてください。あれよりもさらにフローズン、氷上の香りでいらっしゃいます。
 尚、アラミス製品を6,825円以上お買い求めの方には「アラミス・スコッチ・アンブレラ」をプレゼントしてくれるそうですよ(※数に限りがあるようです)。私が見に行った日もさっそくアラミスでお買い物をして最後にこれを受け取って帰られた殿方がいらっしゃいました。ヒュ〜☆かっくいい〜ッ☆
ダークグリーンのチェック柄で、小さく“aramis”のロゴが入った傘です。だけどそのフライヤーのコピーというのが“雨の日もダンディ”ってこれまた他に何か案は出なかったのかと嘆きたくなるコピーだなぁ。(笑) ダンディな男性は「ダンディ」という言葉をそもそも口にしないと思うんだ〜。「お互いダンディになりましょう」みたいなそういうムードに、ミーはちょっぴり照れくささを感じてしまうのさダンディ。
  
  
●『エンディミオン』/PENHALIGON'S
 新作と呼ぶには時間が経ちすぎているようですが、日本のお店では初の顔ぶれということで。
 ペンハリガンのフレグランスは、ボトルの首のところにリボンやヒモの装飾がほどこされていて、キャップはここの部分ごと上に引き上げる仕組みになっています。で、フタを取ってはじめてスプレーの噴射口が見える。フタしたまま置いてあれば外見はスプレーの口先が見えない。アイディアですね〜。
ミニサイズのものはスプレー式ではなくて直接キャップで栓をする方式(全部分がガラス)になります。これが本当は一番理想だけど、使いやすさや便利さを考慮に入れるとスプレーになっちゃうんだろうなぁ…。
 エンディミオンの香りは、大きくはオリエンタルなのでしょうが、ちょっとオゾンぽい感じがしたんですよね…でもそう感じるのは私だけかもしれませんので、もうちょっと調べてみます。
 トップノートからラベンダー、セージが出て、ミドル以降はコーヒーやナツメグ、カルダモン、それにレザーやミルラなど、香料陣もなかなかにめずらしい顔ぶれです。
スプレーして5分以上たつと、なるほどコーヒーっていうのがほんの少しだけ分かる。ほんのちょっとだけですけど。オリエンタルというと、ふつうは香料の歴史の道のりを感じさせると思うのですが、不思議なものでこれはあまりそういう時間の流れを感じませんでした。というよりもエンディミオンの周囲を取り巻く先輩陣がスゴすぎるから、それもある意味仕方ないんです。同ブランドで古くからある『イングリッシュ・ファーン』というシダの香りのフレグランスなんて凄いの。ファーン先輩はエンディミオン後輩のすぐそばに置かれてあるんですけど、エンディミオンの香りをながめてるのに横から先輩風ブンブン吹かせてきてねぇ。でも仕方ないよなあ…エンディミオンとファーンの差異なんて、昨日今日フレグランスを知り始めた私と、40年前に英国でここのフレグランスを知って以来のお得意様(男性)ぐらい大きいんだもん。エンディミオンを単品で見れば何とも思わないけれど、両者を比べるとエンディミオンの存在が軽く見える。ファーンは爽やかな軽いシダの香り(※男性用)で、エンディミオンはオリエンタルなのに、ですよ。それなのにエンディミオンのほうが軽いの。香りの問題じゃなくて存在感の重さが圧倒的に違うんです。歴史がそうさせたのでしょうかねぇ。そこに衝撃を受けずにはいられません。
 
  



続々・アロマセラピー

Apr 22, 2004


【アウトオブしゃんしゃん(雑記)】
  
昨日の更新『続・アロマ』の回へのご意見(ご質問)を頂戴しました。
さっそくどうもありがとうございます。
“私は寝付きが悪いので、この商品について香りその他、もう少し詳しく教えてほしい”というご質問に応えまして。
  
■まずは香りについて・・・
○睡眠タイプのオイルのほうは、イランイランがまず効いています。ラベンダーも少々。で、肌に塗ってから5分くらい経過するとビャクダン(サンダルウッド)の香りが出てきます。このビャクダンに移行した段階で徐々に消えていきます。
最初のイランイラン&ラベンダーの香りが、わりとウワッと来るというかボリュームのある香りなので、眠りたい眠りたい、と願うあまりこれを強く嗅ぎすぎると返って嗅覚が刺激されて目がさえる恐れもあり。
  
○筋肉疲労に効くオイルのほうは、この香りの心地よさは何かの匂いに似てるなぁ?と思ってたけど・・・わかりました!
『ウナコーワ』
ウナに似てたんだ。そうだ思い出した。
子供のころから大好きなんですよ、ウナの匂いが。『ウナ』にも『キンカン』にも入ってる“l-メントール”効果でしょうか。スーッと爽やかで、それをタイガーバーム系の薬草の香りがフォローしています。月桂樹の神聖なる木の香りも多少わかります。
★尚、このオイルの素晴らしさはタイガーバーム臭が肌に残らないことです! 
塗布後10分くらいでウナ香は引っ込みまして、その後はラベンダーが肌の上でおとなしく見え隠れしています。シャレてますよね。
★10分後にあらわれるこのラベンダーは本当に素晴らしい香りです。さわやかでありながら、ふっくらとしてる。これぞ大地のめぐみ。さすがです。
星マークをつけてみました。
  
  
■効果について・・・
○睡眠オイルのほうは、どう説明しようかな・・・誤解を招くといけませんので一応書いておきますが、これを塗ったからといってすぐに眠りに落ちてしまうわけではありません。そういう直接的な効果とはまた手ざわりが違います。
 
眠るためはある程度の集中力を要すると思うのですが(「集中力」という言葉は逆にふさわしくないかもしれませんが、日中の疲れを忘れて眠りへ向けて脳を切り替える努力をすること、=その器用さを意味します)、その集中力がなければたとえこのオイルを使ったとしてもすぐに眠ることは不可能だと思います。ただし、ふとんに入ってもワクワク楽しいことが頭に浮かんじゃって神経が高ぶってしまったり、逆に不安感におそわれて目がさえてしまうといった精神的な高揚をいくらか抑制する効果はあると思います。「まあそれはそれとして、続きはまた明日起きてから考えましょうよ…」と。(←結局この思考が自力ですんなりできる人は、睡眠にたいして集中力があるといえるのでしょう)
こういった精神的な効果はこの香りの好き嫌いにかかってくると思いますが、肌に塗る(毛穴から取り込む)ことで多少はカバーできるかもしれません。といってもこの香りが「嫌い」となったらそれはいくらなんでもムリでしょう。
  
眠りにつくまでの時間を短縮する効果は、私の場合は実感できました(いつもだったらまだ起きていてテレビなんかを見てる時間帯なのに寝てしまっている、程度)。ですが、これは最も個人差の出やすいところだと思いますので、どなたでも必ずすぐに眠りにつけるとは言い切れません。
私はといえば、このオイルを使うと枕元の電気スタンドをつけっぱなしで寝てしまうことが多々ありました。
眠りにつくまでの時間を短縮するというと睡眠導入剤のようで平凡な表現なのでそれは避けたいと思います。
ではそれとどう違うのか? それはつまりこうです、
「眠りに入る瞬間にグッと力がこめられている!」
これなんです。すぐに眠くなる、とか、だんだん眠くなる、という効果じゃなくて(そういった時間の問題ではなく)、もっと大きな「吸引力」的な感触があるんです。眠りに入る瞬間が「深い」。そこで一気に睡眠にグーッと全身が引っ張られる感じです。だから眠る前に電気スタンドを消さなきゃと思いながらも消せぬまま朝になってしまう。
(・・・この説明でおわかりいただけたでしょうか?)
「このオイルを使えば簡単に寝られる」と安易に考えてしまうと、オイルに裏切られた絶望感でよけいにストレスになりますからご用心ください。
  
 
  
○筋肉オイル(この呼び方わりと好きだなぁ〜)の効き方はどうかといいますと、タイガーバームやバンテリン等の効き方のように、スーッとした爽快感が痛みを吸収するような感覚とはこれまた違います。たしかに多少はスーッとしますが、あくまでそれは副業的なことで、ラベンダーが痛い箇所や凝り固まった筋肉に対して「まあまあ、そう意地を張らずに…」って肩をなだめるのが本業です。よって、塗った瞬間からスーッとして「効いたぞー!」っていう即効タイプとは若干異なるかもしれません。ある程度は時間を要します。そののちに、痛みがあったことやオイルを塗ったことをいつのまにか忘れてしまっているような、フェイドアウトな効き方でしょうか。やすらかです。
  
 
たいていのアロママッサージは、マッサージを通して定期的に少しずつ体内毒素を排出しながら掃除して、徐々に身体に慣らしつつ体質を改善していくという効果が大きいかと思いますが、ここのオイルはわりと短期間でも対応が可能…かなあ…?という気がしています。
マッサージを地道に毎日コツコツやる人、短期間で使いたい人、興味本位で使ってみたい人、それぞれその人の好みに応じてくれる対応力をもちあわせていると思います。
アロマセラピーというと若い女性だけの世界にこもりがちなイメージを一般の方はお持ちだと思いますが、お年寄りにも、そしてファーストクラス飛行機のビジネスマンにも…みんなに効果の可能性があるのだということを抵抗なく知らしめてくれた貢献度。間口の広さ。そこが他社のオイルよりも素敵な点だなあと私は思いました。
  

※ランコムの新作先行販売や、アニックグタールの新作を目撃したので、次回はそのことも書きたいと思います。
ではまたおめにかかります・・・
   



続・アロマセラピー

Apr 21, 2004


【アウトオブしゃんしゃん(雑記)】
    
前回に引き続き、今回はオイルの紹介を含めて。
すっごーく長いですから、なんでしたら2〜3回に分けてお読み下さいませ。
   
■『アロマセラピューティクス』
こちらのメーカーの商品がそうとうパワフルで好きなんです。ここのオイルはすべてオーガニック、野生の精油からつくられているという話。
精油ももちろんですが、ここの商品はキャリアオイルがスゴイんじゃないかと私は見ています。キャリアオイル自体もハーブオイル(薬草を漬け込んであったもの)で、そのオイルどうし何種ものブレンド率も絶妙。互いの相乗効果でものすごいことになってる。
効果がパワフル。ダイナミック。
今まで「アロマセラピーが自分にとって効くか否か」なんてチビチビと議論していたのがちっぽけに思えるほど。「どうだ!これで文句ないだろう!」って、そんな議論はどっかに放り投げられてしまった感がある。
ただ、効果も強いだけに、その人に合うか否かというのも極端に差が出そうな気がします。香りもパワフルなので花の香りの苦手な人にはちょっと向かないかもしれません。
    
25mlだと3500円程度、その倍の50mlだと6500円ぐらい。安いとはいえないけど、このパワーを考えればそれくらいしても文句ありません。
アロマセラピーのオイル各種が取り揃っている、いわゆるアロマ屋さんとは少し違って、ここのお店はキャリアオイルや精油を個別には販売していません。すでにブレンドされた状態のものが6種類あるのみ(※同じ香りで、アロマ・キャンドルやスプレーもある)。売り方がシンプルです。「ブレンドはすべてオレらに任せろ」と。任せましょう。餅は餅屋です。だまって身をゆだねてしまいましょう。
6種類しかありませんので、たとえば女性特有の症状といったような、きめの細かいジャンル分けはありません。さっぱりしたもんです。そんなところも返って好きです。じゃあ女性特有の症状の人はどうすりゃいいんだ・・・
  
あらかじめ精油とキャリアオイルが混ぜてある状態だということは、素早く使ってしまわなければ酸化も早いのではないか…と心配になりますが、抗酸化成分であるトコフェロールもちゃんと入っているし、キャリアオイルの中のひとつに「セサミ」も配合されてあるから、当然ながら酸化対策もとられていると思います。
ゴマ油ですね。
最近まで私の関心たっぷりだった「ゴマ」です。
ご存知、ゴマの抗酸化パワーはすごい。この安定性はほんとにスゴイよ。←グラフに描いて説明したい!(笑)
といっても新鮮なら新鮮なほど効果が大きいので、オイルは早めに使いきるようにしています。
  
アロマ本などで、「○○の症状には…ゼラニウム3滴、ローズ2滴・・・」といったブレンド比率を書いてくれてある本もありますが、やはりこの場合もキャリアオイルだとか精油を選ぶ目がひじょうに重要で、たとえ見る目があったとしても本当にすぐれたオイルを入手するにはルートもごく限られるしお金も大変です。それだからこそ、その道のプロが存在するわけであり。
香水の原料となる精油もそうですが、カモミールの精油といってただカモミールの精油を用意すれば良いというわけではないと思うんです。その植物の産地の気温や湿度はもちろん、気圧(mb、ミリバール)によっても質は違ってくるし、その穫れた植物から精油を採取するための設備の善し悪しグレード・採取法によっても全然ちがってくる。天然100%ならOK、というふうに一筋縄には行かないから、そこまでいちいち確認しようと思ったらそうとう手間がかかります。それに、お店でそういうことをチクチクと質問すると嫌がられる。
「そういう品質の違いをおまえは見分けられるのか」と言われたらそれは私にはムリです。だけどお金を払うのはこっちなんだから、そこはきっちりしてもらおうじゃないか。って思いますよね〜。
ですので、とにかく私は「いいトコ取り」でブレンドされてあるオイルをいただきます。
  
ここのメーカーの商品で、睡眠を誘う効果のあるオイルがあります。
自分の睡眠をとりあげて説明したいところですが、私の場合「寝付きがよくて寝起きが悪い」んです。…最悪ですね。でも、10年ちかく前になりますが医者がくれる処方箋(睡眠導入剤)を飲んだ経験もわずかながらありますので、それと比べて説明いたします。
オイルのほうは、香りをかいでどうのこうのというよりも直接肌に擦り込む要領で使うとさらに効果があって、導入剤よりも効き方がすんなりしています。導入剤だと実際眠りにつくまでにヘロヘロする時間があると思うんですけど、アロマオイルだとそれがないままにストンと眠りに落ちる感じ。
それと薬の場合は量が増えていくと思いますが、オイルだと段々減ってくる。厳密には「減る」ではなくて「速くなる/近くなる」でしょうか。慣れれば慣れるほど、条件反射が身についてくるから、その香りをかいだだけで頭が睡眠モードにスイッチされる。実際にはオイルが全身をめぐるまでに20分〜60分ぐらいかかるといわれていますが、もうその香りをかいだだけで一瞬で眠くなる、といったふうにどんどん感覚が「近く」なる。
(・・・でもちょっと弁解&言い訳なんですけど、この眠くなるオイル無しで寝ちゃった時もストンと眠りに落ちちゃったから果たしてそのストンがこのオイルの効果なのか、ちょっとまだ実験の回数が足りないんだよなぁ。微妙なところ。…だってさー、わかんないよぅー(ぼやき)。「よし、寝るぞ!」って気合い入れると寝られちゃうじゃない?(笑) この辺はまた機会をみて実験させてください)
なぜ睡眠効果のあるこのオイルを買ったかといいますと、海外出張の多い方への時差ボケ対策として飛行機内(ファーストクラス)でこのオイルが配られたという話を聞き、この香りを嗅いでみてそれに納得いったからなんです。
眠れないことが、精神の疲労といったヘビーな雰囲気ではなく、そんな陰ウツさを感じさせないビジネス寄りの雰囲気で対処してくれようとする部分に私は惹かれたのです!
“パソコンでいくつもアプリケーションを広げちゃってガンガン作業してる最中ではございますが0時になりましたので「強制終了」させていただきます。ブチッ。(スイッチOFF)”というような明るく容赦ないパワーをこの香りに感じたから試してみようかなって買ったのです。が、不眠症なわけではないから説得力に欠けてしまって申し訳ありません。
  
ええと、ちなみに私はこのオイル(睡眠タイプ)を、行きつけの風呂屋で3本売りましたねー。
いつも風呂に来る女性に紹介してあげたら「私の分も買ってきて」って言うので、買ってきてあげたんです。業者のまわしモン疑惑も浮上しそうですが。だって私が使ってたら「それ何?」っていうから説明して使わせてあげたら欲しがったんだもん。べつに強引に売り付けたわけじゃない。
  
リラックス、リフレッシュ、リチャージなどの基本的な効果モノに加えて、鎮痛作用のあるオイルもあります。これが今いちばん私がお世話になっているオイルです。アロマな雰囲気からはちょっと遠ざかりますが、あたしゃ目が疲れるんだよ…
このオイルは肩凝り・腰痛・足の疲れなどに効きます。鎮痛とともに筋肉をほぐしてくれる作用もあるので風呂上がりに首すじに塗って、まずは大まかに予防しておきます。お年寄りの湿布みたいで話はますますアロマから遠ざかりますが…
それとかパソコン作業の合間には、手を湯であたためてから人さし指と中指の第二関節の下あたりをこのオイルをつけて揉みほぐしたり(※目の反射区です)。こめかみや目のまわりを指圧したり。
腰痛の効果は、今度腰痛持ちの知人に塗って試させてもらうことにします。
  
このオイルの匂いはタイガーバームにわりと似ています。タイガーバームよりももう少しサラッとした感じの香り・・・中国の塗り薬で『全救油』っていうスゴイ名前の薬があるんだけど、その匂いにとても似てます。この薬もとてもよく効きます。ということは、=このオイルもよく効くという事になるのでしょーか???
…全救油をご存知の方いらっしゃいますか。液状タイプの薬です。ちなみに『清涼油』(←もしかしたら漢字が違うかも?)っていうメンソレータムみたいな薬もあります。…これね、高校の時にクラスで流行ったんですよ。親が海外で仕事をしてる子が、この薬を広めたの。
「こめかみや鼻の下にこれを塗ると頭がさえて、眠くならずに授業に集中できるよ!」とかいって。
あきらかに本来の用途とは違うんだけど、でもこうやって使うとすごいんだ、トニックシャンプーで頭髪を洗ってるみたいなスースー感で。
  
  
薬や食事、とにかく全般に言えることですが、「からだに良い」とされるものの存在を知ったとき、私はその効能よりもまずは副作用(マイナス面)のほうを先に知りたいと思ってしまう思考なんです。それらをある程度頭に入れてからでないと自分の身体には入れたくないという、変にネガティブなやつなんです。
アロマオイルという分野では副作用的な言葉は耳にしませんが、妊婦に向かないオイルは○○などという基本的な問題もあるし、鎮静や興奮といった効果があるなら当然それは心臓にかかわることですから、そこらへんも人によっては用心しなければならないし、ごくまれに、体質によっては部屋の中でアロマオイルを焚いただけで顔中にしっしんが出てしまう人もいるようです。まあそれは大げさな話としても、毎日続けて長期的に摂取するとなったら、よほど慎重に選ばないと。効果だけに目をくらませて両手離しで摂取するやり方には賛成できない。奥病な私はそういうのが一番こわい。アロマであれ(体によい)食べ物であれお茶であれ薬であれ、毎日長期的に摂取するということはそれなりの覚悟を要すると思います。
  
というわけで、すんごい長くなっちゃいましたが、これにて終了。
また新たに実験結果が出たら報告いたします。
  



アロマセラピー

Apr 16, 2004


【アウトオブしゃんしゃん(雑記)】
  
■これが私の職業であります、と申し出るには恐れ多い段階でありながらも、見知らぬ人に職業をたずねられたときには「香りにたずさわる仕事をしております」と言わせてもらっています。
そうすると、必ずといってよいほど、
「アロマテラピー?」
と訊かれる。違います、そっちじゃなくて、香水のほうです。と告げると、調香師さんか何かと間違われて「エッ☆ すごーい! じゃあ鼻がいいんでしょう!?」と尊敬されちゃう。「いや、そ、そんな、違います違います!(私がそんなにスゴイ人なわけがない…)」とあわてて否定すれば、「ああ、わかった、じゃあ香水の販売員さんだ!」と言われる。それも違うけど・・・もういいや、「はい、そうなんです」。…まったく何やってんだか。
今やってる自分の作業って、他人にどう説明したらいいのかわからない。特に、短時間でパッと説明する場合なんかは。
「香水について文章を書いたりとか絵を書いたりとか…あとは実験をしたり香料に関する本を読んだり、サンプルを作ったり香料を混ぜあわせたり、とか」
「とか」が多い。
 
簡単なアンケートの職業記入欄だったら「会社員」てウソ書いて済ませちゃうけど、歯医者とか医療系の記入用紙だと保険証でバレるからなぁ。国保なのに会社員と書けば陰で笑われるだけだ。「派遣」「フリーター」など巧妙な嘘をつくのはどこか後ろめたい。
「虫歯に会社員もフリーターも関係ないでしょ、なんでそこまで探るのよ?」って記入用紙によっぽど書いてやろうかと思います。
面倒だから「無職」と書いてしまう。
 
   
■アロマセラピーとは違います、香水です、って言っても、さらに「アロマテラピーはやらないの?」と尚も食い下がってくる人が多いので、「暇なときはアロマセラピーもやりますよ♪」と答えてみたけど、考えてみたら暇な時にやるものじゃないよな、アロマは。自身のためにやるのであって、暇つぶしとは違う。
アロマセラピーというのはデリケートな治療だと思います。漢方薬などと同様これも女性特有の症状(はっきりと病名の特定できない、ぐずついた不快症状など)に寄り添うかたちで接してくれる繊細さがウケているのだと思います。あとは香りでくつろぎたい人など。
自分の感覚でいえば、精油の香りで「くつろぐ」ってことは無い…ですね…。
もちろん精油の中にも好きな香りはたくさんあるけど、くつろぐとなったらまた違う方法や別の香りを選ぶような気がします。・・・ていうか、くつろがないんだよ私は!(笑) (「くつろぐ」とか「たしなむ」といった上品な単語の似合わない女)
  
アロマオイルにふれたら、その薬効にまず目が行く。
それと、精油よりも、それを希釈して体内に運ぶ役割りのあるキャリアオイルのほうに興味がわきます。…全然まったく関係ないんだけど、「AV見てて主役の女優さん以外に目が行くようになったらプロだ」ってこのあいだ知り合いの男性が言ってたのを思い出してしまいました。「プロ」って何のプロだ。“男のプロ”か。
精油よりもキャリアオイルに目が行くようになったらプロ、という式は成り立たないと思います。当然ながら。にしても、
「あいつはそうとう深い部分を見てるよ…」
とか陰で言われてたら可笑しい。
  
精油に関する本を見てて「そこをもっと探求してください!」ってお願いしたくなる事が多々あります。
たとえば、以前こちらで友達に化粧水を作ってあげた話を書いたけど(←なかなか評判よくて、また作ってあげる予定)、あれで言えば、効果が強いといわれる物質を多めにサービスしたら全体の効果バランスがくずれるのではないかという不安は皆さんお持ちだと思うのですが、そのバランス論(相乗効果などに関して)まできっちりと説明してくれる本には今のところまだ会ったことがないから、自分でも実験してみようかなあと思っていたところでした。
成分のどれかをいじれば全体のバランスが崩れることは解っていながらも、その理由を詳しく立証できないもどかしさがあります。本には、書いてあったとしても「現段階では〜であろうと考えられています」というレベルで、(失礼ながら)ちょっともどかしい。もっともっと他の本も探してみます。
  
(※次回はアロマオイルの紹介をします)
 



顔ぶれ3(完)

Apr 3, 2004


【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】
顔ぶれシリーズ最終回ということで、厳しくまいります。
  
○ハッピーバスデイ/コーセー
ここ何ヶ月かのおたよりで一番多かったのは『ハッピーバスデイ』のリニューアルについてでした。(リニューアルされたのはわりと前です)
新しく生まれ変わった香りは、かわいいけどベビードール化してますね。
甘いフルーツぅ♪な装飾が香りにほどこされてる。薔薇をもっと前に出してやれよ!と責めたい気持ちが正直あります。先代までのハッピーバスデイは、とても良い意味で世間の流行と若干ずれていたと思うのですが、今回のリニューアルでそのズレがなくなって、世間のレールにガシッとはまっちゃった。
前代までのハッピーバスデイ君たちの声を「私はこのままで充分かわいい」だとするならば、今代のハッピーバスデイ氏の声は「私ってかわいい?メイクしてるから大丈夫だよね?イケてるよね?」ですね。たしかにかわいいのは認めるけど、いちいち他人の顔色うかがうなよって言いたい。ちょっとそこのハッピーバスデイ君、あのね、言っときますけどね、本当にかわいい子ってのは世間と多少ずれがあるものなんだよ。そこんとこを忘れないように。もう一度バラとしてのプライドを取り戻して、キミも天然美少女をめざしなさい。…わかったなら行ってよろしい。
  
ハッピーバスデイはライン商品としてシャンプーやらパウダーやら色々ありますが、パッケージが以前のものよりきれいに華やかになりました。商品キャラクター(モデル)は佐藤江梨子さんのようだけど、これ、乙葉ちゃんじゃダメだったのか? たしかに佐藤さんは多くの女性が憧れそうなスタイルをしているけれど、薔薇の雰囲気といったらそれはちょっと違うような気がする。(←乙葉ちゃんというのも、彼女のあの声のイメージだけで言ってますが…) 20代の女性に好かれるアイドルというと本当に限られてしまうから難しい。
フレグランスの広告アイドルという任務は責任重大です。かつての桃子コロン(資生堂シャワーコロン)のCMみたいに、「マジで、実際の桃子からもシャワーコロンの香りがしそう!」っていうほどのマッチングにはめったにお目にかかれるものではありません。
    
今代のハッピーバスデイのラインたちには、若返り効果・女性の味方効果でいま大人気の「ローズヒップ」を配合しているそうです。それで、モデルに佐藤さんを起用しているところからみても、おそらく20代前半(もしくは10代後半から)ぐらいをメイン対象とした商品だと思うのですが、…その年でもう若返りか。ちょっと待ってくれよ。
  
  
○そういえば同じくコーセーさんから『ドリームオン・コロン』という商品も出ましたね。ドリームオンコロンていう商品名がとてもかわいらしい。
http://www.kose.co.jp/cosme/doc/index.html
この4種の中では「つみたて花の香り」が人気が出るとみた。
  
  
○アイランドキッス/ESCADA
「今年のエスカーダはブルーベリーの香りであろう〜」と予言したのはどこのどいつだ。私なんだけどさ。
外れるのは解ってたけど、でもちょっとだけ期待してたんだよなあ。
  
発売日をずっと過ぎてから香りを試すぞ、と誓っていたにもかかわらず、発売日にわざわざ新宿をうろついてサンプルをもらってしまいました。“ESCADA”のロゴ入り服を着たお姉さんを南口で発見し、「サンプルくれー!」って駆け寄ってしまったのでした。発売日に新宿〜銀座あたりでこの手のお姉さんが出現するはずだと予測していて、それが当たった。肝心の香り予想は外れたくせして、こんなところで予想が当たりやがった。
  
このアイランドキッスのボディローションが素敵です。価格もオードトワレより割安で、香りの出方もきれい。150mlで3000円だもん。
オードトワレをパッと嗅いだ第一印象は、残念ながら変わり映えのしない香りだなあと思ってしまいましたが、見放したわけではありません。香調は、フルーティ・エキゾティック・フローラル、であるらしく、このフルーティとフローラルはともかく、エキゾティック部分は出すのも感じ取るのも難しそうです。よ〜く嗅いでじっくり試すとかすかに見えるかと思いますが、なかなか難しい。

トップノートで目立っているパパイヤというか黄桃みたいなフルーツ香だけだと簡単に飽きてしまいそうで、…誤解を招きそうで怖いのですが書いてしまおう→ 内側に秘めたる「ミルキー」…いや、ミルキーなんてそんなにポップな香りじゃなくてもっと黒ずんだような濃さのある甘さなんだよな…赤ちゃんのいる家にしみついた母乳臭みたいな、それ系統のコアな甘さがわずかに見えるので、黄桃の香りに乗せてこのコアな甘さも一緒に出せれば他者との差別化がはかれると思います。となればこれはかなりハイレベルな戦い。(だってなんか変にエロイ香りなんだもん!(笑))
これが出せるか否かは肌質にかかってくるのかなあ。脂分のある肌に、できるだけ薄〜く、それでありながら一点集中でつけてみたら目撃することができるかもしれません。難易度としましては…スーパーマリオで換算すると、Bダッシュで助走をつけてハンマーブロスを踏みつぶすぐらいのレベルです。つまり「思ってたより簡単だった」ってことです。まあ私クラスともなれば毎朝の登校前に8-4面までクリアしてましたから、ハンマーブロスなんてノコノコみたいなもんなんですけどね。
ええと、話がそれましたが、このアイランドキッスはムエット(試香紙)に普通にバーッとスプレーしちゃうと香りが爽やかな方向に変化していってしまいますから、これは肌で直接試してみる必要があります。肌のほうが断然オモシロイ香りになる。それで、私の肌質が変かどうか(私の肌質が変だからコアな甘さが出るのか)という問題に関しましては、他人の肌で調べさせてもらってから判定することにいたします。
  
   
  



顔ぶれ(2)

Mar 26, 2004


【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】  
前回に引き続き、近頃のフレグランスをいくつか。
といっても発売されたのが先月で、ちょっと時間が経ってしまったものもあります。
  
○ゴルチエ・クラシック(オードパルファム)/Jean paul GAULTIER
これはボトルのリニューアルのみです。パルファムとオードトワレはさほど感じませんでしたが、オードパルファムのボトルはかわいかった。20mlのコンパクトサイズでキャップがネジ式で、ロールオンタイプなの。ロールオンとは、ボールペンの尖端のようにフレグランスの塗り口部分がボール状になっていて、肌の上をコロコロ転がしながら塗るタイプ。少量ずつ加減しながらつけられるところが利点です。この甘い香りから見ても、ロールオンはうれしい気配りです(※でもこれは限定だそうです)。模様の色もきれい。
『ロードゥイッセイ・スプリングカラー/パルファム・イッセイミヤケ』も限定でボトルがリニューアルされました。
  
○ピュア ティファニー/TIFFANY
ティファニーの新作。私も好きだったティファニーの『シアー』というフレグランスはついに消えてしまいました。販売終了さようなら…。ピュアの誕生はそれに対するつぐないでしょうか?…ちがうな。
マグノリアやウォーターリリーが甘くみずみずしく品良く香っていて、おぉ!やっぱりティファニー!さすがだぜ。と思いました。いつもながらティファニーのフレグランスには、ご自身のブランド看板への愛着を強く強く感じます。そういうプライドって気高くて素晴らしい。
ボトルデザインも香りとぴったり。シンプルできらめいてる。
『アクアディジオ/GIORGIO ARMANI』の好きな私です…ピュアは、このフレグランスのトップノートから甘さとマリン色を少し抜いたような快い香りでした。
意外にスパイスの効いていた『シアー』よりも一段階なめらかになった印象もあります。
胸元で小さなダイヤが光るかのごとく繊細な香り。素敵だなあ。やりましたね。
  
○オスマントス/The Different Company
○ボァ・ディリス/The Different Company
こちらのブランドショップは日本ではごく少数で、商品を見られる場所がかなり限られてしまうのが残念です。以前こちらで書いたフレデリックマルさんもそうでしたね。あれも決まった場所(有楽町エストネーションなど)でしか売られてなかった。(フレデリックマルは伊勢丹本店の別館へ移転してしまいました)
ですが、フレデリックマルを通販していた業者もあったようなので、このディファレントカンパニーも誰かの手によって通販されるかな?もうされてるのかな?(これ書いちゃまずいのかな?)詳細はわかりません… 
『オスマントス』と『ボァ・ディリス』以外に、あと2種類ありますが、前者のこの2つに私は惹かれました。
●オスマントス(オスマンサスともいう=Osmanthus)は中国産の花(キンモクセイ)からとれる香料。高級です。
トップノートにはマンダリンなどの柑橘が入っているようですが、もちろん柑橘がツンと鼻につくわけではなく、やさしく清らかにオスマンサスをふちどっています。ちょうど春先の日ざしにぴったりだと思う。
線の細い女性のような色気です。抱きしめたら骨折するほどの。かぼそい香りにビックリしました。値段もビックリするほど高い!33,000円もするの!?と思ったらそれは250mlサイズの価格でした。ああそうか、それじゃ仕方ない。でもそのサイズのでかさにもビックリだ。
ムエットで見るよりも実際に肌にのせるとほんのり色づいて、さらにきれいな香りになります。体温が活かされるんでしょうね、きっと。
●ボァディリスはBois d'Irisと書きまして、イリス(アイリス)の香りですね。イリスは、アヤメ科の植物の「花」ではなく「根茎」から香料を採取する、これまた大変高価な香料でございまして、有名なところでは『CHANEL No.19』のパフュームなどにもこの香りが見られます。
このベルベット感ていうんですか、なんともいえない気品です。バイオレット(すみれ)をやや低音にしたような音の調和。グランドピアノについてるペタル(左側のほうのペタル)を踏んだ時の音ような、ベールに包まれる音の感触を、以前からイリスの香りに感じていました。このフレグランスも見事にそうでした。ミドルノート以降が特に見物です。エルメスの『Iris』よりもナチュラルかもしれません。自然の森の中で妖精をみるかのような神秘のベールです。…ちょっと誉めすぎかな。
  
  
『クリツィア・タイム(ウーマン)/KRIZIA』とか『マット・メタル/マサキマツシマ』とか『セレニティ/GHOST』をどうやって書けばいいんだろう。「神秘のベール」とか大げさなこと書いちゃった後だと何も書けないから、この3つはまたの機会に。
  
※次回が「顔ぶれ」シリーズの最終です。

  



最近のフレグランスの顔ぶれ(1)

Mar 19, 2004


【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】      
  ◇インラブアゲイン
かつて限定販売されたことで、のちに幻のフレグランスとなった『インラブアゲイン/Y.S.Laurent』がこのたび再販されました。この騒ぎを受けて、それまでこの香りを知らなかった人までもが「今回は一応、買っておくか」なんてことになって、なんだかよくわからないうちに買ってしまった人もきっとどこかにいるはずだ。
5年ちかく前になるでしょうか。これが初めて登場した当時。そのころの私は恋愛がボロぞうきんのようにボロボロでしたから、このフレグランスの名前を見て「なにさ!」って、いじけてました。思い出す恋愛もなければ復活する恋愛もない、次へ進むのみ。←こんな「やさぐれ女」とインラブアゲインとの相性が良いはずがなく、結局買わずじまいでした。
  
このフレグランスの香りは、グレープフルーツを強く感じるフルーティー・フローラルなのですが、ある女性の方からお手紙を頂戴しました。
  
《以下、引用》
インラブアゲインを購入してみたものの、ベビードールが苦手だった事を思い出し、ミドル(※ミドルノート)以降の香りとどう付き合うべきか考え中です。
何か良い方法はありますか?
トップノートだけが好きなフレグランス、というのが何種かありまして、多分、柑橘系の香りが好きな子供鼻なんでしょうね。《以上》
  
柑橘系の香りはつけた直後に見られますが、それを最後まで持続させるのはたしかに難しいですよね。
柑橘類には沸点の低い成分がたくさん含まれていて、このことは揮発性の高さなどと事がつながります。→揮発しやすい。→つけた直後でも鼻で香りを感知することができる。→トップノートのしくみ…とつながっていきます。フレグランスの劣化の原因のひとつは酸化ですが、こういった成分たちが空気中の酸素とくっついて過酸化物をつくってしまうことも大きく影響します。
※教科書みたいな文だけど、これは自分で書いた文章です。引用ではありません。(←なんか口惜しかったので書いてみました(笑))
また、熱と光に弱いというのもあります。ですが洋服の内側や身体の冷たい箇所につける、といっても持続させるのはムリですよね。それでもトップノートが飛ぶことを抑えるには限界があるでしょう。極端にいえば柑橘の香りを拡散させないようにすることは、香りを感知できいない状態にすることですからねぇ・・・
ビニール袋の中に入れた布(冷えた布)にフレグランスをしみこませて時折ビニール袋の口から嗅ぐと長持ちしそうですけどシンナーっぽくてヤバイ。
  
  
ぶっちゃけて言えば、『インラブアゲイン』じゃなくて『スーヴニールディタリー/rocco barocco』(香々庭園 #013)をおすすめしたいのが正直なところです。それじゃ何の解決にもなってないけど。
インラブアゲインの、はじけ飛び出すような柑橘のトップノートには負けますが、スーヴニールもなかなかに快く、しかもわりと長い時間持続します。それはおそらくグレープフルーツにプラスしてカシスのような香りが混じっているからだと思うのですが、このカシスの甘さは大変スタミナがありまして、そうとうな活躍。
グレープフルーツが一人ぼっちでマラソンしていればスタート直後に早くもバテちゃうけど、グレープフルーツとカシス系の香りとが一緒に走ることによって、カシス選手がグレープフルーツ選手の手を引っぱってゴール近くまで走ることができる。けなげです。
気づくとムスク選手がタスキを待っているのが見えてきて「おっ!?まもなくゴールじゃないか」という案配です。
 
たいていのフレグランスには時間の経過によってトップノート → ミドルノート → ベースノート といった香りの変化があるわけなのですが、その変化に「聞いてないよー」と思うことも多く、感じ方・とらえ方は人それぞれです。
たとえば『サムサラ/GUERLAIN』のように、いつの瞬間も芸術的な香りもありますが、人によってはこのフレグランスの「ラストが嫌い」とか「トップノートが嫌い」といった人もいるでしょうし。…サムサラは最後の香りが出だし部分とかなり違うから、ラストだけ嗅ぐとトップノートが思い出せない。ビートルズのヘイジュード現象ね。最後のほうを大声でめいっぱい歌ってると「ちょっと待って?(曲の)出だし、どんなんだっけ?」って思い出せなくなる現象。なぜそこまで曲を発展させるんだ、って思うような。サムサラもそれくらい出だしが思い出せないよね。…くだらない話でごめんなさい。
 
トップノートがフレッシュだから気に入ったんだけど、ミドル以降が気の抜けた炭酸ジュースみたいになっちゃって期待外れ、という場合も多いでしょう。特に、お手紙を下さったこの方のように柑橘のお好きな方には多いと思います。あ、炭酸の例えは良くないな。気の抜けたコーラ、わりと好きだから。←これをすこし温めてレモン果汁を入れて飲むとうまい…えっと、この例えは止めましょう。じゃあ「冷めたモツ煮込み」、これはどうだ。どうだって言われてもなあ。
とにかく、ミドル以降が自分の希望にそぐわない香りに変化してしまう場合も多々ある、ということが言いたかっただけなのですが、…この行数はなんだ。
フレグランスを買うときは時間をたっぷりとって、きちんと試さないと損をすることにもなりかねませんから、ご注意ください。
 
  



ゆるカレー

Mar 11, 2004


【しゃんしゃんマンジャーレ(美味しいもの事情)】
  ◇潮干狩り第一号

しばらくぶりに実家付近で潮干狩りをしたんです。
桜が咲くのを待ってたら遅い。春になる寸前、早いほうが身がやわらかくて美味しいので、潮干狩りとなると時期を急ぎます。
貝の種類といったらアサリとかアオヤギが主流で人気のようだけど、そのへん(波打ちぎわ)にゴロゴロ落ちてたり、軽く埋まってて簡単に掘り出せる貝のほうが私は美味しいと思います。アサリみたいに、ふちの部分が固い貝は食べててシラケちゃうんだよなあ…
みんな貝を獲った後にこの貝だけ捨てていくみたい(持って帰ってもしようがないと思って)。名前もあやふやな貝。雑草のような。だけどこの貝は身がてろてろしてて、つるんとした喉ごしで、こんなにうまいものを捨てて帰るなんて信じられない。
  
この貝で作ったカレーが、これがまたとてつもなくゆるい味でねえ…
『ゆるカレー』
味にまったく意志がない。緊張感もない。でもたまにはこういう「ゆる料理」のおだやかさも楽しいもんです。
カレーに入れる具は、貝とネギのみで、そのネギもタマネギじゃなくて長ねぎ(←とくに青い部分が美味しい)なもんだから、質感も「でろでろ」。とろけてます。
  
むいた貝と長ねぎをバターで炒めて、ちょっとだけ隠し味程度に醤油をたらしたら、あとは普通にカレーを作るだけ。
20分ちょっとでできあがっちゃうくせに、ずっと前から食卓にあったかのような馴染み具合。ショウガとか大葉を薬味に入れちゃうと味がしっかりしちゃうからダメです。いけません。そんなシャレた物を入れちゃいけません。ゆるカレーはあくまでも貧弱でなければなりません。
※バターはなるべく無塩バターを使う
※長ねぎは2cmにぶつ切り(青い部分を多めにしたほうが美味しい)
※カレーのルウはできるだけ安物で、甘口がよい
※貝は、むいて、はらわたを取り除く
  
この貝を生のまま甘酢(酢に、少量の砂糖と醤油)であえても美味しいし、この貝を天ぷらにしたものも美味しくて、さらにはその甘酢のつゆに天ぷらを浸して食べるとダブルで美味しい。めくるめく「ゆる料理ワールド」に、かっこいい高級和食料理の出る幕なんてありません。
  
  
かつて母の四十肩もピタッと治ってしまったという潮干狩りの驚異たるや。…夢中で貝を掘ってたら、日が暮れる頃にはいつのまにか四十肩が治ってたらしい。それほどまでに人を熱中させる力が潮干狩りにはある。
宝探し感覚です。
シャベル(スコップ)を逆手に持って、斜め25度の角度でもって、シャッ、シャッ、と掘っていくんだけど、素人はスコップの先で貝の貝殻を傷つけちゃうんだな。それは貝がかわいそうだから、なるべく子供用の先の丸いシャベルを使うべし!という掟をつくってみました。昔むかし、幼稚園のイモ掘り遠足の時に配られた扇型のシャベルが最高に良い具合だったんだけど、なくしてしまった。せっかく金属製だったのに。ふつうのシャベルだと縦に長いから砂ばかりすくっちゃって手が重たくなるけど、扇型なら手元も軽く、効率よく貝が掘り出せるというわけです。
さらには・・・素足でそ〜っと砂を踏んで、埋まっている貝の気配を探るというウルトラ技もあります。
たまに、呼んでもいないのに向こうからわざわざ潮水を吹き出して居場所を知らせてくるアホな貝もいる。
「アホ」
すぐさま私に狩られることになります。
   
これほどまでに原始的かつ「無」になれる遊びはありません。
    
  



「似合う」問題

Mar 1, 2004


【しゃんしゃんメール(おたより紹介)】
  ◇香水が似合うかどうか
フレグランスの「使い方」に関するおたよりをいただきました。
書かれているのは、本などでよく見られる記載について。
  
《以下、引用》
「何々にはこの香水が合います」とか「どれとどれはだめです」とか「○歳〜○歳ぐらいに適しています」みたいなつけ方ばかりでなく、使い方なのですね。
これまで、夏は夏用、冬は冬用という風に香りの調合がされているものと思い込みがちだったのですが、香りのもつイメージ性を季節にとらわれるのではなく、うまくその時どきの自分に取り入れることができれば、もっともっと香りに対する守備範囲が広くなるぞー、と喜んでいます。
ただ、一般的によく言われていることで、人から見ると、
「自分の好きな香り = 自分に似合う香りではない」
と本などにあるのですが、そこをつかれるとつらいです。
《以上》
  
  
■私のまわりには香水をまったく使ったことのない知り合いがわりと多くて、彼ら・彼女らは一番上に書かれてあるような内容を私に質問してきます。
「で、最初はどうすればいいの?」などと訊いてくる。
「どうしたもこうしたも、つければいいんだよ。フレグランスを肌に」
そんな答えじゃ彼らも納得がいかないようで、
「それでも一応のガイドラインとして、こういう時にはこの香水、みたいに目安になるものが欲しい」と言う。
なるほどな、と思うから、フレグランスについて文章を書く時の参考にはさせてもらっているけれども、あんまりにも手取り足取り教えてあげ過ぎちゃうのも逆に良くないような気がするので、そこは様子をみながら…
  
香水に関するガイドブックやカタログ誌、雑誌のフレグランス特集などを見ていると、「〜向け」とか、これこれこういう女性に〜といった内容が多いようです。
あとは、「理想とする自分の姿」と照らし合わせる選び方などもあるようです。
それらのガイドラインもある種の親切だとは思いますが、「親切さ」にもいろいろ種類があるもので、私はそういった類いの親切さにはあまり興味がないので、そのような本を見はじめた当時はそういった記述を飛ばして読んだりもしました…
  
当時のそういった本に、自分が冬に常用しているフレグランスのことを、
“夏にはコレ!”
“気分をリフレッシュしたい時はコレ!”
などと書いてあって不思議に思いましたが、でもその事はすごく勉強になりました。何が勉強になったかというと、フレグランスについて人それぞれいろんな見解があるのは当然なのですが、なぜそう思うのか、その根拠を相手が納得いくように説明してあげる必要性に気づいた。それがなければこの時の私のように反対の感覚を持っている者は納得がいかない。そこの説明部分の手間を惜しむのは「不親切」だと思った。
  
相手の思考の手助けとなり、さらにはもっと思考を加速させるような「教え」は大好きで感謝できるけど、相手の思考を止めてしまうような「教え」はそれ以上広がらないからつまらない。そういう退屈が私は嫌いです。それを「マニュアル」と呼ぶのはさらに嫌い。
「この本を見て書いてある通りにしておけば、ほぼ間違いないだろう」と思わせるまでに先回りして教えてあげちゃったら、それ以上は何も考える必要がないから相手の思考を止めてしまう危険性がある。もちろんそれを見た上でも割り切って自分なりに使いこなせる人は多数いるかもしれないけど、そうでない人も存在するわけで、…そう考えると、長い目で見たらそれは不親切だとも思う。
何を親切と考えるかの差異だと思うのですが、自分の「親切観」はそういったところです。
ですから逆に、できれば香水のことなんて何も考えず、一朝一夕に香水を取り入れたいと思っている人にとっては私の文章はかなり不親切にうつると思います。速攻マニュアルとして使えないから。
      
フレグランスの使い方について、何が正解で、何が間違いか、といった問題を話すのはあまり好きではありませんが、私は原則として、
“調香師さんの気持ちを踏みにじるようなことをしない”
ということを念頭に置いています。
たとえば…フレグランスの香りがキツイからといって水やアルコール等で薄めちゃうとか、市販の香水に自分の好きな精油を混ぜちゃうとか。あるいは自分の気に入らない香水を口汚く罵ったり。
…そういったことは、やっぱり、すべきではないと思う。
おおむね、フレグランスにおける気遣いというと「周囲の人への配慮」がトップにあげられますが、そこに加えて調香師さんのことも考えてあげるとさらに優しいと思います。
    
以上をふまえた上で…それでもまだいろいろとしがらみもあるかと思いますが、なるだけ自由にのびのびとフレグランスを実験してみる。
「自由に」と言われても、人はなかなか自由になれないものですが(自由に、自由に、ってそこにこだわると逆に不自由ですね(笑))、回数をかさねればそれなりに焦点が定まってきて「これだ!」っていう感触が見つかると思います。
その瞬間が最高なんですよね。
あの満足感…
「だけど、もっともっと頑張るぞ!」という前向きな満足感です。その最高気分をあじわったことがあるだけに、ゲームの攻略本みたく完全に何から何まで先回りして教えちゃったら悪いよなあと思うわけです。それに、書いてある通りにつければその感触がつかめるとも言いがたい。
   
  
“フレグランスが似合う”という言葉のとらえ方について。
これはなあ…。
「あなたにはこの香水は似合いません」なんて言われたら誰だって嫌ですよ。「♪大〜きな、大〜きな、お世話サマー!(とんねるず)」って歌いながら頭突きしてやろうかと思うよ。
   
「この人はフレグランスがとってもよく似合ってるなあ!」と感激することはあっても、
「この人、ぜんぜん似合ってないなあ」と思うことは私はありません。
街を歩いててすれちがう人みんなが同じフレグランスをつけてて「いいかげん見飽きたなぁ」と思う時はありますけど。でもそれも、今はこの香りに夢中な人が多いんだなあと思うだけで、「似合わない」とは思いませんよ。この人はこの香りが好きでつけてるんだろうなあ、それ以上でも以下でもない。
(※「香水のつけ方(つけ加減が上手いかどうか)」と「香水が似合う」というのはまったくの別問題で、ここでは後者について書いてます)
  
フレグランスに関して、「似合うかどうか」を必要以上に気にする人は、きっとフレグランスというものをファッション的にとらえているんだと思います。フレグランスがきれいな洋服に一段と彩りをそえてくれたり、つける人にオーラをあたえてくれたり、そういった役割りを担ってくれる場合もたしかにあるけれど、だからといってフレグランスの役割りがそれだけだと考えるのはあまりにも発想が貧困でしょう。(「身だしなみ・エチケット」という考え方もどちらかというとあまり好きではありません)
  
洋服やアクセサリーなどもそうかもしれませんが、私は香水にたいしては特に「親友」や「恋人」にたいする感情に似た想いがあるので、自分の好きでいるもの(人)を他人が「あなたには似合わない」などと判定するのはいかがなものかと思います。
といってもフレグランスにふれて日が浅いとどうしてもそこらへんが気になってしまうでしょうし(←私はふてぶてしいので当初からそんなこと気にしていませんでしたが…)、そんな時に「その香水には○○の服を合わせてコーディネートしてます」みたいな書き込みやそれらしき記事を見つけたなら「自分もそうしてみようかなあ」と思うのはごく自然なことですが、それも「こうでなければなりません」ということではありませんし…それは分かっているつもりでも、でも、なんとなくそれ以外であってはいけない…?ような錯覚におちいりますよね。
  
自分に自信を持つというのも程度がありますが、少なくとも、自分の好きな香水をつけていて相手に「あなた、その香水似合ってないわよ」と言われたらムッとするぐらいのプライドは持ってて損はないと思います。そんな失礼な指摘に右往左往してやる必要なんてどこにもないんだと、どっしり構えておかないと、「その香水はもっと華やかな服を着た時のほうが似合うんじゃない?」なんて言われて、「この人の言うとおり、この香水はいつかキレイな服を着た時のためにとっておこう」なんてのんびり構えてたらせっかくの香水が劣化して台無しです。気に入った香りは気に入ってるうちにどんどん使ったほうがいい。だからねえ、そんな指摘は『大きなお世話サマー』なんですよーほんとに。
   
   



春待ち

Feb 19, 2004


【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】
  ◇春を待つあいだの花々
かわいコちゃんの名前はすぐに覚えちゃう男の人がいるけど、私は、よい香りの花の名前だけはかろうじて覚えることができる…。けれども花の形状に関する記憶はぼやけているので、後からそれらの植物を写真で見てもいまいちピンとこない。きれいな色をしていても香りが無い花は、ほとんど名前を知りません。
ヒヤシンスや水仙の香りは、これ単体でフレグランスになりうるほどのボリューム感ですね。ロウバイという花の香りには、梅の香りをもっとわかりやすくしたような清らかさがある。
    
このあいだ湯島天神名物の梅のお菓子を食べました。梅の形をした和菓子で、てっぺんに梅干し状の梅(ほどほどの酸味)が乗っかってて、「やるな、おぬし。」湯島天神も梅でにぎわっているようです。
水戸の偕楽園へ行かれた方から「『梅春薫』を買いました」というおたよりを頂戴しました。ありがとうございます。香々庭園に書いたことを憶えていてもらえたなんて、とってもうれしいです。私は紅梅の花の香りをかぐとこの香水のことを思い出します。
   
いちご。
永作博美さんのご実家は「ストロベリー・ファーム」だそうですが、みなさんは苺を栽培しているビニールハウスの中の香り嗅いだことありますか?
とっても幸せな香りに満ちています。
ポカポカあったかくてねぇ。
このやさしいイチゴの日だまりハウスに毛布を持ち込んで昼寝したら気持ちいいだろうなあ。
   
先日、一足お先に沈丁花の香りをかいじゃいました。
これから楽しみですね。
  
菜の花はねえ…もう私は一生分をすでに食べつくしてしまった感がある。やっぱり千葉県うまれ、この花が子供のころからあちこちにやたらと咲いてまして、そうとう食べました。
菜の花ごはん、菜の花の味噌汁、菜の花のおひたし、あとは菜の花の天ぷら、それとか菜の花の野菜炒め(ただ菜の花を油で炒めて醤油かけただけ…。)、それからそれから菜の花の・・・
気づけば連日、毎食、食卓に菜の花メニューが2〜3品かぶってるくらいのことはザラで、しかもうちの母の仕事がこれまたえらく雑で、菜の花をあんまり洗わないまま味噌汁の鍋にぶちこんじゃうもんだから、こまかいホコリだかゴミだかムシだかよくわかんないものが味噌汁に浮いてるんだなぁ。よ〜く見るとフヨフヨ浮いてて気持ち悪いから箸でつまんで取り出そうとすると父ににらまれておっかないので、そのまま飲んじゃってました。父ににらまれて怖い思いをするくらいならムシやゴミを飲んだほうがまし。菜の花の味噌汁は目をそらしながら飲んでました。
   
この季節いちばん好きな香りは、ストックの花。
大いなる、粗野な芳香。
スイトピーの花の香りが今流行りの「チワワ犬」だとするならば、ストックの香りは「泥まみれの雑種犬」。昔から私は小汚い犬が大好きなんです。犬の中で一番かわいいと思う。
ストックの花は安価です。安いうえに、切り花の状態でもヘタすると1ヶ月ちかく保ってしまう。花の香りは、すぐそばで嗅ぐとかなりきつい。…そんなところが仏花向けなのかもしれません。青雲のお線香とも合いますね。
玄関など、たまに通る場所や広いスペースに飾るのが良いらしい。
「玄関が 日だまりならば 尚よろし」
ストックの五・七・五です。



「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト・☆」

Feb 14, 2004


【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】 
  ◇バレンタイン
身のまわりのさまざまな香りをフレグランスにしたユニークな商品の数々。
ディメーターのフレグランスです。
昨年のバレンタインに、こちらのメーカーから期間限定で『チョコミントの香り』というのが発売されました。(※日本国内での話です)
「チョコ」と「ミント」でいったら、チョコのほうが勝った香りでした。女子のみなさんはご記憶にあるでしょうか、チョコを湯せんで溶かした時のベターッとした甘さなんですけど。食道がキューッとするようなチリチリした甘さというんでしょうか。そのにおいがします。楽しい商品ですね。
   
「バレンタイン限定」などのフレグランスはあっても、それもせいぜい通常フレグランスの特別バージョンとしてバレンタイン記念用にデザインされたボトルだとか、でなければバレンタイン用お得セット販売くらいなもんです。それを買うのもたしかに楽しいかもしれないけれど、バレンタイン・ホワイトデーがただの男女間のプレゼントの口実なんてことになったら日本も淋しくなります。
     
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香々庭園に書いた、例のアナウンサーさんだけです。それ以外に好きな男性にチョコを贈ったことは今のところまだありません。(この歳になって「今のところ」っていうのもなんだかなぁ…)
反対に、バレンタインの日に男性からGODIVAのチョコレートをもらってホワイトデーにプレゼントを返したことがありました。男性といっても会社の上司なんですけど。チョコレートに、「いつも仕事を手伝ってくれてありがとう」ってメッセージを添えてくれたんだけど、だってそれが私の仕事なんだからしょうがないじゃないか。とても嬉しかったです。このときはじめて男性側の喜びと苦労とを知りました。この1ヶ月間のうちに相手へのお返しを選ばなければ…どういうものを贈ったら喜んでもらえるのか…。
とはいえ、バレンタインに何ももらえなかった男の子の気持ちはあじわったことがないので、そこはまだ修行の足りない自分です。
   
たまたまバレンタインの日だったから家でホットケーキを焼いてそれを持っていって、知り合い(男性)に渋谷でムリヤリ食わせたことはあります。
ですが本当に好きな人の前ではバレンタインだなんてミーハーに騒ぐことさえも申し訳ないような気がして、かえって何もできないものです。
   
    
チョコレートといえば、このあいだ銀座ウエストの喫茶室でブラウニーみたいなチョコレートケーキを食べましたよ。(おそらくこれはバレンタイン向けのメニューかな?)
チョコレート風味のそのケーキは温かく、味はビター。同じプレート内には冷たいバニラアイスと生クリームもある。フムフムこれらを一緒に食べて温度差を愉しめ、とな。
プレートの横にちょこんと乗ってるミントの葉は基本中の基本。もちろん食べます。そして紅茶はキームン。これで香りの差を愉しめ、とな。
ふだん甘いものはそんなに食べる習慣がないのですが、この日の私は何か勢いづいていて、お酒を飲んだ後でウエストに寄ってこれを食べたという。そんな自分を「女の子らしいな♪」と思っています。
余談になりますが、このときウエストの閉店姿をはじめて目撃しました。はたしてどんなふうに閉店するのかな?と思ったら、それまで悠々と流れていたクラシックをいきなりブツッと止めて、店員さんより一言、
「閉店です」
ばっさりと斬り捨ててくれました。トランペットの『ほたるの光』をやんわり流すとか、閉店に向けて普通はもうちょっと何かゆるやかなステップがあると思うんだが。
このぶっきらぼうな閉店姿にますますウエストが好きになった私です。
   



硫黄いろいろ

Feb 6, 2004


  
まずは下の項目からお読みくださいませ・・・
話が続いてます。文字数が多いので、2つに区切りました。
  
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■硫黄もおもしろいですよね!
マッチを擦った瞬間の匂いにみられる、変に香ばしく鼻に奇妙な快感をもたらす匂い(鼻腔にチクッと細く刺さるような)、やや強引ではあるけれどもあれもイオウといえばイオウだし、私が香々庭園で大騒ぎしていた「青潮」もイオウ…このとき私は「干しシイタケの戻し汁を岩にぶっかけたような、磯くさい匂いだ」と書きましたが、これはですね、すごく、すご〜く大正解な表現なんですよ☆ なぜならば磯独特の匂いもシイタケの戻し汁も同じ香気成分だから。
  
磯といえば「海苔」(アオノリなど)。この定番の匂いに Dimethyl sulfide というのがあるんですけど、なんとこの成分はシイタケにもある!
厳密に言えば、シイタケ自体にその成分があるわけではない。だから生シイタケをかいだところでその匂いは見つからない。
でも、シイタケを干して乾燥させたものを水で戻すと、その成分は出現する。
だから私は「シイタケの匂い」と書かずに「干しシイタケの戻し汁」と書いたのです。にもかかわらず「シイタケ(キノコ類)ってそんな匂いしましたっけ?」っていうご感想が来ちゃった。だからそうじゃない、ぜんぜん違うんだってば、生のシイタケと戻し汁とではあきらかに匂いが違うでしょう!って、そんなにムキになる必要などないのですが、ここはひとつムキにならせて下さいな。
  
  
ワインの勉強には悪臭学なるものがあるそうです。
悪臭と言うと響きが汚いですね、ワイン業界では「フォルト」と呼ぶのかな。べつに「これは欠陥ワインですな…」とかいって、あら探しをするわけではないんだろうけど、そのワインに隠れひそんでいる悪臭を見つけ出す訓練をするそうです。見つけ出すと同時に、どの程度の量それが邪魔しているのか、そこまで診るらしい。
それでまずはその悪臭を覚えるための、モデルとなる何種類かの「悪臭モノ」が詰め合わせになった勉強キットも存在するらしく、部外者の私がおもわず買いそうになってしまったのですが、でもそのセットが高い! 
ざっと単純計算してみて、
「1悪臭あたり、1250円」
1悪臭あたりの分量がごくごく微量だから、かなり割高。まあ大量にあっても使い道ないからあれなんだけど。
どうよ、買う? 買わないだろう。なんでクサイ思いするのに金を払わなきゃならないんだ。
でも私は買いそうになった。
   
その悪臭(あえて「フォルト」と呼ばないことにします)の一つに『腐った卵』っていうのがあって、「こ、これは!」と思いましたね。亜硫酸ガス系。なんと因果な。
  
______________________
 
■ついでにゴム製品の話も・・・
むかしむかし、それまでのゴム製品の欠点をカバーするために「硫黄」を加えてつくったことは歴史的な大発明であった、と何かの本に書いてありましたが(以後それを「加硫法」と呼んでいるそうです)、硫黄系と塩素系って、鼻ざわり(触感)が近いような感じしませんか?もちろん物質そのものはまったく別のものなのですが…硫黄と塩素。もしくはゴムとプラスチック。あるいは白・灰色っぽいビローンと伸びるゴムとキッチンハイター。
「だからネギとリカちゃんは似ているのだ」と強引に結び付けるような真似は致しませんのでご安心ください。
でもなぜか似てる。
ネギの青い肌、あのキュルキュルした手ざわりの部分がリカちゃんぽいんだな。ネギっていうと、たいていの人は食べた時(口に含んで噛んだ時)や包丁で刻んだ時の匂いを連想するから、そこで話がくい違っちゃうと思うんだけど、私には依頼者の気持ちが通じましたぞ。
  
補足すれば、「リカちゃん」に限定せずに「キューピーの貯金箱」でもいいと思う。
干しシイタケの戻し汁と磯の匂いが同じであることを鼻でつきとめた私が太鼓判を押すのだから間違いない。
「似てます!」
   



リカちゃん人形の匂いについて

Feb 6, 2004


【しゃんしゃんメール(おたより紹介)】
    
《おたより》以前書かれていた「アルデヒド」の所をもう一度読んでみました。
それである事を思い出したのですが、だいぶ前、探偵ナイトスクープという番組で 、
「リカちゃん人形の足が白ネギの匂いと同じと思うのですが、調べて下さい」
というのがありました。(ささもと様、関東にお住まいですよね?この回の放送はまだ関西のみだったと思うのでご存じないかと)
その時は私も香りにあまり興味がなかったので、しっかり覚えていないのですが、 どくだみや香草がアルデヒドだとすると白ネギもアルデヒドでリカちゃんの足もアルデヒドだから、男性がアルデヒドに興味がある、とならないでしょうか? 《以上》
  
  
■おたよりどうもありがとうございます。
リカちゃん人形・・・私は(子供のころ)一つも持っていなかったのですが、ともだちの家でたまに触らせてもらっていました。
大人になった今、
“九州・沖縄サミット記念品(特別バージョン・リカちゃん)『サミット・リカちゃん』”
というのをなぜか持ってます。戴き物なんですけど。
素材も年々変化してきているようですね。これは昔のとだいぶ匂いが違う。足とか、もうちょっとプクプクしてたような気がするのにスッキリしたラインになってて、顔と足と腕と髪の毛と、素材はすべてバラバラ。
  
当時の探偵ナイトスクープを拝見しておりませんが、いわゆる「ソフビの匂い」のことではないでしょうか?(まさかセルロイドではないと思いますので…)
※「ソフビの匂い」・・・このあいだ私が「タランティーノ監督が似合う」と書いた、例の匂いのことです。
新しいゴムボール臭にも少し似てるんですけど、それよりももうちょっと粘り気が強い感じの匂い。怪獣モノのソフビともなると、そのバリエーション豊かな塗料の匂いも含めて、かなりイカした匂いがするんですよ☆ とくに銀色のやつとか。
塩化ビニル素材ですね。(塩化ビニルの本も見てみました)
   
大きくは「プラスチック」ですものね。
塩素の匂いがメインなのではないでしょうかねぇ。人形よりゴムボールのほうが、塩素臭はクリアに出ているような気がします(※カルキくさい水道水のような塩素臭)。
現在は環境問題等でソフビの詳しい事情がわかりませんが(いや昔も知らないが…)、ソフビ人形は可塑剤というものを注入して人形の柔らかさを調整するらしいので、その可塑剤の量によっても匂いの加減は違ってくるのかもしれません。
それで、リカちゃんあたりは「肌色感のある匂い」という趣もあると思います。ネギっぽさを感じるのもこの「肌色」な部分だと思うのですが、いかがでしょう。
  
「ネギと似ているかどうか」ですが、長ネギが白色→緑色に変わる箇所の匂いにとてもよく似ていると思います。ちょうど枝分かれしてる所。その表面(ネギの肌?)の匂いがひじょうに近いと思いますよ。切っちゃったらダメです、そのまま1本の姿をしているものに限ります。(ネギに関しては口うるさい私です)
ですが、客観的に見て…たとえばガスクロマトグラフなどで成分を比較しても同じ成分は見つからなさそうな予感がします。
なぜかというと、「匂いそのもの」が似た性質なのではなく、「鼻ざわり・触感」が似ているのではないか?と思うからです。私だったらそう考えます。
ちなみにネギの香り成分は、Allyl methyl sulfide をはじめとする、さまざまな含硫成分。イオウです。
…ついでに書きますと、「ーide」という接尾語(ラテン系の接尾語)は化学系の名前にかなり多くて、名詞形(もしくは形容詞形)にまとめる際によく使われています。「Oxide」とか。
          
・・・こんな感じでよろしいでしょうか。
男性の方がアルデヒド話に興味をしめされたというのは、「匂いそのもの」にたいする関心ではなくて、話の流れ的なことにたいする関心だったのではないかと私は思っているのですが…どうなんでしょーか(笑)
さすがに私も女性を相手にアルデヒド話をしゃべるほど、そこまで場の空気の読めない女ではないので、あまり女性相手にその手の話はしないのですが、それでも「この人はイケそうかな?」と思う女性には話してみたこともあるんです。でもなんか反応はイマイチだった。男性のほうが好反応率は高そうです。
  
  
・・・次の項目へと続きます。  



※ご注意ください

Jan 30, 2004


昨日、私が書いた「自分で作っている化粧水」について、(知り合いからなのですが→)質問をもらったので、一応この場で補足させていただきます。
下にも書きましたように、カモミールの精油を使っているわけではありません(それは濃すぎて危険…)。花から抽出して作るので、効果もゆるやか、のんきにぼちぼちやっていきましょう、という程度のものです。私と同じように「多くを求めない人」だったら、その良さをきっとわかってもらえるような気がします。自身の肌に「もっとキメが細かくなれ!」とか、あれやこれやと注文をつけずに、できるだけ肌を解放してやって見守ってやる方針です。
※「精油」と「エキス」は別物ですので、そこは誤解のないよう充分ご注意ください。
脂性肌の女の子に作ってあげると書いた化粧水も基本は花ベースであり、精油をドバドバ入れて作るものではありません。
なかには精油をアルコール等で薄めて使われている方もいらっしゃるようですが、一応それは充分に注意する必要があると思います。かぶれる方や、精油の種類によってシミになったりと、トラブルもたまにあるようです。(私は否定も肯定もいたしません)
  
薬効成分がどうのこうのという話は、仮にうーんとうーんと希釈したら?の話です。(0.001g単位のものを何リットル単位で薄めるレベル)ですので、実際に混ぜるとしてもそれなりの器具(計測など)が必要になってくるかと思います。ただ無責任に思い付いただけのことで、実際これで効果絶大だったということでは決してありません。誤解を招くような書き方をいたしまして申し訳ございませんでした。何か事故があっては大変ですので、充分にお気をつけくださいますようお願い致します。
  
__________________________________
   
さきほど、これを見てくれた友人が電話をくれて、「化粧品て自分でもけっこう簡単に作れるんだね。私も精油買って来て混ぜてみようかな。カモミールの化粧水はどうやって作ったの?」と間違ったことを言っていたので、もしや精油を薄めるだけで簡単に化粧水が作れると誤解されている方が他にもいらっしゃるかもしれないと思い補足させていただきました。
   
  



お肌にあてがいます

Jan 30, 2004


【アウトオブしゃんしゃん(雑記)】
  ◇化粧水 
  
香水の勉強をするとなるとどうしても香料(原料)が必要になってきます。うちにもいくらかあるのですが、その中には品質の良い精油(アブソリュート)が多数あって、昔の香水というのはこういう高価なものを「ああもったいない〜」と思うほどドバドバ入れてしまうんだなぁ、などと考えながら天秤で量って遊んでおります。
  
そこで、ローズなどビーカーの底に残ったオイルがもったいないので、そこに純米酒やら精製水やらを注いで(うーんと薄〜く薄〜く希釈します)かき混ぜて、それを顔につけています。とても気持ち良くて、肌にも良いらしいので、いつもこうしています。香料の種類にもよりますが、今後も後片付けがてら、いろいろ試してみて、ゆくゆくは分量もきちんと決定させる予定。
  
化粧水よりももっとライトに使用できる「肌水」みたいなものでしょうか。ヒマなときに顔にシュッとかけるやつです。今までそんなシャレたものは使ったことがなかったのですが、この際だからやってみています。せっかくの高級ローズですから、たったの0.1滴もムダにはできません。捨てちゃうなんてとんでもない。自分で作成した白地図によれば、ブルガリアで採れるローズ精油のところには「A」と書いてあるな。ローズ精油の中でも一級品だもの。それは芳香のすばらしさからも容易に見当がつきます。
 
   
じつは以前から、ふだん使う化粧水は自分で作っています。最初は母が作ったものを小分けしてもらって使って、その後も継続して自分で作っています。といっても作るっていうほど大したものじゃなくて、ただカモミールの花に純米酒を混ぜただけの大ざっぱなやつ。でもこれさえあれば真冬でも乳液いらずだし、調子が悪ければ「米のとぎ汁」や「アロエの中身のヌラヌラしたやつ」という隠し球もとってある。いろいろ強い味方がいてくれて、本当にラクチンで助かります。
  
当然ながらこれは人によってそれぞれ違うことですが、私の場合はメーカーの基礎化粧品だとすぐに飽きちゃう。「肌が飽きてしまう」んです。だから継続して使っているとどうしても効果を感じにくくなってきて、そのくせ何かが蓄積されてゆくような重たさを感じて鬱陶しい。あと「効果がわざとらしいな」とも思う。サプリメントにも感じるようなその「てっとり早さ」がどうも自分の体質には合わない。それに結局どの化粧品も単品ではダメで、自立性に欠ける。この化粧水の効果を保持するためには乳液が必要で、さらには美容液も、たまにはパックも…ってそんなのいちいち全部きいてたらキリがないし顔はベタベタになっていく一方。「おまえ一人じゃ頑張れないのか!この根性なし!」っていつもメーカー化粧水を叱っていました。
天然のものはその逆で、長年にわたって同じものを使えば使うほど肌になじんできて、どんどんシンプルに、どんどん使いやすくなってくる。
 
元来、ナチュラル指向というわけでもないので、この化粧水も「天然だから」良いと感じたのではなく、私の場合「入っているものが少ないから」良いと感じたのだと思います。カモミールは精油ではなく花から成分を抽出したものを使っているのですが、その花だって本当に天然100%のものなのかどうかも不明です(※たとえば合成着色料の可能性など)。でもそこまで追って調べるのも面倒だから、それはもう信頼してますってことにして、なるべく考えない。むしろ日本酒の効果が大きいのかもしれないけど、シンプルだし、いいじゃないかということで、ひとまずこの化粧水を“最良”としています。
手作りのものを使ってます〜なんて言うと、マメな人かと間違われるけど、いえいえとんでもない。化粧品を買いに行くのが面倒だから自分で作ってるんです。
この要領で、はたして何歳まで年を越せるか。
ただいま人体実験の真っ最中でございます…
  
  
 
うちに遊びに来た友達が、(化粧水用に)花を漬けてあるボトルの山を見て、
「面白そう! 私にも何か作ってよ」と言ってくれたんですけど、それスゴイ度胸だなあと思いますよね。これまでランコムとかクラランスなど大御所の基礎化粧品を使ってた人に、いきなり自作のショボイ肌水を渡すのもどうなのかなあ。なんだか申し訳ない。メーカー品のほうが肌に合う人はたくさんいるからねえ。というか、そういう人(もしくは「そうだと思い込んでいる人」)が大多数だからこそランコム様たちが天下でいられるわけでしょう。効果もメーカー品のほうが華やかだし…
それなのに「私が実験台になってあげる」だなんて、なんと寛大な人でしょう。
そういうわけで、彼女のためにも今すこし念入りに考案していますが、かなり不安なところ。
  
でも、秘策を思いついたのです!
  
たとえばラベンダーなり何なりに含有される「薬効成分そのもの」もセットの中にあるので(なんとそれも持ってる! あやしいなあ私)・・・
これをほんの少〜し、ほんの少〜しだけ加えて栄養にボリュームを出すのは…どうだろうか。やばい?それじゃ結局サプリと同じ発想になってしまうのかな。(ビタミンBサプリを粉末状にして入れるとか、そこまで姑息な手はさすがに使いませんけど(笑))。まずは第一作目の試作品をみてもらって、話はそれからだ。
彼女は現在29歳で、長年ニキビで悩んでいるようです。脂性肌。
こちらでも以前紹介しました「レモンセントティーツリー」の精油には私も日ごろ何から何までお世話になりっぱなしなのですが(今の季節だったら風邪予防とか)、彼女にもこれを短気的に試してもらおうかと思っています。「ユーカリ」も少量混ぜたらさらにパワーアップするかな…強すぎるかなあ?肌に直接じゃなければ大丈夫かなあ。もしくは「(ブルガリアン)ローズ」か「(真正)ラベンダー」か。それでも刺激が強すぎるかなあ。
3種、試作品を作ってみるつもりです。
精油は成分が強くて、ほんの1滴でも有効だから素晴らしいよね。(その分、充分に用心して扱わなければいけないのですが)
  
殺菌と保湿(レモンセント)か、女性ホルモンの調整と若返り(ローズ)か、抗ストレスと肌の回復力(ラベンダー)か。どれに徹するかを診てみる。もしくは3種を使いわけてもらう。
数値はきっちりと細かく、保存・管理は厳密に。成分比率を計算すべく電卓をたたく日々です。それが今いちばん楽しい自由時間のすごし方。
   



2003年をふりかえって(2)

Jan 24, 2004


長らくお待たせしました。前回に続きまして、昨年に登場したフレグランスをふりかえってみたいと思います。
主観でいきます。
   
         
●レヤーニ・オードパルファム/Reyane Tradition
(※おそらく昨年はじめ頃に登場したような記憶があるので、入れさせていただきましたが…一昨年の秋冬の登場かも、ごめんなさい(汗))
やーこれはいいですよー! 高級感があるというほどではないのですが(失礼ごめんなさい!)生でみると本当にきれいなボトルで、見ればみるほど好きになっていきます。(※ボトル姿をご覧になりたい方はお手数ですが「レヤーニ」でご検索いただけますでしょうか…)
香りもわりと、いや、かなり好きな方向。いま大流行の「ピンク系、フルーティー・フローラル」ですね。多少、ふわっとしてる。ベビードールの落とし子とでもいうのでしょうか…このレヤーニはラストのほうで、ムスクの効いた色っぽい香りが出てくるので、(トップのキュートなフルーティとあわせて)2倍たのしめます。もしも私が現在16歳だったとして、何か1コだけ香水を買うとしたらこれを選ぶでしょう☆ わりと安いし、香りは背伸びをしたいから。海外の有名ブランドから出ているフレグランス商品たちよりも約2まわりほど安いと思います。
真っ赤に透きとおったハート型の『エンジェルハート』も相変わらず根強い人気ですね(おもに10代のコを中心に人気)。エンジェルハートもレヤーニも、なめたくなるような質感・ツヤ感がポイントで、そういうボトルに私はどうしようっていうくらい弱いのでした。…『イナヴエ』『ユージン』『サムタイム・インザモーニング』『オールオブミー』あたりじゃダメなんだなあ、なめたくならないんだよなぁ。
  
●スウィート・シックスティーン/JEANNE ARTHES
こちらも上と同じく、安くて買いやすい価格、そして赤いハート系列?のフレグランスです。ちなみにジャンヌアルテスのフレグランスの中では『カリバー12』がわりと好きだ…
スウィートシックスティーンは、最初さほど存在を気にしていなかったのですが、ラフォーレ原宿で売られている姿を見て胸がキュンとなって以来、気になりだしたのです。
シンプルな四角いボトルの中央に、真っ赤なハートが大きく描かれています。これがラフォーレのメイク雑貨コーナーにあって、「似合う〜!」と感嘆の声をあげてしまった次第。
シックスティーン。「ラフォーレ原宿」といったら「16歳の美少女が買い物をするお店」なんです!「ロリータ系の服を買い求めるお店」なんです!そして「やや不思議ちゃん系」なんです!私の頭の中では。実際ラフォーレの商品て16歳の子にとっては経済的にキビシイ価格のものばかりなんだけど、でもそこをなんとか頑張ってほしい。
他の店に置いてあっても見向きもしないくせに、ラフォーレに売っているとなぜか胸がキュンとなる『スウィートシックスティーン』なのでした。
  
●ハローキティ/GIVENCHY
赤ちゃんグッズみたいな、やさしい色づかいのボトル。そしてやさしい香り。キティちゃん好きの方は欲しくなってしまうのではないでしょうか。…どちらかというと私は「キキララ派」なので、これがもしキティではなくキキララのフレグランスだったら欲しくなっていたことと思います。
  
●マグネティック・ビート/ESCADA
今年のエスカーダ(限定シリーズ)もついに出回りだしましたね。『アイランドキッス』か。まだしばらくは嗅がないようにしょう。
と、毎年出る限定シリーズばかりに気をとられてる場合じゃありません。たまには(同じくエスカーダのフレグランス→)『センティメント』などの定番商品も気にかけてあげないと、すねちゃったらかわいそうです。
『マグネティック・ビート』も定番商品です。これは昨年末に登場しました。ボトルはピンクの宝石のようで、コメットさんの棒みたい。香りはスパイシーで、常識をわきまえていながらも甘ったるさは付いてまわります。スパイシーな香りといってもチクチクと刺さるスパイスではなく、あたたかみのあるスパイスです。ずーっと時間が経過したころにはストロベリー&コンデンスミルクっぽい表情も見えたりと、愛くるしい場面も多し。バニラづかいの技が決め手となっているのでしょうか??? この「いちごミルク」が終始うまいこと出るようにするためには、どうやってつけたらいいんだろう。かわいいから、なんとか研究したいところ。
  
●シャンタル・トーマス/CHANTAL THOMASS
「たっぷりかわいがってあげるわよ〜」と迫る女の濃厚な甘さ。迫ってこられても拒否したくなるような…。なぜか私はこの香りに逃げ腰になりました。「そそそ、それはまた次回ということで、すみません」
みずみずしいフローラルも時折、見えかくれします。使う場所によってはかなり力強い実力を発揮してくれるでしょう。たとえばタバコが蔓延する換気の悪い場所とか。よほどのことでは負けないので心強いと思います。たのもしい。
このフレグランスがなぜ印象に残っているかというと、発売初日に新宿伊勢丹でミニチュア?だったかサンプル?だったか、とにかくそういったオマケを配っていたからなのです。しかしそこで、すんなりもらえるほどアマくはなかった。「シャンタルトーマス(というメーカー)のランジェリーを試着したら」というのが条件。それをしないとサンプルはもらえない。30分ぐらウーンて悩んで結局あきらめてしまったいくじなしの私に野次を飛ばしてくれて結構です…ランジェリーの試着ってやつぁ、どうも苦手だよ。店員さんが「失礼しまーす!」ってワキに手つっこんでくるしさ。「ななな何をするんだねキミは!(名古屋 章)」って言いそうになる。
ああ〜サンプル欲しかったなぁ…。
ここのメーカーのフレグランスとランジェリーを女優の中村晃子さん(若いころの)に着けてほしい感じがしているのですが、セクシーな口元のほくろといい、それはベタというものだ。
  
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なんか今回は甘いピンク系の香りに片寄ってしまいましたねえ。そういうのが好きなんでしょうか私は? いえ、そんなことは決してないと思うんですけど、やっぱり印象に残るとなると、そういうのが圧倒的に強いから仕方ないんですよね。
『テンダー・タッチ/BURBERRY』『ビヨンド・パラダイス/ESTEE LAUDER』などなど、他にもいろいろと記憶に残るフレグランスはありますが、それはまたの機会に。
ちなみに一昨年の感動的な出逢い(一昨年の新作)は『グッチ・オードパルファム/GUCCI』と『アリュールオム・リフレッシングミスト/CHANEL』が首位でした。グッチのほうは、ここまでフレグランスの範疇なの!?って衝撃的だったし、リフレッシングミストのほうは、ちょろちょろと流れる小川のようなオゾンに衝撃を受けました。そのオゾンにグレープフルーツ、草の露のようなアイテムが乗っているのもニクい演出で、このこの〜。だれか男の人にあてがいてぇなあ、と。
   
新作って、なじむまでに私は時間がかかるので気力・体力を要するのですが、出逢わなければ何もはじまらないことですから今年も気力・体力をそなえて新作と知り合っていきたいと思います。



2003年をふりかえって(1)

Jan 18, 2004


年も明けたことですし、昨年に登場したフレグランスをふりかえってみたいと思います。ふだんあまり発売日を意識していないので、ここ2〜3年の記憶と混じってしまいそうですが…
いつの日も新作ラッシュでめまぐるしいですね。「ああそういえばそんなフレグランスもあったねぇ…」というのがほとんどで、鮮明に「これだっ!」と自分の記憶に引っかかったものはごく少数でした。そんな中からいくつか羅列したいと思います。
主観で書きます。
  
●エンジョイ/JEAN PATOU
この香りの登場は嬉しかったです。フェミニンとかエレガントといったカタカナ言葉はあまり好きではないのですが、これはフェミニンでエレガントでノーブル。グリーンバナナが入ってるというのがウリだそうで、ほんとにグリーンバナナのにおいがする。おもしろいですね。そのグリーンバナナとやらが不思議とまわりのフローラルにもなじんでいて、まったく違和感がなく上品なのは、やはりジャンパトゥ特有の「富豪の香り」で仕上げられているからでしょう。
香りそのものには好感を持ったんですけど、香りの飛んで行き方は今の流行にそっているのか何なのか、けっこう直線的だったので、そこが私の好みと若干ずれた…。やっぱり私は、昔からあるような、フワッとまわりからそっと包むような香り方が好きです。
正直、こういう色合いの香りって絶滅の危機にあるのではないかと私はこっそり考えていたのですが(失礼!)、絶滅どころか新たに登場したということで、とてもめでたい! 末永く羽ばたいてね!
  
●イヴリン(ボディパウダー)/Crabtree&Evelyn
このフレグランスは以前からありました。乳液もクリームも石鹸もありました。それなのにパウダーだけが無かったんです。だから私は「それは変だ!おかしい!」とずっと思っていて、何年も前からずうっとメーカーさんに電話かけ攻撃をしていたのです。何回も。
「この香りのパウダーはいつ発売になるんですか?」とまず1回目、またしばらくして2回目は少し声色を変えて「え?パウダーないんですか?こんなにいい香りなのに…」とすっとぼけて、3回目は図々しいキャラで「パウダーだけ無いの?そんなの変じゃん!」などと…もう何度電話したことか。だけど電話するたびにメーカーさん側の対応は「発売の予定はございません」の一点張りだったのに発売してんじゃんかよ! ありがとう。
このパウダーを店で見つけたとき、うれしさのあまり腰の力が抜けました。おそらくこんなことはありえないと思うけど、「パウダー要望の声が多いから商品化しましょう」ということで今回の商品化にむすびついたのだとしたら、その「声」は全部私だ。
  
●子供用フレグランス
『プチサンボン・マベル』や、(香々庭園でも書いた)ピンク色の星の王子様あたり、大好きです。液体の色がかわいい。(ん?これは去年じゃなくて一昨年だったかな?)
誰か小学生ぐらいの女の子にあげたいな。だれかいないかなあ。
  
●ドーリーガール/ANNA SUI
これは「顔」ですね。顔におどろいた。「香りはさておき、顔だよ」と言わせるほどの顔力なのに美人でしかも小顔ね。そこに、ちょんまげ。忘れたくても忘れられない顔です。
ピエール瀧さんは学生のころ野球部の先輩から「顔」って呼ばれていた、という話がわりと好きだったりします。あだ名が「顔」。
  
●レモンティー/THE BODY SHOP
去年の春ごろ、これ以外にも何種類か同時に発売になりました。どれも「いいなあ」と思った。
レモンティーは需要が多そうですね。持続性もなかなか。好き。
  
●サン・メン(SUN MEN)/JIL SANDER(※メンズ)
私にとって、ジルサンダーのフレグランスはかっこよく、いつでも憧れの的です。
これも思いきった構成だなあと感じました。赤道直下で採れる柑橘やスパイスたちの香りの活躍が、太陽を強く印象づけます。夏の光が恋しいです。個人的に四角いボトルが好きという理由もあって。
 
●ウルトラマリン・アイスキューブ(※メンズ)、フォーハー(FOR HER)/GIVENCHY
アイスキューブのほうは、猛暑でぐったりしていたところに店でこのフローズンな香りにふれ、そのヒンヤリ感がかなり刺激的だったので助かりました。あわてて食べると喉が痛くなるようなフローズンです。
フォーハーのほうは、ウルトラマリンを女性向けにアレンジしたのかな。ビックリするくらい、すんなりと入り込むことができました。
(元祖の)「ウルトラマリン」と「ウルトラマリン・アイスキューブ」と「ウルトラマリン・フォーハー」とを交代で愛用する夏があってもいいじゃないか、と思うのです。がむしゃらな夏。
アレンジ系というと、同じくジバンシィから出た「アマリージュ・ダムール」もけっこう好きです。透明で、みずみずしい。でもこれは名前がちょっとなあ…。愛、結婚、愛って。愛のサンドイッチかいな。
  
●オンブルローズ・オリジナル/JEAN CHARLS BROSSEAU
復刻版ですが、なんでもいい、おかえり〜! …よく戻ってきてくれたね、って涙ぐみました。「なんやWAKABAさん(業者さん)も戦略家やのぅ〜」と思うと正直ちょっと口惜しくもあります。
10年前、本当に憧れていながら買えずじまいだったフレグランスです。これはその時の香りとは少し違う香りになっちゃったけど、大目に見ましょう。でもちょっとケミカルになった? かなりケミカルになった?
薔薇といったらコーセーのハッピーバスデイか資生堂のばら園しか知らなかった私は、当時のオンブルローズを見て「これは薔薇じゃない」と思っていました。薔薇だっつーの。毎日のようにデパートでオンブルローズのテスターを見つめては、ため息をついていた二十歳の日々。さっさと買えっつーの。
パフパフとした粉の香りに幼い夏の日がよみがえります。
せっかくだから「ブルー」のほうも戻ってきてはくれまいか。
    



連絡が2件です

Jan 14, 2004


前回の「寒中見舞い」をお申し込み下さった方、お手間をおかけしました。どうもありがとうございます。
これから作業しまして、明日(明けて今日)投函いたします。ふるえて待ってて下さい。
お手元に届きましたら、さっそく使っちゃってくださいね。せっかくの「寒」ですから。真夏に使ってももちろん合うと思いますが、とりあえず今回は真冬にお試しということで。
つけたては多少ツンとしますが、しばらく経つとジーパン姿の留学生がキラッと顔を出します。
  
この0時で締め切りですと書いたところ、23時58分ごろギリギリに「すべりこみメール」をいただきまして、あたたかいお言葉をそえて下さったメールで感謝しながら読んでいたのですが、文章の途中でいきなり「もう締め切りの時刻になってしまうので、すみません」と、書きかけのまま送信されていて、すみませんちょっと笑ってしまいました。決して急がせるつもりはなかったんですけど…(笑)
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以前こちらで、年明けすぐに伊勢丹本店(新宿)で『よーじや』が即売会を開催するらしいと書きました。そのことに間違いはないのですが、詳しく問い合わせてみたところ、フレグランスは売らないそうです。「あれ? 香水売るんじゃないんですか?」って訊いたら、伊勢丹の店員さんは「そんな情報どこで聞いたの?」って顔をしてました。だって、このあいだここの壁に貼り紙してたじゃないか。「よーじやと香水の関連性」がいかに密であるかも述べていたじゃないか。それらを売るかのような仕草だったじゃないか。まあいいや。なんか夢だったような気もしてきたし。
普通の商品しか売らないそうです。よって、私は行きません。化粧品に興味はない。
  
もしも以前の書き込みをお読みになった方がそのつもりで伊勢丹へ行かれたら大変なので、この場にて訂正を入れさせていただきました。申し訳ございません。
  
以上、取り急ぎ2件ほど。
   

   



寒中お見舞い

Jan 11, 2004


【しゃんしゃんショック(身のまわりの香り事情)】
  ◇『tommy girl jeans』/TOMMY HILFIGER
  
風つめたいっスねえ。「寒」ですものね。
これから大寒を過ぎるまで、元気に駆け抜けるられるよう、乾布摩擦のごときフレグランスをご紹介いたします。
トミー・ヒルフィガーの『トミーガール・ジーンズ』です。
これは現在でもまだ免税店限定販売なのかな? 一般店では見かけないので、おそらくそうだと思います。来年ごろには一般店に登場するのかな?(免税店には行かないので詳しくは分からないです、ごめんなさい)
昨年の夏に発売したらしいのですが、9月ごろ友人が海外みやげに買ってきてくれました…
  
★寒中見舞いというにはわずか過ぎますが、このフレグランスのサンプルをご希望の方にお送りさせていただきます。
  
この香りは、もろに夏!ですが、冷たく乾いた寒風の吹き抜ける中をこのフレグランスで駆け抜けていただきたい、というのが私の願いでございます。雪となると…さすがにちょっと合わないかもしれないけれど、寒風までなら合うはず。楽しいと思います♪
寒中見舞いは何のフレグランスにしようかと考え、暖かみのある香りのほうが親切かもしれないなぁと思ったのですが…たとえばブルガリの新作『オムニア』とか、ゲランの『サムサラ』とか、少し甘めなところではジルサンダーの『センセーション』とか、ジバンシィの『オルガンザ・アンディソンズ』といったところで迷いました。とくにセンセーションあたりは、自転車に乗っていてマフラーのすき間からフッと香ってきたら気持ち良いです。・・・と書いておきながら、あえて正反対の、真夏の草露のような香りをお送りいたします。
みなさん、ともに肌を鍛えましょう。
  
なるほど「ジーンズ」という名に合点がいきます、「海外留学の香り」がいたします。アメリカとかね。
爽やかなので、(この香りが受け入れられる方ならば)男性の方でも平気だと思います、どしどしご応募のほうを♪
かなりオゾンが効いててイカしてます。そしてコロンなので香り方は軽やか。
少し前に登場した、ランコムの『ミラクオム・アクアトニック』に負けぬほどのオゾンとシトラスとグリーン(葉っぱ臭)。うん!こっちのほうが勝ってる!
以前ここのエッセイch.で私が騒いでいた、噂の「アルデヒドCシリーズ」も感じられるオモシロさ。
  
私はですね、この香りを嗅ぐと、♪あた〜らし〜い朝が来た、希望〜の朝〜が、っていう歌をラジオ体操で聞いた夏休みの早朝を思い出します。そして小学校でキャンプに行って、テントにたまった朝露。雑草についた朝露も、ですね。そこに、ゆず?だかグレープフルーツ?だか、果皮の苦味のきいた匂いが乗っかって、元気よくフレッシュに飛んでいく。そしてお勉強のできる留学生が穿いてるジーパン。両手を大きく広げて夏の光を浴びる。そういったキャラクターです。(説明が荒くてすみません)
  
フレグランスにお詳しい方は以下をご参考になさってください。
ランコムの『ミラクオム・アクアトニック』の他には、ダビドフ『エコー』、ラルフローレンの『ロマンス』、ダビドフ『クールウォーター(W)』…このあたりがお得意な方。これらが大好きだー!という方。もしくは「これらの香りは分からないが留学生っぽいの、好き☆」あるいは「留学生好き」という方。どうぞどうぞ。
「留学生だか何だか知んねーけど、寒くてショボくてやってらんねー!」という方も。どうぞどうぞ。
  
トミーヒルフィガーのフレグランスには(ずばり『FREEDOM』という名のフレグランスもありますが)、どのフレグランスにも共通して「フリーダム」「めいっぱい手を広げた解放感」、そういったメッセージがあるように思います。学力も感じる。
この寒々しくもキラめいた草露がちょうど恋しくなる大寒に向けて、寒中見舞いをお送り致します。
  
  
■ご希望の方は…
件名(タイトル)部分には「寒中見舞い係」、本文欄にはお名前(できればご住所も)をお書きの上、下記のアドレスまで。
sasamoto@xianxian.tv
※郵送になりますので、混乱を避けるため、お申し込みはハンドル名ではなくご本名(フルネーム)でお願い致します。
  
お申し込み締め切り:1月13日(火)24時
  
折り返し、こちらからの返信は上の締め切り直後となります。



太る・痩せる、身長・体重

Jan 9, 2004


【しゃんしゃんメール(おたより紹介)】
  ◇太る香り、痩せる香り
  
《おたより》
お正月にテレビを見てたら、『ラベンダーの香りは食欲を増進させるので、太る』と聞きました。ほんとでしょうか。
ささもとさんは嗅ぎ慣れているらしいけど、太ってるんですか?
 
   
■これ私も見てました〜(笑)
チャンネルを変えながら見てたので、どこの局の何という番組かは分かりませんでしたが、一瞬だけ私も見ました。
 まえに流行った「グレープフルーツの香りでダイエット」の裏返しの意味で、「ラベンダーを嗅いで食事をすると太る」というもの。そこで、『グレープフルーツ VS ラベンダー』をマウス実験で比べたところ体重差が発生し、その数値を人間の体重に換算すれば数Kgにもおよぶ…といった内容。でしたよね?
※リモネン(d-Limonene/柑橘特有のフレッシュな香り)という成分がダイエットには有効で、これを多く(約90%)含有しているのがグレープフルーツ。(グレープフルーツの精油)
  
 ラベンダーのほうは何という成分が太る原因となるのか? それを言ってくれなかったのが少し不満ではあります… (←私のような立場の者がテレビ番組の情報に頼ってはいけないんですけど(笑))
 太る・痩せる、というと表現がアバウトで末端的ですが、要は自律神経の問題で、交感神経と副交感神経のどちらに傾けるかみたいなことなんでしょうね、おそらく。食事の付近では交感神経が活発なほうがダイエットには有利と。もしそうだとしたら、ラベンダーだとリナロールやリナリルアセテートあたりが主成分でわりと多く含まれていて、とくにリナロールなどは鎮静作用もあるから、この番組で言う「太る原因」とするものにはそのへんの成分が関与してるのかもしれない。もうちょっと調べてみます。
 それと、「痩せる原因」となる成分は本当にリモネンだけなのか? …他には無いのかなぁ? だって、リモネンだけでよいのならレモンの精油だっていいわけでしょう(※レモン油もリモネンの含有率はかなり高い)。それなのになぜ世間は「グレープフルーツ」だけにこだわるのか。そこが前から少し気になっていました。逆に考えてグレープフルーツには余分な成分(鎮静効果のあるもの)が少ないからより効率的なのか…他の成分との関連性、これももうすこし調べてみます。
 
  
 で?あとなんだっけ? あ、「太ってますか?」の件か。(これは別に答えなくていいのか?(笑))
157cm/50kg
ほんとは、156.8cm/49.2kgなんですけどね。少しサービスしときました。何がだ。
「あたしスタイル悪いし〜」「あたし肌が荒れてるし〜」の類いの会話は鬱陶しいので、その手の発言はしない主義です。女は黙ってサイズ公開。
  
 今回のグレープフルーツ対ラベンダーですが、のべつ幕無しにグレープフルーツの香りを嗅ぐことを肯定してるわけではないと思います。あたりまえながら。
 アロマ法を生活に取り入れるなら、食べる時は食べる、寝る時は寝るで、その場に合った成分を(嗅覚によって)摂取することを考えるべきで、メリハリが重要ですから、脂肪燃焼とか事情はあるのだろうけれども四六時中グレープフルーツばかり嗅いでたら、それはまた新たに別の部分で失調をきたしかねないと(私は)思います。
  
 ちなみに私はアロマを焚く習慣がないので、ラベンダーの精油もあまり嗅ぐ機会がありません。ラベンダーを嗅いでるわけでもないのに、食べる白米の量はごはん茶碗にして平均2.2杯。ごっつぁんです。
  
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■明日も更新します。